よもや窪みと　海底トンネル事故遺体発見

よもや窪みとうろたへて 甲斐なき生命上げ初めし 無念声せぬ割れ間降り 煮え揺る畏怖を浚はす津 よもやくほみとうろたへてかひなきいのちあけそめし むねんこゑせぬわれまおりにえゆるゐふをさらはすつ 先ほど一遺体発見との一報を取り急ぎ歌にして画像に載せアップする段になると最初のご遺体の氏名も判明したやうで合掌の他ない。 元請けにすれば自信と実績もあつた上で進めたのであらうが、そこが慢心でしかなかつたといふことか。自然を相手の工事とは実に油断ならぬものだ。 作業員１人の遺体発見　海底トンネル縦穴で　岡山・倉敷 　岡山県倉敷市のＪＸ日鉱日石エネルギー水島製油所の海底トンネル事故で、岡山県警は１０日午後、トンネルの縦穴内で男性の遺体を見つけた。事故後遺体が見つかったのは初めて。 　事故は７日午後に発生し、浸水したトンネル内に作業員５人が取り残された。直後から県警や倉敷市消防局が捜索を始めたが、トンネル内の海水が濁って視界が悪く、がれきなどにも阻まれて８日に中断していた。鹿島側が濁りをとる作業を続けた結果、１０日午後から県警のダイバーによる捜索が再開されていた。 　　　　　◇ 　１０日午後発見された遺体は、弘栄建技（東京都台東区）の従業員南坪昭弘さん（５７）と確認された。岡山県警が発表した。