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カテゴリ:メモリー
私はこのマンションの初代ペットクラブの会長に「欠席裁判」で指名されてから2年ほど務めた事がある。入居者からのクレーム対応が主務。 年に1回の総会後に少ない参加者の間で改選するのだが、開催時に「犬と猫両方飼っている人もいるみたいですね」と話題を振ったら、「それは私です」と言われバツの悪い思いをしたこともある。 ごくごくまれに猫にリードをつけて散歩に出しているのを見ることはあるが、猫を飼っている方は犬に比べて手間がかからないとのたまう。(そうかしら?) 貧乏性の私は相手をしないとウゥーンと甘えてくるジュンのほうがかわいい。 人懐っこい猫に遭遇することもあるが、私は総じて猫と人間の雌には縁が薄い。 そんな私も27歳のとき、短期間迷い子猫を飼ったことがある。 仕事から帰り、あたりめをつまみに水割りで11PMを見ていた雨の夜。 窓の外でニャーニャー鳴き声がする。 そーっと開けて見ると、ほんとにちっちゃなちび猫が逃げる。 少し離れたところでまた鳴く。 捕まえようと考え、あたりめを窓の下に置いた。 数分後に開けたままの窓から覗くと・・・いる。簡単に捕まった。 へその緒がまだ残っているので、生まれて間もない。親からはぐれたようだ。 翌朝は部屋から退去して頂き、出勤。 夜遅く、「どこかに行っちゃっただろうな」と思いながら帰宅して灯りを付けたら 窓際からまた鳴き声が聞こえる。 正直なところ嬉しかった。しかし、猫様の餌に気を配ることをしなかった。 外食ばかりだったので、餌は私と一緒の酒のつまみ。 朝は、トーストとミルク。 出勤時はそそうされるとイヤだから、退去していただく。 1ヶ月くらい経ったころ、担当していた東北のマーケット開拓に力を入れろとの命令で 1週間は仙台を拠点に東北開拓、もどって1週間は在京のキー局へセールス。 めんどうが見れなくなってきた。・・・・困った。 近くに住んでいる親友が地場でカブスカウトのリーダーをしていたので、知己が多いだろうと猫好きをあたってもらった。 ある夜、嫁ぎ先が見つかったと訪ねてきてちび猫と冷蔵庫内のつまみ類を持参金として持ち去りゃがった。 里親は奴の彼女だった。 その後、彼の部屋で飲んでいるとき「猫は健在かいな?」と訊ねたら電話を入れてくれて話ができた。 彼女いわく、「顔がWさん(私)にだんだん似てくる」・・・ん? 「魚類はあまり好きでないようで、好物がなんとトーストなんですよ」 恥ずかしかった。 思い出がいくつかあるキジ猫の話だが今日はこれまで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.08.03 04:01:36
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