かけだし樹名板屋の独り言

2008/01/10(木)18:52

クロガネモチではなかった!

赤い実のなる木(85)

 これは2日ほど前に浅間神社で見つけた赤い実のなる木(1/8撮影)。 赤い実が沢山なっている常緑樹というと、真っ先にクロガネモチが思い浮かぶ。 これもクロガネモチだろうなと思って通り過ぎようとしたが、いや待てよ!? どうも実の付き方が違うようだ。 近づいてよく眺めると、明らかにクロガネモチとは実の付き方が違う。 枝の先端に房状に実が集まって付いている(1枚目)。 サンゴジュの実の少ないもののような構造だ。 しかしこれはいったいなにものなんだろう?                      あと2枚   その足で城北公園のクロガネモチを確認に行ってきた。 この木は以前苦労した末クロガネモチと判明した木だから間違いない。明らかに実の付き方も形も違うのがお分かりだろう(2枚目)。 クロガネモチでないことは分かったが、さてどうしたものか。 モチノキ科の植物をいろいろ調べたが、どうも違うようだ。  結局、今日出社した専門家に助けを仰ぐことになった。 「これはカナメモチだよ」。 何でいつもこんなに簡単なんだろう? 私はモチノキ科の木をずいぶん調べたつもりなのに、カナメモチかあ、気づかなかったな(カナメモチもモチノキ科だと思っている)。  カナメモチはバラ科!カナメモチ属の常緑小高木。 バラ科だったとは、いくらモチノキ科を調べても出てこないはずだ。 カナメモチといえば春の新葉が赤いベニカナメモチ、レッドロビンを覚えているが、こんな実がなるとは思ってもみなかった。  いやはや、相変わらず植物は奥が深い。  

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