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エゴノキの花 真夏のような陽ざしギラギラ。上の方の葉っぱもギラギラ光って、「アチチ、アチチ」なんて言ってそう。 そこはムクノキ公園。団地の中にある公園だ。一番森林浴のできる緑の深いベンチを独り占めして・・・いや、子供たちが遊んでいて、ボールが勢いよく飛んできては脅かされる。 子供の思い切り遊ぶ姿を見れるのは、とても嬉しいことだ。でも唯一ボールが怖い。 上を見上げると、ムクノキとケヤキがあっという間に濃い緑になって、上の彼方までうめつくされている。蚊に二ヶ所やられた。 目の前にある小ぶりの木は、前はトウカエデと書いたが、カツラの間違いだった。トウカエデとカツラの幹肌はよく似ているのだ。 カツラはまん丸か、少しくぼみがあってハート形に見える葉の形をしていて、特徴がある。 何のかんの、私はこのひと時があるから生きていける。これがなかったら、ストレス、カリカリで、どうかなりそうだ。 我ながら「優雅な生活だ」と、間違えても優雅な家柄ではないが、このひとときこそそう思える。 「よいしょっ」重い買い物袋抱えて立ちあがって、公園を後にする。 思ってもみなかったことだが、それまでのストレスが消え、実に穏やかになっている自分に驚いた。 いやはや都市における緑の、自然の役割というものは、他に代えがたいものがあります。 自然に囲まれて暮らしている地方の方は、どうかその地域の自然を誇りを持って接してください。そして大事にしてください。なくなって初めてわかるかけがえのないものを、大切に思ってください。それが私の願いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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