「背中を押さない離婚専門行政書士」エノモトの日記

昨日のコメントで、立石智美さんが「結婚する前に相手の家族に対する態度を見ておくといい」っていう意味のことを書いてくれました。
これも至言。

例えばお母さんにものすごくきつくあたる息子は、妻に対してもきつくあたることが多かったりします。
あ、これもこれから書くことも、もちろん１００％じゃないですよ。

私が最近離婚相談を受けてて思うのは・・・。
離婚でもめる人って親離れしてない人がものすごく多い。

私が今まで聞いた話では９０％を越すのです。
その中でも特に多いパターンは。
・妻がすぐ実家に帰ってしまう。
これは特に喧嘩をしてるわけじゃなくっても、何かと帰ってしまう。
・夫が親の経営する会社で働いている。
これ、思ったより多いです。

もちろん、そんな夫婦でもうまくいっているところはいっぱいあります。
でも、このどっちかのパターンで揉めているところに共通することがある気がします。

例えば鈴木さんと佐藤さんが結婚するとしますよね。
じゃあ、名字がどっちになるかに関わらず、新夫婦は新夫婦として、鈴木家の風習も佐藤家の習慣も受け継がずに、新たないわば「鈴藤家」の風習とでもいったものを作っていかなきゃならない。

でもどっちかが、あるいは両方が鈴木家または佐藤家のやり方を主張し続けると。うまくいかない。

鈴木家の常識は佐藤家の非常識だったりもするわけです。

前々回のコメントである方が書いてくださったように、夫婦はもともと「違ってて当たり前」で、また別の方が書いてくださってたように結婚生活は「異文化コミュニケーション」なんですから・・・。

どっちかが親離れできていない場合、「新しい生活」を作っていくのに支障がでること、多いんじゃないかな。
なんて、すごく思います。