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留学生のためのスタディスキルズ推進ブログ

2005.09.11
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ああ、今日は「あの日」なんだ。
(選挙の日ではない。ボンジョビの日本公演、でも、ない。)


まだ1人で座ることもできなかった長男(今4歳)を抱えてて、テレビの前に座って、映画にしては効果音も何にもない映像が何度も何度も繰り返されて、これ、本物なんだって気づいた時の背筋か寒くなった思いは、今でもはっきり覚えてる。

数日後に発行されたTIME誌のメイン記事は、あまりにグロテスクで、哀しくて、実際あの場所にいた人は、どんな思いでなくなったんだろう、と考えずにはいられなかった。

事件当時は、政治的話よりも、被害者に焦点を当てた報道が多かった。

それが、数ヵ月後には「報復」と称する攻撃ムードに包まれ、どこに爆弾を落とすだの、どの国を参加に引きずり込むかなどの話題で国(というか、メディア)がわきかえって、被害者はなんか、忘れ去られたようになった。

正確には忘れ去られた、のではなく、米国が海外に戦争を仕掛ける「言い訳」として利用されたような印象がある。(WTCでなくなった人たちの無念を晴らすためにも…みたいな)



おとといは、ライブでハリケーン災害救済のコンサートを見てた。

きらきらに着飾ったミリオネアのアーティストがパフォーマンスする合間に、被災地の様子や被害者のインタビュー映像を挟むという構成。

どのアーティストがルイジアナやミシシッピ出身か、なんて話も出て、とにかく"We care"ムード満開。有名人が寄付金受付の電話に出て寄付者のために生で電話口で歌う、なんて場面も。

自分達のパブリシティには大きなプラスだろう。何億寄付しました、なんて言ったって、自分の財産のごく一部なわけだし、あのコンサートに出たことで得られる利益は、大きい。

実際に被災地に赴き、夜通し救済活動をしている無数の消防士や軍、ボランティアの人たちは、被害者の悲しみ苦しみを目で、耳で、肌で直接感じ、1人の人間が1人の人間を救う絆を現場で経験を分かち合うことで築き上げている。スター達のような注目を浴びることは決してないし、名前を知られることさえない。

みんなが協力ムードになって、「この人はこんな素晴らしいことをして被害者を援助しています」タイプの報道が増えてる中、こうした災害に備えるためのインフラストラクチャーをしっかり準備していなかった政府の落ち度をうたうニュースやドキュメンタリーは、ほとんど聞かれない。映像を見れば、ハリケーン直撃前に、町の人たちがどんな生活をしていたか良く分かると思う。富める者をどんどん富ませ、「その他」を無視してきた、この被害は人災じゃないか、と思う。

政府はテロリスト対策に異様な執着を示して「強いアメリカ」を強調し、スター達は自分達の才能で荒稼ぎして信じられない年収を得てるアメリカ。そんな裏で、一発の強風と浸水でわずかな財産を全てなくしてしまうような頼りない生活を何世代にもわたって続けている人たちもいて、こういう「アメリカ」が世界の目にさらされることが、今までなかった、って言う事実が、4年前の911より恐ろしく感じたりする。






Last updated  2005.09.11 19:50:32
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