Junk Style 別館

2005/07/12(火)07:45

ほっとけない世界のまずしさ/ホワイトバンドプロジェクトに賛同します

考える(9)

「お金ではなく、あなたの声をください。」 これが、極度の貧困に終止符を打つために、今、世界で同時展開している「ほっとけない世界のまずしさ」キャンペーン/ホワイトバンドプロジェクトのテーマです。 20年前、アフリカ救済イベントで280億円の寄付を集め、 喜んだのもつかの間、それがアフリカでは先進国への債務返済に一週間で消える額でした。 寄付だけでは、貧困のスピードに追いつけないのです。 みんなの意向を集めて、政策を引き寄せなければ。 世界の貧困をなくすために、日本にできることは、 援助をふやす、援助をよくする、 最貧国の高すぎる返済金利を少なくする、 そして貿易をフェアにする、この4つです。 2005年はG8サミット、国連総会、WTOと大きな会議が3つもあります。 日本が世界にむけ「貧困の克服を日本の優先課題にする」とはっきり言うチャンスです。 今、世界が本気になって、構造を変えようとしています。 あなたも、ホワイトバンドを身につけてください。 貧困をなくすために、できることをしてください。 (「ほっとけない世界のまずしさ」キャンペーンサイトより) このアクションのシンボルであるホワイトバンドは1本300円で、売上の一部は寄付されますが、寄付を集めること自体が目的ではありません。 このアクションによって、みんながこの問題について知ること、考えること。そして「貧困をなくそう」という意志をアピールすること。 その結果として、「貧困をなくす政策を選択する」こと。 つまり、個人個人ではなくて「日本」という国家として、この問題に正面から取り組んでもらうこと。(もちろん、他の先進国でも同じように) これが目標なのです。 募金や寄付などの援助はもちろん大切。 私もできる範囲で、本当に微々たる額ですが定期的な寄付は続けているし、売上の何%を寄付する商品だとかフェアトレード商品などを選んで購入したりもします。 でも、どうやら、世界の「とてつもない貧困」は、そういったささやかな善意や、一部のお金持ちの寄付だけではどうにもならないところまできているようです。 このキャンペーンにも賛同しているビル・ゲイツの、5兆円ともいわれる全財産を寄付したところで、一時的には生活が改善されても、数年で元の貧困に戻ってしまうそうです。 根本的なことを解決しない限り、地球上の貧困は決してなくなりません。 根本的なこと、それが、政策の転換です。 一人でも多くの人に世界の「とてつもない貧困」の状態を知ってもらい、なんとかしようと声をあげてもらいたい。 その声のシンボルがホワイトバンドであり、みんなの声を集めて、より貧困をなくす方向へ政策を進めよう、という意志の象徴です。 ホワイトバンドは、全国主要書店(取扱店舗一覧:PDF)、タワーレコード、フランフランなどで販売しています。 また、オンラインでの購入はこちらから。 私はオンラインで注文してしまいましたが、取扱店舗を見たら近所の書店が載っていました。。。 通販だと届くまでの日数も送料もかかりますから、近所で扱ってないかどうか確認してみてくださいね。 あ、最後になりましたが、このキャンペーンのことを教えてくれた南屋断水さんに感謝します☆ 2005/7/12追記 品切れ続出だったホワイトバンド、今日、全国で追加入荷するようです。 最新の情報はほっとけないブログ(公式サイト)でご確認を。 ・・・個人的には、寄付は他にいくらでもする機会があるので、この公式ホワイトバンド(?)が入手できなくても、白いバングルやらリボンやら、好きなものをつければ良いと思うのですが。 本館のトピック:ほっとけない世界のまずしさ」キャンペーン/ホワイトバンドプロジェクトについて 楽天トップへ|+ Junk Style +

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