テーマ:★留学生活★(629)
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さて、前の「英語ができても留学先でさっぱり」の話から間がたってしまいましたが。
「英語を学ぶ目的」と、「留学の目的」が違うのは当然。 留学生にとって、「英語を学ぶ」のは、「留学するため」という目的のためであり、その目的達成の手段に過ぎない。 「留学」って目標があれば、英語をやらなくちゃいけないのは当然だし、TOEFLで何点とか、入試エッセイでこんなのが書けるように、という評価基準も周りが立ててくれているので、勉強はしやすい。 問題は、「留学する」という目的を果たした後、「留学した目的」が見つけられない人。 「何のために留学したの?」といわれて「英語力をつけるため」と答える人は、目的と手段の違いがわかんなくなっちゃってる人だね。本来の目的Bの手段であったはずのAが、Bの目的になってしまってる。 (語学学校とかは、また別だろうけど。でも、何で語学学校で英語学ぶの?と聞かれたら、やっぱり上の大学に行くため、とかではないだろうか)。 前の記事に書いたような自分の失敗から言えること。 仮にも、あちらの大学が「あんたはここでやっていけるだけの英語力があります」と判断したから入学できたんだから、留学後は自信を持って、英語より授業の内容に集中する方向に意識を持っていけ。 (英語できないのに、入学できちゃったーという人は、そんなあなたを入学させた大学側が悪いのだから、どうどうとしていればいいのだ) でもまあ、別の言い方をすれば、「留学する前に、授業に困んないくらいの最低の英語力はつけていけ」ということでもある。 「そんなこといっても、自分の限界まで英語勉強して留学したのに、やっぱり授業についていけないんですよ」 というひと、よ~~~く分かります。 でもね、前回書いたように、「授業にさっぱりついていけない」のは、英語力のせいだけじゃないし、他の英語ネイティブだって、私らが思うほどついていってないのだ。 (これは、断言するよ。みんな、上っ面だけ分かったような口きくけど、実はぜんぜん見当違いのこといってる人が大半) 英語力のせいで授業がわかんないとしても、それは、留学前にしっかり英語を磨いておかなかった自分が悪いわけだし、数日でどうにかなるもんでもないから、それは自分が責任を持って、泣きごといわずに授業の予習復習とは別に努力すべし。 一方で、授業でやってる内容について、どんな方法でもいいからなんとかついていく努力をすることを怠ってはいけない。 知らないことを習うんだから、ずるしたっていいんです。英語でわかんないなら、関連事項を日本語のサイトで調べたり、邦書を取り寄せたりして調べるとか、グループレッスンに参加して、他のできない学生と一緒にあーだこーだ見当ハズレの意見を出し合って、答えを見つけたりするのもいい。 (「英語ができないからついていけない」っていうのは、うそ。でたらめでも、言うことが分かっていれば何らかの発言ができて、周りの反応を見ることはできる) 要は、留学前までは、留学先の学生と張り合えるくらいの英語力をつける努力を徹底的にやる、それで留学できたら、今度はそこでやる授業内容(専攻とか分かってる人は、とくにその専門分野)について、その時点で持ってる英語力で理解できる限りの努力をする、という切り替えをうまくしないとだめなのだ。 そういう意味で、junquitoが今まで作った英文レポート作成のコツとか、レクチャーリスニングの本は、「留学してから学びたいことを学ぶため」の本で、「英語が上達する本」ではないような気がする。っていうか、英語のレベル関係なく、「レポートを書く」「授業内容を理解する」というところに焦点を当てている、ってこと、分かっていただけると幸いです。 といってもまあ、やっぱり留学した当初から、ある程度他の学生に学習面で差をつけておけば、英語力のギャップは埋められるので、留学前の「英語学習時期」に、「大学で授業を受けるスタディスキルズ」も、いくらかつけておいてスタートダッシュを切っておいたほうがいいよね。 ってわけで、そういう勉強法も、来年は紹介していきたいと思います。 (待てない人は、本家サイトやメルマガを参照して勉強してください(^^)) 留学ブログランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.12.25 19:44:34
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