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「もったいない」ということ
この言葉が、世界的に認められたと言う。昔の日本人の心である。いまも、70代以上の人達はこの言葉をよく使う。戦後の貧しい時代を経験した人たちである 。
日本は、繁栄をするにつれ、この言葉を忘れてきた。何も、勿体ないことはない。消費は美徳であり、贅沢も大いなる美徳となった。これを特集した雑誌が20年以上も前に出た。一方、世界のどこかでは、いつも飢餓が蔓延していたのに、国内の多くの人たちが、それらには無関心で、贅沢な消費が、唯一の経済原理としてまかり通って来たのである。企業は、企業の余剰生産はピークに達せしめ、広告宣伝に毒された日本人が贅沢三昧をするのである。此処では、需要と供給のバランスは全く崩壊し、供給が過剰になり、それは必然的に資源の食いつぶしに繋がっていったのである。資源のない国、日本の備蓄も限度を超えた。企業の利益追求主義が何の反省もなく世間を支配した。
その頃から、「企業は人なり」の理念は、どこかに消え失せた。何の品性もなく、倫理性すらかなぐり捨てて、利益追求をしてきた企業は、できもののごとく膿を排出し出した。窒素事件に始まる住民無視の企業体質は、今も延々と続いている。これは、何も日本だけのことではない。中国もアメリカもロシアもインドも中東アジア諸国もEC諸国も、地球上のあらゆるところで国民無視の国体が見られるのは悲しい。
さて、「もったいない」精神が、諸国の生活の中に浸透するような運動を発展させる必要性を日々感じているのである。ケーキを顔にぶっつけたり、卵を投げ合ったりするテレビ番組を時折目にするが、やめて欲しいものである。
食べ物への表示は、毒物表示と危険物表示のみとし、成分表示も賞味期限表示も使用期限表示も無くしたらどうかと思う。動物たる人間の本能的な五感を鋭敏にさせるように、国は人間を飼育(あえて、この言葉を使う)すべきである。そうすることによって、動物たる人間は、自然の中の一員として存在が許されるのではないかと考えるからである。
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Last updated
September 7, 2008 11:44:35 PM
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