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2005.11.19
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カテゴリ:留学-生活編
11月19日のNY Timesの記事より

Ugly Images of Asian Rivals Become Best Sellers in Japan

↑いつまで無料でアクセスできるか分からないので、出来なかったら連絡してください。原文とってありますんで。

日本で、反韓、反中コミックが売れてるそうだ。

タイトルの英訳が、"Hating the Korean Wave" と、"Introduction to China"だって。
ピンと来る人、いたら日本語の題名教えてください。

多分、記事中では一番過激な部分をピックアップしてるんだろうけど、


A young Japanese woman in the comic book "Hating the Korean Wave" exclaims, "It's not an exaggeration to say that Japan built the South Korea of today!" In another passage the book states that "there is nothing at all in Korean culture to be proud of."

とか

(the comic book)portrays the Chinese as a depraved people obsessed with cannibalism, a woman of Japanese origin says: "Take the China of today, its principles, thought, literature, art, science, institutions. There's nothing attractive."

他にも

The book centers on a Japanese teenager, Kaname, who attains a "correct" understanding of Korea. It begins with a chapter on how South Korea's soccer team supposedly cheated to advance in the 2002 Word Cup; later chapters show how Kaname realizes that South Korea owes its current success to Japanese colonialism.

とか、

The book describes China as the "world's prostitution superpower" and says, without offering evidence, that prostitution accounts for 10 percent of the country's gross domestic product. It describes China as a source of disease and depicts Prime Minister Junichiro Koizumi saying, "I hear that most of the epidemics that broke out in Japan on a large scale are from China."

なんて。

他にも南京レイプや日本の旧日本軍731部隊(中国人を人体実験に使ったことで有名)に対する、かなり曲がった解釈があるそうで、、日本の高校で歴史を学んできた人には、確かにこういった漫画は刺激的で、興味を誘うんじゃないか、と思う。

NY Times記者(名前を見る限り日本人の方ですが)の解釈はちょっと違ってて、
「2002年のワールドカップで韓国が日本を越える活躍をしたこと、それ以降、メディアの分野でも韓国トレンドが日本を脅かすようになり、日本人の間に反韓感情が湧き始めた」のが原因だ、という。

確かに、韓国ブームがばかばかしいまでに盛り上がりすぎて、その反動で
「そもそも韓国がこんなに発展したのは、日本の植民地主義のおかげじゃないか」
なんて意見が出てくるのかもしれない。

確かに、経済学や政治学、私の専攻した社会学なんかでも、日本のアジア殖民地主義とイギリス、フランス、ポルトガル等が行なったアフリカ植民地主義なんかを比較して、「(アフリカが未だにヨーロッパ殖民地政策でこうむったダメージから立ち直れず発展できないのに対して)日本の植民地政策は後のアジア発展の基礎を作った」なんてセオリーは、よく知られてる。

だからと言って、日本がこれらの国で犯した様々な悪事に対して感謝しろ、とか、隣国の文化に敬意を払わない態度を取るのは、大いに間違ってると思うけど。

この記事では、「日本はアジア諸国との関係を断ち、西欧とより深い関係を築くべきだ」といった、1885年の福沢諭吉の脱亜論まで持ってきて、
「日本は未だに中国や韓国から(経済的には無理でも精神的に)離脱しようと必死だ」
といった事を、例に挙げた漫画のキャラ描写を「証拠」にして述べてる。
(日本人はでかい目、金髪の西洋風、韓国人は黒髪、細い目のもろアジア人顔なんだそうだ)

日本でこういうのを面白がって読んでいる分にはいいけど、これらの訳本が中国や韓国に渡って、留学先で日本人が猛攻撃を受けると、反論のしようがない、というケースが、なんか目に見えるよう。

たいていの留学生は、日韓、日中の関係の深刻さ、というのを、日本の外にでて初めて学ぶのではないかと思う。(中国、韓国の学生に攻撃されて)。

でも、周りに比べると議論するだけの背景知識がないので、「日本は悪者」とやり込められて、悔しい思いをするか、自分も日本に対して批判的な感情を持つようになる(=自虐的な左翼になる)。

この問題、結論が見えない、というか、存在しない、ので、当然勝ち負けもないはずなんだよね。両者が信じる「事実」が異なるわけだから、議論も平行線にならざるを得ない。

それを心得た上で、両方の意見を知っておくことは、留学先で相手に頭ごなしにやり込められて傷つくのを避けるのに必要なのでは、と思う。

「日本では、韓国や中国について描かれた、こんな本/漫画がある」って言うのを知っておいて、それに対して自分の解釈はどんなものか、が語れるだけでも、とりあえずは日本人としてのメンツを保てるのでは??


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Last updated  2005.11.19 20:43:37
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