小春☆日和

今年のお正月，北海道へ旅に出たのですが，中でも特に気に入ったのが，釧路でした。

丹頂鶴の魅力はもちろん，広大な釧路湿原の素晴らしさに，また訪れたい！と強く思ったのでした。

写真整理しながら，また釧路に行きたいな～と現実逃避の妄想旅が始まりまして。
お蔵入りになっている写真を少し世に送り出すことにしましたので，少々お付き合いくださいませ。
タンチョウの写真は数枚出したけど，釧路湿原等の風景はあまり出さなかったんですよね。 

タンチョウの撮影ポイントの一つ，というか，一番メジャーな場所が，「音羽橋」です。
良い名前でしょう。
雪裡川の丹頂鶴のねぐらが見えて，朝日に染まる川霧の向こうから，丹頂鶴が飛び立つというポイントなのです。
とっても有名なので，朝っぱらというか，夜明け前から，立派なカメラや三脚を持った方々がたくさん，橋の上に陣取ります。
どのくらいたくさんかというと，このぐらい↓↓↓ 

ほとんど皆，おんちゃんですf(^_^;)
女性は，たいていおんちゃんと同伴です。
人数はこれで半分ぐらいです。橋の左側にもっといます。

皆さんとても立派な装備でいらっしゃいます。
はる☆は，５００ミリのバズーカなんてとても持って来れなかったので（スキー板とブーツがこのときは大荷物でした），１８－２００ミリの可愛らしい感じで。

ここから見えるのがこういう風景↓↓↓

マイナス２０℃ほどに冷え込んだ川の周辺の木々は，水蒸気が凍り付いて真っ白になっています。
川霧が朝日に照らされ，赤く色付き幻想的です。
でも，このときはまだ，寒すぎるのか丹頂たちは飛び立ちませんでした。
ちなみに，２００ミリだとこれが精一杯。
ものすごい望遠鏡みたいなレンズをお持ちだと，ねぐらで羽を動かす丹頂の様子も撮れるようです。

凍り付いた細い枝が，朝日に煌めき，寒さを忘れさせてくれます。
いや，実際寒かったけど…。

少しずつ日が高くなり，赤みが抜けてきた頃，ようやく丹頂達は餌場に飛び立ち始めました。 

川岸の草は，冬になる前に刈っているそうです。
こうやって撮影ポイントを確保しないと，マナーの悪い人達が，丹頂の住処に侵入してしまうから。
決められた場所で撮ることは，丹頂保護の観点からとても大切なことなんですね。

このぐらいの時間になると，橋の上もガラガラになります。

皆，丹頂とともに給餌場などへ移動するのでしょう。

ここで撮影しながら，やっぱりもうちょっと望遠のレンズで撮りたいなと思いました。
それと，しっかりした三脚で。
でも５００ミリは重いよなぁ…とか，今年買った３００ミリではどうかな…とか，妄想は膨らみます。

次は，湿原の風景でもアップしようかなと思います。←現実逃避…。