少年院に行って来ました。
サンフランシスコだけでも年間に数百人もの子供達が家庭内での虐待等が理由で親元から引き離されて施設に送られているそうです。親元から施設に送られる時は「お母さん、お父さん、さようなら」なんてお別れの挨拶も無いそうである日、突然当事者達にはわからないように虐待を受けているであろうと思われる子供の通っている学校等に施設が引き取りに来るそうです。だから施設に引き取られたばかりの子供達は着の身着のまま。朝、学校へ行って午後は家に帰ってくるつもりだったのに…もう家には戻れないという状況に。そういう子供達のために「Kids Emergency Essentials Pack」というものがあります。この中にはテレフォンカードTシャツ筆記用具等々が入っているのですがそれだけでは何か寂しいもっと心温まるような何かを足そうという事で手作りのぬいぐるみを入れる事になったそうです。で、今週親子3人でこのぬいぐるみ作りに参加してきました。ぬいぐるみ作りの場所はどういうわけか…サンフランシスコの少年院。ここはTwin Peaksという場所に新しく建てられたばかりでとてもキレイでした。中も広々としていて住み心地は良さそうな感じ。犯罪を犯してしまった子供達の他にも上でお話したように親の虐待等が原因で施設に送られたもののそこを逃げ出してしまった子供達も最終的にはここに送られてくるそうです。日本よりも子供への虐待については厳しい米国なので虐待と一言で言ってもそのレベルはいろいろだと思います。でも施設を案内してくださったお姉さんの説明によると「この施設では 誕生日にケーキとピザで お祝いをします。 ケーキとピザなんて 大した事じゃないかもしれないけど ここの施設に来る子供達にとっては それが初めての 自分のための バースディケーキだったりするのよ。」…思わず目頭が。(泣)ちなみにこの施設には8歳以上の子供が入るそうです。うちの娘は6歳で今でも夜中に「ママ~。一緒に寝て~。」なんて半泣きで寝室にやって来るくらいなのに…。子供の親としていろいろ考えてしまう一日でしたね。娘も娘なりにいろいろ考えていたようで次の日にはお手紙をもらいました。「Family litter I love you. I'm proud that I have yougise. Yougise are the best family ever. Love, ** and Kevin」誤字は多いですがとりあえず感謝されている事は伝わってきましたよ。(笑)