留学生のためのスタディスキルズ推進ブログ

2005/11/18(金)20:36

Shakira on Leraning English

留学-学習編(312)

タイトルのようなビデオクリップがvh1.comにあったんで、覗いてみました。 (下のほうにあるヤツを探してください。別窓でビデオが見られるはず) こっちで見るインタビューは、たいてい(当然だが)スペイン語なんで、英語を話すShakiraって、かわいかった。(conversationが、「こんべぜーしょん」とか訛ってて) ここでは、Shakiraが「どうやって」英語を学んだか、でなく、「どうして」学んでいるのか、に焦点が当てられてますが。 普通に生活するための日常会話、インタビューの対応、なんかと別に、「アーティストとしての自分であり続けるために」英語を学んでいる、というShakira。デビュー当時から自分の曲を作詞、作曲してるわけだけど、アメリカに進出するにあたって「作詞」の部分を犠牲にしたくなかったので、(英語で詩を書くには)言葉としての英語、言葉のつながり、文法、そういったものを学ぶ必要があるのだそう。 英語の詩も、自分で書いてるんですね。知らなかった。 最近は、アメリカンテイストにあわせて、やたらビジュアル路線に走ってる彼女ですが、デビュー当時はメロディー、声とあわせて歌詞もすごく印象的だったんだよね。赤毛のストレートヘアに、Tシャツ、ジーパン姿で歌う当時の「チャキーラ」に、ラテンアメリカ中が熱狂してたのだから。 だから、見かけは変わっても、自分の音楽に対してはしっかりした信念を貫いている、って姿勢は、ちょっと頼もしかった。 で、「作詞家」の視点から見る英語学習、というものも、かなり参考になった。 自分も、英語で物書きをすることは、大学時代はたくさんあったけど、日本語でアイディアを書き出して、伝えたいことがまとまったらそれを「英文レポート的」に仕上げていく、という、やり方を通していた。技術的にはそれが一番妥当だし、実際それでAもとってたわけだけど。 だから、英語で詩や小説が書けるか、あるいは、人を感動させるような手紙が書けるか、と言うと、これは全く別次元。日本語でいかに素晴らしい内容の文章が書けても(←この時点で自分はすでにダメだけど。汗)、それは日本語だから素晴らしいのであって、同じ意味の英文を書いても、それが人の心を動かすとは限らない。 英語で人の心を動かす文章を書くには、英語で読む人の心を理解し、英語の思考で文を書かないといけないと思う。文法が正しい、適切な単語を使ってる、ってことだけじゃ、ダメなんだよね。 上手く言えないけど、単語の並び替えや、韻の踏み方1つで、読み手の印象が全然違ってきてしまうから。 (作家として、翻訳家として超一級の村上春樹氏が、「英語で小説は書けない」とコメントしてるあたりも、「日本語で素晴らしい小説が書ける+英語の知識がある=英語で素晴らしい小説が書ける」が成り立たないことが証明されているかも) Shakiraに関しては、確かに、アメリカでビュー初期のころはスペイン語の歌詞を直訳したような英語を歌に当ててたけど、オリジナルに比べてな~~んか陳腐な感じはしたんだよね(お、グロリア・エステファンも作詞してた。汗)。 それでも、「自分の世界感を違う言語で表現する」って目的をしっかり持って勉強し続ければ、あんなに過激なビデオ作らなくたって(笑)世界で受け入れられるアーティストになると思うんだけどなあ。 「コミュニケーション」も、このレベルになると「英語の知識」に加えて、それを使いこなす感性なんかも関わって、奥が深いですな。留学中にこの域まで到達できれば、すごいと思う。 Shakiraによれば、書かれた英語、特に、文学ものを、読んで、言葉のつながりなんかを勉強するのだそう。訳書を以前読んでいて、それで物語の筋は分かっても、作家の本当の感性って言うのは、やっぱり原文でないと捉えることは出来ないし、そういうのを読むことによって「英語で感動させる文章」っていうのが、自然に分かってくるのでは?? 最近、芸能人ねたばっかりだけど、もしかしてTV中毒かも。(そんなに見てないってば) ★★みんなの留学体験を、ブログで学ぼう(留学ランキング)★★ 世界中の留学生の様子を、ブログでチェック。 今日のお奨め:ランキング5位のBostonianさんのブログ。 おまけ シャキーラって言ったら、これだよ、絶対。 裸足のシャキーラ。10代のデビューアルバム

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