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2006.06.07
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カテゴリ:留学-生活編
前回記事の続きで、今回は

「アパートを移ったら、まず中の状況をチェック」

にまつわる話。

これも、前回の話に出てきた2年目に移ったアパートでのことだけど。

下の階に住んでいた学生の男の子たちが、大家のオバサンに頼まれてメンテの仕事もやっている、というコトで、挨拶がてらいろいろ手伝いに来てくれた。

そのとき、言われたのが、

「どこか壊れてるところとか、汚いところがあったら今のうちにビデオか写真とって、手紙と一緒に大家さんに出しときなよ。後で君らがやったってチャージされるから」

さらに、一緒にキッチンや窓なんかを点検してくれて、オーブンが汚い事を発見(数年間掃除してない様子)。

「オーブン使うような料理もしないし、このままでもいいよ」

といったのだけど、目の色を変えて

「だめだよ。今大家さん呼んでくるから!!」

と、その足で大家のところへ出向いていって、数時間後には

「じゃ、オレたちがきれいにするってコトになったから」

と、仕事をはじめてた(←彼らにすれば、エクストラ報酬だったんだろう)。

もう忘れたけど、なんかやたら奇妙な専攻で、部屋も男の子3人が住んでる部屋とは思えないほど小ぎれいで、料理もめちゃめちゃ上手かった。
細かいことによく気のつく人たちで、アパートでちょっとした問題があってもよく相談にいっていた。

いろいろ直してもらうたびに(もちろん大家の了解を得た後で)口癖のようにいうのが

「ここ出る時にDepositぜったい返してもらわないとね!」


ここメキシコもそうだけど、アメリカでもたいていの場合、家の借り契約をする際に2か月分の家賃を払う。最初の月の家賃と、Depositと呼ばれるものだ。

このDeposit、要は最後の月の家賃である。何らかの事情があって、借りた人が警告なしに月の途中で家を出て行った場合、大家はこのDepositをその月の家賃としてもらうことが出来る。もちろん、最後まできちんと家賃を払って出て行く際には、大家はこのお金を返さなければいけない。

ところが、何かと理由をつけて、このDepositを返してくれないケースが多いのだ。そんな理由の最も一般的なのが「家が、貸し出した当時の状態より悪いので、修理や掃除にDepositのお金を使わせてもらう」である。

もちろん、あちらの言い分が本当なら、修理代の見積もりとかきちんと同意した上で、修理・清掃にかかる分とDepositの金額の差額はきっちり返してもらう。ところが、まるまるネコババする大家も少なくない。何でもはいはい承諾してしまうアジア人留学生なんかは、特に狙われる。

このアパートの大家もアジア人なのだが、商売っ気たっぷりの人で、やっぱり出て行く際には、Depositを返す、などということは一言もあちらから言ってこなかった。

で、例の男の子たちにあーだこーだと教わった挙句、「Depositを全部返してもらえる権利がある理由を述べた手紙」を作成したのだ。

よく覚えてないけど、だいたいこんな感じ。

長期にわたって住んでいたので、アパートの「劣化」については、自分達は責任はない

自分達が傷をつけたり汚したりしたのはこことここで、各場所についてこのように直した。

よって、それ以上のアパートのメンテは、大家の方に責任があるので、Deposit全額返してください。

要するに、絨毯が汚れてるとか、壁にカビが生えてたり、ペンキがはげてたり、窓のたてつけが悪くなった、っていうのは、普通に住んでても避けられない「劣化」なのだ。家の持ち主である大家が責任もって新入居者のために直しておくべき。

他に、ウチらが勝手に壁に穴を開けたとか、家具を引きずって床に傷をつけた、というのについては、自分達で治すか、Depositから修理代を差し引いてもらう。

そういったことが全部出来たら、出る際に大家に立ち会ってもらって家の中を前点検して、お互いの間でDepositのうちいくらを返してもらえるかを交渉する、って手順を踏むことになる。

これが面倒な人は、「Depositとっておいてください」と、掃除もせずに引っ越してしまってもいいんだけど。そういう人が多いからそもそもDepositというしくみを作っているんだろう。ちゃんときれいにして家を後にする「発つ鳥あとを濁さず」の教えを守っている私ら日本人には、いい迷惑である。

この経験のおかげで、このあとに住んだ2つのアパートについても、自分で掃除できるところは掃除して、最後に大家さんに「Depositはいくら返してもらえるでしょう??」と聞くことができた。聞くと、結構返してくれるものなのだ。

というわけで、一か月分の家賃は大きいですから。不当に取られることの内容、しっかり家の様子はチェックしておきましょう。

ちなみに、今回もこのDepositでおおもめ。

前の家では、2人の子供が赤ん坊から育ってきたので、壁に手垢やら落書きやらたくさんあったけど。

「どーせ塗りなおさないといけないんだから(5年間住んでて向こうから塗りなおしに来たことなし)別にきれいじゃなくてもいいでしょ」

といったが、向こうは引かない。ボイラー壊れたのとか、電源が落ちてブレーカーを取り替えなくちゃいけなかった時は不在でこっちもちで直したのに、そのこと言ってチャラにしようとしても「それはそっちが勝手にやったことだし」(←修理代の領収書なくしてた私もバカだったけど)といって掛け合ってくれず。ただ、Depositとして払った2万円弱より、この部屋を再び貸せる状態にする費用の方が方が絶対かかるはずなので、Depositはくれてやって、エクストラチャージには一切答えず、の態度を今に至るまで保ってます。

町で大家に出くわしたくないなあ。


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Last updated  2006.06.07 20:33:11
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