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カテゴリ:パラグライダー:朝霧
前日までは、朝霧4連敗(前山抜けられず)中。
台湾のフライトは奇跡だったのか~状態 さすがに、ヘコむよな~。 2008年1月27日(日) 富士市から朝霧へ向かう途中、車中でこんな会話が。 師匠「今日は雪雲が発達しているから、水蒸気が凝結していて 2000mあがればダイヤモンドダストが観られるよ。」 私「そんだけあがればいいですけどね~。」 師匠「こういうコンディションの日は間違いなくあがれます。」 4連敗もしているものだから、半信半疑で聞いていた。 そいえば土曜日、午前中のコンディションが渋そうだったから ウィングキッスとトンボのテイクオフに遊びに行ってきた。 どちらも担ぎ上げがあって(その日は雪道だし)、 スカ朝のテイクオフは楽だな~と感謝でいっぱいになった。 この日はかなり気合を入れ、早めに猪之頭に向かった。 ランディングに着くと、 「あれ!?誰もおらん・・・。」 なんと1台も車が来ていなかったのである。 こんな経験は初めてだが、師匠が私を弟子にする前は、 しょっちゅうあったらしい。 一便のバスでテイクオフへあがり、準備して風待ちをした。 テイクオフに日差しがあたりはじめて、風が出たところでテイクオフ。 スカ朝で4~5番手だった。 挑戦するタスクは、タスク6 猪之頭→農道十字路→とんぼ小屋→白糸テイクオフ→白タンク→ランディング <猪之頭40本目:タスク6に挑戦> クロスは一発。前山を数往復すると、北尾根でサーマルヒット。 そのまま1600付近まであげると、 白くキラキラしたものが太陽光を反射してたくさん舞っていた。 これが「ダイアモンドダストか!」 確かに、ものすごくキレイだ♪♪ これが観られるという事は、ものすごく寒い!? この時点での前山での高度は1650m。 そこから最初のパイロン「猪之頭→農道十字路→とんぼ小屋→猪之頭」をやるのに 約3km。 この高度で大丈夫かなぁ!?と不安になったけれど 西富士トップで2000mあったとしても、猪之頭テイクオフまで戻ると 1600mまで落ちるよね。 という事は、同じだ。挑戦する事にした。 前山を離れると、どんどん高度は沈下し、 農道十字路で1500m。とんぼ小屋で1300m。 アクセル踏んで前山に戻ろうとするも、どんどん沈下(汗) 前山に辿り着いた時には、1100mに落ちた。 げ~っ、さっき5度目の正直でやっと前山抜けたのに、 また前山抜けるの~!? ここで降ったらどうしよう・・・と不安なったけれど、 さっきあげた北尾根のサーマルがまだ生きていて 乗ったらすぐにあがっていった。 西富士で1900m弱まであげ、ここでまたダイアモンドダストを観る。 けれど、先行した機体を観察すると、稜線上にどこにもサーマルが無い感じ。 鉄塔を越えるも、天子への道のりが渋そうだったので西富士に引き返してきた。 そこからサバイバルが始まった。 北東風でローターが発生し、普通に飛んでいても、 ハーネスがグラグラ揺らされる&油断すると潰されるの繰り返し。 そんな中、稜線にサーマルが発生するまで、高度を保ってなきゃならない。 1400~1600mの高度を維持し、前山と西富士を往復していた。 途中トイレに行きたくなるし、寒過ぎてフェイスマスクが凍りつくし 稜線が渋すぎて天子に行くのは厳しそうだし、思うように高度あがらないし・・ もう諦めて降りたくなってきた。 けれど、ここで諦めて5連敗するのは絶対ヤダ~っと思い、 稜線をにらめっこしていた。 すると、稜線をトップアウトして天子方面へ走っていく機体を発見! やっとチャンスか♪~っと思い、西富士トップで1900mまであげる。 長かったです。結局1時間ぐらい西富士でうろうろしてました。 そのまま稜線を走っていき、鉄塔を越えたところで1650m。 その先のサーマルで1750mまで回復させる。 先行する機体の浮き具合を見つつ、長者で1900mまで回復。 そのまま天子へ突っ込んだら、1300mまで高度が落ちた(汗) けれど、良いサーマルに当たり、1500mまで高度を回復。 ラッキ~~なんて油断していたら、 バサッ・・・・・・・・あ”~ 翼が目の前に落ちてきました(激汗)しかも2回も! ガクンッガクンッと振り落とされ、これには心臓バックバク!! 高度は1450mまで一気に落ちた。 今までで一番恐い思いをした気が。。生きていて良かった~。 気を取り戻して、もう一度サーマルをひっかける。 今度はガンガンあがって、気付くと雲の吸い上げを食らっていた。 高度は2000m。次のパイロン、白糸のテイクオフを目指していった。 白糸のテイクオフを越えて、田貫湖を越えて、 やっとの事で猪之頭上空へ戻ってきた。 トイレも寒さも限界・・ 最後のパイロン、白タンクの上空を通る。 やった♪後は降りるだけだぁ。 けれど、この時の高度は1500m。 サーマルだらけでなかなか降りていかない(汗) 翼端折ってもあがっていってしまう。。。 いい加減降ろさせてくれ~~! どうやら風が南に変わったようで、ばんばんになってしまったらしい。 最初のパイロンに挑戦していた頃は、シンク帯だらけだったのにね。 やっと見つけたシンク帯で360し、高度を落としてランディング。 フライト記録:獲得高度=1047m(高度2047m)、フライト時間=2時間30分 到達地点=天子(タスク6) 師匠からの評価:コンディションが良くなるまでのねばりは大切。良い判断 降りてから、すぐにトイレに走った。 天子に行くのに2時間半もかかって、寒すぎて自分の息も凍っていた。 本当に、つかれた。試練って感じのフライトになった。 降りた時が安定していて一番良いコンディションっぽかったけれど クロカン証の学科試験があったため、2本目を諦めた。 っていうか、疲れすぎて2本目なんか飛ぶ気になれなかったけど。 ショップにGPSを提出しに行ったら、やっとOKでました。 学科試験もS校長の説明が分かりやすかったので楽に合格。 後は実技2本残すのみになった。 (5本中3本クリアしている・・・という事にしておこう。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年12月09日 23時45分08秒
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