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HP of STRAY 純純

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2011.03.12
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昨日仕事をしていると…いきなり店内の照明、機械の電源が一斉にバチッと落ちた。
店員もお客さんも一体何事?みたいな感じであっけにとられていた。
店の大元の電源のブレーカーでも落ちたのかと思ったら……
いきなり建物が揺れ始めた。まぁいつものことだし、すぐおさまるだろうと思ったら…
揺れはむしろどんどん激しくなっていく!
社員は急いで店内にいたお客さんやパートさんを店外に誘導!!
かなり丈夫につくられているはずの建物もミシミシと音を立て、天井から吊り下げられている
POPやディスプレイもすごい勢いでユラユラ揺れている。
その後も揺れはしばらくおさまらなかった。

店内の照明はもちろん、レジの電源も入らず、お客さんの安全も保障できないので、
結局そのまま営業は中止になった。
営業中止を伝えると、ほとんどのお客さんは徐々に帰路についたけれど、一人の若い男性客だけが
『小さい子供がいるんだから水でも食料でも売れ!レジが動かないなら電卓使うなりなんなり
柔軟に対応しろ』と管理職に食って掛かっていた。
いくら管理職といっても自己判断でそんなことができるはずもなく、商品に値札が貼ってある
わけではないので電卓で清算なんてこともできるわけもない。
むしろそんなことをしてしまえば混乱するだけなのに理不尽な言い分で食って掛かってくる。
もちろん小さい子供がいるという状況は理解できるけれど、別に店の商品が消えて無くなるわけでもなく、
当日は営業中止になったとしても翌日には営業再開することくらい考えられるはず。
一人のわがままを通すことが許される状況じゃないことくらいわかってほしい。
こういうイレギュラーな事態の時こそその人の本性がまざまざと顕れる。

作業場に戻ってみると、特に落ちたり壊れたりしたものはなかったけれど、電気、ガス、水道が
すべてものの見事にストップ。
フライヤーからあふれた油で床がドロドロ。いかに揺れが強かったかを物語っていた。
その後も余震で何度も揺れが続いた。
後になって調べてみると、どうやら震度5くらいだったそうで、こんなに強い揺れも、
余震を伴うような地震も始めての経験。
とにかく日が落ちて真っ暗になってしまうと何もできなくなってしまうので、
急いで納品された具材のしまい込みと最低限の清掃だけはすませておく。
やがて日が完全に落ちると近隣も当然停電で真っ暗で、車のヘッドライトの灯りと月明かりだけの世界。
とにかくなんとか家に帰ることにして店をあとにした。

店から大船駅までの道のりはやはり停電で真っ暗。月明かりだけが頼りの道のり。
幸いバスは動いていて、大船駅から戸塚駅までの約5キロはバスで移動できた。

ここからさらにバスに乗りかえて横浜まで出ようかと思ったら、戸塚駅前のバスロータリーは
バス待ちの人であふれかえっていたので、即断念!
ここから川崎まで歩くことにする。距離にして20km;;;
とにかく行けるところまで行くことにした。

幹線道路は車であふれかえっていて、ほとんど身動きがとれない。
もちろんバスもタクシーも動かないの状況。
バスに乗れなくて逆に良かったのかもしれない。
自分たちと同じように徒歩で帰宅する人たちで歩道はいっぱい。
全然つながらなかったメールは徐々になんとかつながるようになり、妹、ついで親から
無事を知らせるメールが届いた。
特に両親は3月10日から福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズに旅行に行っていて、
より震源に近かったので心配だったけれどほっとひと安心。
ただ帰る予定だったこの日には結局帰れず、バスの中で車中泊することになったらしい。

横浜を越え、東神奈川まできたところで9時過ぎから歩き始めたこの歩け歩け大会も、
すでに現在時刻は日付かわって1時前。
ここまでですでに12kmほど歩いている。さすがにこの夜中、しかも一日の仕事の後で長距離を
歩き続けるたために脚の付け根が徐々に悲鳴をあげて
きた。そして歩くペースも落ちてくる。
ここで心は折れて、実家にいる妹に電話をし、チャリで迎えにきてくれるようにお願いした。
とりあえず妹が実家から来るまでに行けるところまで行こうと、新子安あたりまでさらに歩いたところで合流。
そこからチャリで家まで帰った。時間にして午前2時。
実に長い道のりだった。。。

けれどこれで終わりじゃない。翌日は元々早番だったことに加え、電車が止まったままだと
おそらく他の社員も出勤できないことが想定されるので、店の出入り口が開く6時までに車で出勤しなくちゃいけない。
とにかく歩き続けた疲れを癒すために熱い風呂をわかして、湯船につかったまま2時間半爆睡!!
こうして長くてしんどかった一日が終了。


生きるか死ぬかの瀬戸際だった被災の中心地の人と違って、歩き疲れたことなんてある意味他愛のないことや
翌日の仕事のことを考えられるのは、不幸中の幸い。
時間が経つにつれて亡くなったり怪我をしたり家どころか街を丸ごと失った人の話。
津波や原発事故のことがニュースで伝わってくる。
被害はまだまだ広がりそうな様相を呈している。
とにかく取り残された人の一刻も早い救出と復興を願う。





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Last updated  2011.03.15 18:55:22
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