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2007.05.04
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カテゴリ:留学-学習編
勉強していてもなかなか能率が上がらない、そもそも勉強はさせられているけどそこから自分は何を学びたいのかが分からない、という人にお奨めの本。


コリン・ローズの加速学習法 実践テキスト


過去にいろいろなところで紹介してますが、読むたびに新しいことが得られる、違う目的を持って読むと同じ箇所からもまったくインスピレーションが得られる、と言うことで、自分の本棚にある本のうちで(娯楽小説を除いて)何度も読み返してる数少ないものの一つ。

昨日読んだところでは、「学習と感情の関係」ってのが、興味深く感じたので、ちょっと自分の考えなんかを。

「学習と感情の関係」で、一番分かりやすいのは「記憶」だと思うけど。
深い感情が関わっている出来事はより覚えているもの。パフォーマンスが面白い先生の授業の内容ほどよく覚えているとか、クラスの前で発表して、好意的なコメントをもらった時のトピックについてはいつまでも覚えてるとか。反対に、みんなの前で思いっきり間違った問題の答え(恥ずかしさ)、満点を逃したたった一つのテストのミス(悔しさ)なんていうのも、記憶にしっかり残って次回から間違えないようになる。

そういった断片的な記憶内容だけでなくて、感情が学習意欲そのものをコントロールする場合もあって、こっちのほうが、今回興味深いなと思ったのだけど。

例えば昔、学校や塾で退屈な暗記を延々とやらされたとか、発言回数を競争させたりして、いつまでも発表できないでたたされて苦痛だったとか、「勉強すること」そのものにいやな感情が結びついてしまうと、例えもうそのクラスにいなくても、大学や会社のように自主的に学習スタイルを確立させていく場所でも、どうしても苦手感が付きまとって、能率が上がらなくなってしまう、なんてことがあるんじゃないだろうか。要は、「勉強すること」に対する、トラウマだね。

こういう人は、スタディスキルズがどうこう言う前に、学習に対して恐怖感があるので、どんなスキルであろうと最初っから受け付けられない。いろんな学習法を紹介して「さあ、こういう風にやってみよう!」といったところで「でもどうせオレはできないんだから」という、ネガティブな感情が先にたってしまって実行の一歩が踏み出せないんだよね。

ちょっとここで立ち止まって考えてみてください。身に覚えは、ないでしょうか??


もし、上で言っているようなことに心当たりがあるなら、学習に対してネガティブな感情を持ったままあれこれ違ったスキルを試す前に、まず感情の転換をしないといけないのでは?と思うわけだ。

要は、「勉強...いやだな、つらいな、したくないな」から、「勉強...面白いな、学びたいな、学んだら自分は凄い人間になるな」というふうに、「勉強」や「学習」に対するイメージを変えないといけない。


では、以下に具体例を。


留学中の学習について言えば、「英語ができない」「私は外国人」「他の生徒ははきはき意見がいえるのに、自分は何を言っていいか分からない」なんていうネガティブな感情が、課題のリーディングやレポート書き、ディスカッションへの参加なんかを苦痛にしてしまうことがよくあると思う。
自分の縄張り以外のところで勝負しているっていう「恐れ」が、自然と「できない」「難しい」っていう姿勢で学習にとりくむ環境を生み出しているんだよね。

ここはまず、「自分は留学生だから、他人よりできない」とか、「英語が難しくて、授業についていけない」とかいった、「留学(=海外の学校で学ぶこと...留学とは限りませんが)」に関するネガティブな感情を、ポジティブなものに切り替える工夫をすることから始めてみると言い。

まず、「他の生徒よりできない」という固定観念を捨てること。

留学したばかりの時に現地の人と接すると、自分よりずっといろんなことを知ってて、自信に満ちてて、凄く優秀に見える。もちろん、英語はぺらぺらで、なんか凄いかっこいいことを言っているような気がする。

だけど、考えてみれば、彼らの多くは自分たちと同じ期間しか生きてない、がきんちょたちに過ぎない。
こちらのほうが人生経験が少ないわけはないし、知識の量ではぜったい負けてない。逆に、こちらは、相手の土俵で相撲を取ってやってるんだから、相手よりずっと柔軟性があってすごいわけだ。
あっちだって、母国語でない言語で彼らと同じことを学習している留学生には脅威を抱いてるはず、だったら、ディスカッションやテストでさらに鼻をあかしてやれ、くらいの気持ちで望んでみると、留学生、というコンプレックスも、見事に跳ね返すことができる。

「外国人だから、現地の人と対等に勝負するのは無理」っていうネガティブな感情から、「外国人なのに、現地の人と対等に勝負できたらすごいかっこいいかも」っていうチャレンジ精神に切り替えると、英語や文化の違いといった壁も、越えるのが楽しくなる...はず。


もう1つは、これ、忘れがちなのですが「留学というすばらしい体験ができた、感謝の気持ち」を、学習に上手く結びつけること。

いくら留学が簡単に出来るようになってきた現代とは言っても、海外で学習する、っていうのは、すばらしい経験であることには違いない。そんな機会を得たことに感謝して、その機会を最大限に活用しよう、という気持ちを持って学習に望むこと、そして何より、日本ではまず体験することのない教科の内容、授業スタイル、ユニークなクラスメートたち、すばらしい学習環境、なんていうのを、一つ一つ考えてみて、「こんなところで勉強できるなんて、凄く貴重な体験なんだ」と、こころから思うことができれば、引っ込み思案になってクラスに参加できないとか、学習量が多くて投げてしまうとかするかわりに、自分が思っている以上の力が発揮できる。

自分も期末テスト前に、複数のクラスで課題を抱えて泣きそうになった時は、いつも「日本の大学だったら、こんなに限界まで自分を試すことはできなかっただろうな。自分って、凄いなー。こんなに勉強することなんて、一生に一度しかないし、将来もぜったい誇りにできる瞬間を、今生きてるんだな」とかなんとか、センチメンタルな気分に浸って自分を奮い立たせてた。そして、あの時の「自分を追い詰めて勉強することに快感を覚える」というアヤシイ感情は、今でも自分の仕事に対する姿勢に影響しているように思う。


なんか、こうやって読んでるだけだとウソ臭いけど(書いててもそう思ったし。汗)、経験から言ってホントです。いつも言ってるようだけど、ほんのちょっとしたきっかけで、あることに対する視点は180度変得ることができて、後から思えば「なんだ、こんな簡単なことだったんだ」と思えるので、聞き流さないでだまされたつもりで実行してみてくださいね(^^)。





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Last updated  2007.05.04 17:32:04
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