テーマ:★留学生活★(629)
カテゴリ:留学とキャリア
All Aboutからこんな記事を発見
中田英寿、高卒からハーバードMBAへの道 えー、マジでハーバード行くのか!!と思いきや、そういうウワサがあるが、果たして高校卒業からプロ入りした中田氏が 「ハーバード大学ビジネススクール(以下、HBS)への進学を目指していると仮定して、進学ルートを勝手に検証してみたい」 という趣向の記事だった(あはは~)。 中田氏本人がどう言うかは別として、「大学を卒業していなくても、優れた経歴を持つ人間はHBSへの入学資格があるのか」という疑問はなかなか興味深い。 で、記事では、HBSの出願資格を調べて、さらに微妙な部分をHBSのAdmission Officeに直接取材している。自分が行きたいならともかく、中田氏に代わってここまでやってしまう、と言うのは、ある意味すごい。 まあ、詳しい内容は上のリンクから記事を見ていただくとして、結論として、インタビュアーとAOの最後のやり取りは以下のようなもの
ここを読んだ時、去年の10月にここのブログに書いた記事アイビーリーグの入学条件--金、外見、運動神経…を思い出した。 アメリカの大学入学基準って言うのは、巷で思われるほど透明じゃないのだ。優秀な生徒を欲しがっている有名大学は、同時に知名度、話題性、寄付金の確保、といったことも非常に重要視しているので、現在、又は将来においてそれらを提供できるポテンシャルの高い人は、進んでとるようにしてる。みたいだ。 例えば、東海岸のちょっと名の知れた大学で、堅実にGPA3.9くらいで卒業して、普通の会社に数年勤めながらGMATで高得点を上げました、という人と、既に年収ン億、CM一本出るだけで数千万、日本の超有名ビジネスパーソンやヨーロッパのサッカー協会あたりから推薦状をもらえて(首相も、書くかもな)、しかも入試エッセイで世界級のサッカー選手としてどれだけ努力を積んで、3度のW杯でリーダーシップを発揮できたか、なんてことがアピールできる人とどっちを取るか、と言われたら、私なら、絶対後者ですな。別にひいきや偏見でなく、素直に後者の方が将来いろんな意味で学校への貢献度は高いだろうから。 まあ、本人の意思抜きであーだこーだもなんなので、ここら辺で黙るけど、考えたいのは、「大学留学する際に大事な要素」だ。 「アメリカに大学留学」というと、真っ先に話に挙げられるのがTOEFLの点数だったりするのだけど、同じ学校に申請して、545点の人が入学許可をもらい、555点の人が落とされる、ってことだってざらにある(昔の点数基準ですみません)。 で、理由を聞いても、説明してくれないAOは多い。TOEFL以外に提出されたデータをみて、総合的に「多分こっちの人の方が将来性がありそう」と判断してしまうケースが多いからだ。 その要素が、出身高校や親の名前の事もあるし、性別や人種の場合もある。 (必ずしも男、白人を入れる、というのでなく、キャンパスのDiversityをアピールするため、歴史的差別を受けてきた人により多くのチャンスを与えるために、若干成績の低い女性、マイノリティを白人男性に優先させて受け入れる、という逆差別もある)。 この辺、受験者当人はどうすることもできない部分もあるので、こういうものなんだ、とある程度は受け止めないといけないんだろう。 留学前に一生懸命勉強して、高校の成績(MBAだったら大学の成績)、英語力を高めておくことはやっぱり一番大事だと思う。で、さらに、自己のアセスメントを極力客観的に行なって、「自分は大学にとって、どんなアドバンテージをもたらすことができる人間なんだろう??」といった事をよく考えてみるといい。 テストや学校の名前では測ることのできないあなたの「価値」って、なんでしょう? 大学が、英語堪能な自国の生徒1人を落としてまでも、あなたを受け入れる理由は、なんでしょう。 ここらが、エッセイ(場合に拠っては面談)を通して相手に伝えることができれば、それが入学時の、そしてその学校で上手くやっていくための強力な武器になると思う。 入試エッセイを作成する際のテクニック、なんて本が出てるけど(実は買ってますが)、この手のテクニックを学ぶ前に、まず「自分の本当の価値を知ること」が大事なんじゃないかなあ。最初にアピールポイントを素直に書き出して、それにちょっと脚色を入れて(笑)、それを上手く文章/スピーチにしていく、というような。 この辺は、サイトでも詳しく紹介したいです。フィードバック等いただけるとうれしい。 で、中田氏の話に戻って。やっぱり行くんでしょうか??←みーは~ 本人がどんな道を決めるとしても、今後も注目していきたいですな。
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