|
カテゴリ:老い
【ゆうせい】はシーズンになると、「年賀状は贈り物だと思う」とCMを打つ。 クリスマスカードではないが、私もそんな一面はあると思う。 裏面のデザインを考えるのは楽しいし、受けとったときに送り主の個性が見える。 現役の頃、一度会ったきりの顧客だが20年近く賀状だけのやり取りを している方もいる。 上司、先輩、同僚、友人、後輩、個人的な付き合いになった以前の 顧客(教授、自衛官・・・)・同業者。 今年は工高時代の親友Mからの賀状が届かなかった。 彼は地元で電気店を継ぎ、大きく店を発展させていた。 不景気で多忙なのだろうと、それほど気にも留めなかった。 この8日は甥の【できちゃった婚】で、帰名した。 名駅近くの式場に向かう途中に彼の店がある。 店は様変わりして、【ブックオフ・ハードオフ】の店になっていた。 廃業したか?業態を変えたか?負債をしょってどこかへトンずらしたか? 少し不安がよぎった。 簡易な式であっという間に【式】は終わり、甥夫婦は勝手にどこかへ 出かける。母方の祖父が80過ぎなのにわざわざ福岡から参列してくれ、 当日帰るということで、新幹線駅まで見送る。 Mのことが気になりだした。 携帯をPHSに変え、ナンバーを移しそこなっていたため、多くの友人の 電話番号は損なってしまっている。 年賀状を見ればいいや。 深夜、東名を走り横浜に帰る。 昨年の年賀状を取り出し、Mからの賀状を探す。 電話番号が記されていない! 過去数年の賀状を取り出し、工高時代の友人たちからのものも 取り出す。 電話番号が記載されているのは2名だけ。 その一人K1はMとはあまり懇意ではなかった。が、20数年ぶりに声を聞く。 Mのことはわからないという。 もう一人、K2はなかなかつながらない。 仕方なく住所を頼りに、番号案内に問い合わせたが、皆登録されて いないという。 私もであるが、固定電話はセールスマンのために設置しているような 昨今、あえて電話帳に登録などしない。 もう一人、Oはメルアドのみが記載されていた。 22時過ぎにもう一人のK2につながった。 このところMとは会っていないというが、電気店は弟に譲りブックオフに 店換えしたという。 ほっ。 Mの電話番号を伝えられ、K1と同じく【同窓会】を開こうという。 音頭とりする奴は・・・ 私を除けば、Mである。 Mに電話するが、不在。 翌日ようやく連絡が取れた。 同窓会・・・ 60歳を過ぎる来年にしようや。 今年は不景気で、帰名する費用がもったいない。 Mの不手際(賀状は出したつもりだったらしい)で、皆の消息を 知ることができた。 電話の声だけだが、皆明るかった。 K1は「今、孫が遊びに来てるんだ」と言っていた。 そんな歳になってしまった。 年寄りは、せめて明るく振舞うべき。 そんな思いで、株情報を見る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[老い] カテゴリの最新記事
|