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2006.10.06
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カテゴリ:留学-生活編
Social Intelligenceという本を読んでる。
(じゃなくて、オーディオで聞いてる)

この系統の本って好きなので、前にもMalcolm GladwellのBlinkっていうのを読んだけど、内容はかぶるところが多い。ついでに、今聞いている大学のSocial Psychologyの講義でも、同じような例が使われてて、面白い。

ただ、こちらは、人の行動とかスピーチを、脳細胞のレベルで分析・解説するので、容易に信じられない部分もあるけど。


とりあえず、このサイトやブログのネタになりそうだな、と思ったのが、「I-You vs. I-It」という章。

相手を「人」として認識して、自分の感情を相手のそれとシンクロさせることができるか(I-You)、自分の目的を果たすための「対象物」としてしか見られないか(I-It)で、その人への接し方が顕著に違ってくるし、相手もそれを感じることができる、というもの。

で、この部分を聞きながら、英会話の苦手な日本人、とか、なかなか友人の話題に入っていけない留学生、とかのことを考えてた。

もちろん、言語に限らず、I-Itでしか話ができない人は増えてる。

本の中では、この手の人は男性に多いように書いてあったけど、私の、今付き合いがある日本人の女の人も、多くがこのタイプ。

例を挙げると、普通に会話しても、メールのやり取りしても、「自分のこと」しか言わない。例えば、結構深刻な悩みを、この人はと思って相談しても、かえって来る返事は「わたしもこんななのよ~」「私の場合はね~」と、いつの間にかその人の問題にすりかわってる。

英語圏の人と話しても、この手の「自己チュー」系は、結構いる。
こちらが英語に不自由してる、ということで、もう完全に「自分の話を聞かせる相手」としかこちらを見てなかったり。
言いたいこといって、すっきりしたらそれで終わり。こちらは自分がゴミ箱になったかのようななんとも後味の悪い印象を持つ。(で、これを、「英語が出来ない」といって悩んでいる人が多い気がする)

ついでに、今メルマガで話題にしている、モラハラも最初はそんな感じ。うちのダンナも何を言っても「オレは」「オレは」なんで、コミュニケーションしようにもその術がなかった。

もちろん、母国語が違う人と話すときは、言葉の壁があるのは当然。
で、特に学生同士とか、同年代の人の輪に入って話をする時に、「ぜんぜん話についていけない」という状態が続いて、悩んでメールをくれる人もいる。

でも、これは自分も経験したことだけど、こういう時期って、ほんっとにぜんぜん会話に入っていけなくて、落ち込むこともあれば、すんなり輪に入って、ストレスなく話せる時もあるのだ。これは、相当英語力が上がってからも言えること。

それで思ったのが、「悪いのは自分じゃなくて、相手なのかな」ということ。それが、この本を読んでて、なんとなく確信みたいなものになった。

なかなか話題に入っていけない時は、相手が自分をItとして扱ってる時。
Itだから、こちらの言いたいことなんて関係ないし、Itの気持ちとか、経験なんて、ぜんぜん興味ないわけだ。

ところが、こちらをYouとして扱ってくれる人と話すと、多少のコミュニケーションギャップは十分埋まる。相手は、自分に興味を持って、いろいろ質問したり、つたない答えを出すのを待っててくれるから、お互いの思いをシンクロさせることができる。

日本は「自分の思いを言葉にしなくても、相手が本当に自分を気にかけてくれればそれを読んでくれるはず」っていう文化があるよね。
海外では、そこまで気を使ってくれることはないので、Youとして扱ってもらうためには、やっぱり自分から努力して、相手に言葉で気持ちを伝えないといけないけど。

それもできないで、I-Itの人に捕まって、いつかは自分に質問を投げかけてくれるだろう、って思って待っているだけでは、いつまでたってもItのままだ。英語力はあるのに、会話で悩んでいる人って、こういう傾向があるんじゃないか??




で、本の中で自分と話している相手がI-YouかI-Itかを知る手段として紹介されていたのが

会話を開始してから相手がYouを使ってあなたに質問してくるまでの時間
(Do youとかAre youとかIs your dogとか)

がどれくらいかを測る、というもの。

I-It人間は、こちらのことについて全く興味がないので、この手の質問一切抜きで、「僕は」「私は」のセンテンスしか言わないんだそう。

こういう人と話しているんだったら、話に割り込めなくてストレス感じる価値なし、と考えて、I-Youの人を見つけて楽しい会話をすればいいのでは。

逆も然りで、自分が他人と話す時、あせって自分のことばかり話していないで、上のようなYouが入った質問を意識的に繰り出すようにすれば、相手も積極的に感情をシンクロさせようとしてくるから、相乗効果で会話がスムーズになるはず。
(上にも書いたように、日本人はダイレクトに質問する代わりに相手の気持ちを読もうとするので、会話に質問入れるのが苦手だよね)

こういう視点から英会話、というものを見てみると、上達のカギみたいのが見えてくるのでは??


結構興味深い本です。


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Last updated  2006.10.06 18:49:43
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