junquitoの面白英語学習歴:洋楽編(2)junquitoの面白英語学習記 ネットも、TVの副音声もない時代、英会話教室もない田舎町で、 高校生のjunquitoはどうやって英語を学んだか... 「海外留学で語学+αをマスター」管理人が、 ほとんど1人で当時を懐かしむだけのために作ったページです。 英語に興味を持ち始めた人、英語嫌いだけど習得を強制されている人 こんな勉強法はいかがでしょう?? 洋楽--リスニング、語彙、文法(その2) 前のページ さて、ジョージ・マイケルとほぼ同じ時期にブレークしていたアーティストに ボビー・ブラウンがいるわけですが。 Bobby Brown Don't Be Cruel 今ではBritneyのカバーで再び有名になってるMy Prerogativeを始め、 BabyFaceの出世作Don't Be Cruelや、日本でもCMで使われた Every Little Stepなど、 とにかく、その新しい音、ラップとボーカルの融合、 そしてあのダンス、 わずか19才ながら、R&B界に全く新しいトレンドを持ち込んだ 作品として、大きく注目されていました。 それだけ話題になったボビーの グラミー賞のR&B最優秀アーティスト受賞を阻んだのが 皮肉にも白人であるジョージ・マイケルだった、 という話も、当時騒がれましたが。 このボビーを通して、 「ラップってかっこいい!」 と思ったやはり中学生のjunquitoでした。 「歌っている/話している意味が分かるようになりたい」 と思うようになった最初の歌は、 Don't Be Cruel(のラップの部分)だったと思います。 ちなみに、同じころ公開になった ゴーストバスターズ2の主題歌 On Our Own のラップの部分 Too hot to handle, too cold to hold, they're the Ghostbusters and they're in control 「すごーい!本物のラップでもToo...to...の構文が使われてる!!」 と感動し、英語の授業でこの構文の問題が出てくるたびに ニヤニヤしていたのも、よく覚えています。 学校の英語も、実際の会話で使われているんだなあ、 と思うようになり、 英語の授業が楽しくなってきたのは、 ボビーに大きく負うところがあると思います。 しかし!ボビーブラウンを知ることで得た最大の恩恵は NEW EDITION New Edition/ Gold 2005年発売の、グループ及びソロのヒットの集大成 に出会えたことです。 ジョージ・マイケル同様、「ボビーが昔いた」ということで New Editionというグループがあるんだ、ということは聞いていましたが、 実際グループの曲を聞いたのは数年遅れの高校生の時です。 Heartbreakというタイトルのアルバムを、高校のそばの中古CD店で見つけ、 興味半分で買って来たのですが (実は、このアルバム、ボビーはもういないんですが) 一発で、恋してしまいました(ぽっ) ボビーがBabyfaceとTedy Railyという、R&Bの当時大物プロデューサーを 起用してメガヒットを放ったのに対し、New Editionのほうは 残る大物、Terry Jam & Jerry Lewisというプロデューサー (ジャネット・ジャクソンをプロデュース。宇多田ヒカルのセカンドアルバムも 制作参加してたよね) と、アルバムを製作。 Jam&Lewisの旋律に、少年から大人になる彼らの絶妙なハーモニー、 さらにリードシンガーのラルフとボビーの穴埋めとして新しく 入ったジョニーの対照的なボーカル、 それこそ、CDが擦り切れるほどに聞きました。 いやー、こんなすごいグループがいたのだ、と、 1人で感動し、さらに、そのHeartbreak以前の彼らのアルバム (ボビーがセカンドリードシンガーとして関わっている時代の) を集めているその時期に リアルタイムで、メンバーの大飛躍を目にすることになるのです。 まずは Bell Biv DeVoe New Editionのうち、リッキー、マイケル、ロニーの3人が結成した HipHopグループ。 あの、「ぽいず~~~~ん♪」を世に出した張本人ですね。 こちらも、全く新しいサウンドとルックスで、 後続のアーティストに、ボビーに劣らぬ影響を与えることになります。 New Editionの中ではバックグランドボーカルに徹していたリッキー・ベルが その歌唱力を見せつけ、R&B界のBest kept secretとも呼ばれたそうです。 (個人的にはこの人の声が一番好きですねー。) セールス面でいえば、ボビーに続いて、New Editionのアルバムセールスを 超えました。 ほぼ同時期に、今度はこの人が Johnny Gill/Johnny Gill こちらもキラーソング「My, My, My~まままーMy~♪」 が、ラジオでよくかかってましたね~(遠い目)。 大物プロデューサー且つライバルのBabyfaceとJam&Lewisを 1つのアルバムで同時期用という、とんでもないことをやって さらにBabyfaceに「今まで手がけた中で最高の実力の持ち主」 と言わしめた、すごい作品になりました。 で、New Editionの中では一番ファンの多いこの人 Ralph Tresvant 楽天のリンクがない。何でだ が最後に登場するわけですが 他のメンバーが複数ヒットを出したのに比べ、 この人はいわゆる「一発野郎」に終わった感があるのですが、 その「一発」が大当たりでした。 やはりJam&Lewisのプロデュース曲、 Sensitivityは、今でもR&Bバラードの代表作でしょう。 (↑偏見ではない) とまあ、留学直前の90年は、ブラックミュージック界と 私のココロは、彼ら一色だったわけです おお、英語学習から道がそれた(汗) このころになると、英語の文章などもだいぶ読みこなせるように なっていたので、歌詞の塊を英語のフレーズとして認識できる ようになります。 フレーズを丸覚えした後、意味をたどっていくんですね。 これは、意外にも学校のテストなんかで役に立ちました。 上のtoo hot to handle...も然りですが、 Count Me Out(New Edition)で、count out(=外す)という参考。 Bon Jovi/New Jersey Kenny Loggins/Essential Kenny Loggins 上のLet There Be Musicは入っていないんですが。ベスト盤ってことで Richard Marx/Greatest Hits この他にも、ある動詞に続く前置詞とか、試験の問題を見ると 歌が思い浮かぶ、といった具合で、英語の授業が 面白くて仕方なかったです。 これで、自信をつけて、留学を思い立ったのだから、 単純といえば単純ですが… 初めて(あるいは何度目かに)耳にする曲の歌詞が、自然に耳に入ってくる という体験をしたのも、このころです。 雨の降るつらい日でも、キミは僕と一緒に耐えてくれる?他にも、TLCあたりがはやってましたが、 TLC/Ooooooohhh...On The TLC Tip の歌詞は、女の子として、すごく憧れるような かっこいいものがたくさんありましたね。 こういった言葉が、「英語」でなく、「言葉」として、 届くんですね。 今で暗号の解読のように思っていた英語を、 コミュニケーションの、あるいは人を感動させるための 道具として見ることが出来るようになったのです。 だから、New Editionが特別なのかもしれないですねー。 歌を聴いてると、すごく身近に感じるのです。 そして、これが、会話のリスニング力アップにつながったのは 当然です。 外国人を見かけることすらない田舎町ですから、 話すことは渡航するまでほとんど出来ないままでしたが、 なぜかリスニングは抜群に良かったです。 聞きながら、訳するのでなく、イメージを描く、という 訓練が、洋楽を聞くことで出来ていたんでしょうね。 あ、余談ですが、こうなるためには 分かろうと意識する ことって、すごく大切です。 大量にBGMとして聞き流すだけ、というのは、 ある程度の効果はあるのかもしれませんが、 個人的には、対して興味のない曲を聞き流していても イメージがわいてくるようにはなりません。 (特にリスニングのレベルがそれほど高くないうちは) 歌詞は覚えるのですが、一ページ目の例のように、 意味のある言葉として理解しないんですね。 映画の欄でも述べることになると思いますが、 歌っている人に本当に入れ込んで、 「この人の全てを知りたい!」 くらいまで思うことによって、 歌詞がその人の言葉として伝わってくるのです (アブナイですかね、ワタシ…) いや、長々と書いてしまいましたが。 読んで頂いてありがとうございます。 皆さんも、似たような経験を、 違うアーティストや歌を通じてしたことがある! ということがあったら、 ぜひコメントしてくださいね(^^)
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