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カテゴリ:教育・学習
この格言を知ったのは何歳だっただろうか? そのときからずーっと「人に情けをかけるのは、その人のためには良くない」と 勝手に解釈していた。 この本来の意味を知ったのは、きつかったが仕事の責任を任され、母親の病の 回復をあきらめるを得ざるを得ない頃だったように思う。 人のためならず・・・・自分のためである。 その意味を知った頃の前後は、経済的には独身ゆえ豊かだった。 遊び心と社会勉強の意味で商品取引・株で数か月分の収入を得たこともあった。 借金を何人かに申し込まれた。 返済が滞り、こちらからチャラにすることを申し出た。 直接電話で伝えた人もあるが、借主はすべて逃げて回り音信不通である。 その近い人から健在であることを知り、金銭のやり取り以前に抱いていた 温もり・信頼を復活できればと願っている。 今思えば、中途半端な「情け」だったと思う。 自分の収入の1-2ヵ月分程度の借金申し込みなら、「あげる」と言えば 傷がつく。若ければ「出世払い」という言葉がある。 40歳も過ぎた人には・・・ 賢明な人は貸し借りをしない。 賢明な人は借りる時には、返済計画を立てる。 貸す時には「鬼」になるであろう。 下らない事で大切な人を数人失った。 情けは人のためならず・・・「人に情けをかけるのは、その人のためには良くない」と 勝手に解釈していた頃のことである。 自分のためであれば、もっと色んな手段を一緒に考えていただろう。 入梅前だが雨の多い日が続く。先週の好天の日、ジュンと観音崎までドライブした。 観音崎から走水に向けて海岸線に1Kmほど「ボードウォーク」が設置されている。 思い立って船長が亡くなってしまった「勝洋丸」まで歩いた。 防衛大訓練船に隣接した港に勝洋丸は停められていた。 写真を撮り帰ろうとしたら、おかみが洗濯物を取り込みに出てきた。 覚えてはいないだろうが、こちらから声をかけて話を伺った。 5月5日、めばる釣りから帰船して客が船宿に戻っても中々降りてこないので 見に行ったら愛船で倒れていたとのことだった。 こちらからは言えないセリフ・・・ おかみの口から出た。「大往生」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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