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カテゴリ:メモリー
暑さをしのぐ工夫。 風鈴の音は秋の虫の鳴き声にさえ風流を感じる日本人の、 今様に言えば【エコ】だろう。 エコには【エコロジー】と【エコノミー】が含まれると思う。 以前ははいくつも風鈴を買ったが、涼しさを感じられるものは少なかった。 場合によっては音にイライラすることもあった。 幼い頃、買ってもらった風鈴は涼しかったことを思い、〇軒長屋で 過ごした昔を思い起こす。 昭和32年頃、TVが出回り始めた。 TVのある家は金持ち。今より【格差】は大きかったと思う。 それでも金持ち・地主・家主は近所の人たちに広間でTV放送を見せてくれた。 ある夏の夜、【ヨツヤカイダン】があるからと兄たちと観に行った。 カイダンは【階段】と思い込み、???と期待していた。 小学2年生だった。怪談話は紙芝居で【怪猫】(鍋島藩の話)などを 知っていたが、初めての四谷怪談は本当に怖かった。 池に浮かぶ戸板がひっくり返り、そこには殺されたあんまが目を剥き、 ・・・蚊帳をそばに髪をとくお岩さんの櫛には・・・・そして次第に額・眼が 膿んでくる、その形相。 涼しいどころの話なんぞではない! 怖くて怖くて目を覆った。(TVといえども役者と目が合うと・・ヒーという感じ) 自分の家だったら蚊帳に入って布団をかぶっていただろう。 この話以前には・・・ 父親は風呂桶を買ってきて一人で家風呂を裏に作った。 部屋と風呂場は少し離れていて、その間は暗い。 兄たちと一緒に入っていた。 私があがるとき、いつも兄は「ニャーオ」と化け猫の 鳴き声を真似して、怖がる私をおもしろがっていた。 (四谷怪談の前には、入江たか子さんの怪猫映画を見ていた) 今では「見たなー」というセリフは笑い話に使われる。 平成20年の今は【怪談】で涼しさを感じる人は、天然記念物だろう。 誰でもよかったという通り魔事件。年金不正。近隣諸国での弾圧・・・ 【今の怖い実話】は、涼しさどころか憤りを感じ余計に熱くなる。 *ジュンとの散歩道の雑草は年2回、市の指示で業者が刈り取ることが わかったが、その前にまたまたうざったく茂ってきた。 一服するベンチ周りも雑草が休憩を妨げる。 せめてベンチ周りだけでもと、一足先に草刈りに出かけた。 京急ハウツで柄の長い草掻きを見つけたので、今年は腰を痛めることも 少ないだろうと、6時半に出かけたが・・・ 暑い!! 2箇所6つの石ベンチの草を刈って止めた。 氷を入れた冷水は家で飲むより美味かった。 天気予報はピンポイント地域の予報が見られるようには なったが、この気候変動であまり当らなくなった。 自己の直感を信じて涼しい日に再開することにする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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階段話は怖いからこっちにおいといて・・・
草伸びるのってあっという間に伸びてますね。。 腰をかがめる仕事・・・ご苦労様です。 ジュンちゃんもう帰ろーって言ってるのかな。 (2008.09.04 02:21:19) |