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カテゴリ:パラグライダー:朝霧
2008年3月8日(土)
クロカン証が来てから初のフライトをしようと、猪之頭へ。 今日から晴れて5km以上の遠出が出来るのである。 今までと違う準備として、2万円持参でフライトをする事に。 もし高度が足りなくなって、とんでもない場所で降ってしまったら 降りた場所からタクシーを呼んで街中に出るには1万円くらいかかるじゃん? 電車の駅に辿り着いたところで、電車代、バス代といろいろかかりそうだし、 特に山梨県側は携帯が通じないから、誰かにお世話になるしかない。 けれどそれは最悪な事態であって、 そうならないように心がけて飛ばなければなりません。 この日は朝霧に遅刻して着いたので、何便か後のバスでテイクオフに。 1便でテイクオフした人から、バンバン稜線に行っていた。 <猪之頭45本目:クロカン証取得後初フライト> クロスは気持ちよく成功♪ けれどその後、大シンクに当たり高度を落とす。 かなりの機体がランディングに降っていく光景が見えた。 げっ~~、テイクオフのタイミングを外したか!? けれど周りの機体を観察してみると、 ウィングキッスの前で上昇している機体を発見 「そこしかない」 追いかけて廻すと、すぐに前山を抜けた。 西富士で2000mまで上げて、師匠が同高度まで上がってくるのを待っている間に 暇だから「養毛」を取りに北に向かった。 養毛上空は、だいたいサーマルばんばんなんだけど、なぜか渋い。 再び西富士に戻ろうとすると、南風が強すぎてなかなか前に進まない なんとか戻った時には1750mまで高度が落ち、師匠が2000m付近にいた。 今日は「毛無」方面は厳しいかなぁ??そんな気がした。 鉄塔の手前でまた2000mまで上げなおした。 この時の逆転層ではこれが限界。これ以上上がらないので走ることにした。 長者に着くまでに高度を落とし、そこでやっとこあがるサーマルに当たった。 師匠「ここであげきってから天子に走ろう」 私と師匠は、一斉にサーマルを廻し始めた。 しかも逆方向に←ぉいおい 風を感じる方向、それによる機体のわずかな動き。 理屈は分からないけれど、サーマルのコアの方向が勘で分かる事がある。 この時の場合は、明らかに左にコアがあるのが分かった。 「よっしゃ~、左だ、廻せ~」ってな勢いでガンガン上げたのだが 右に廻した師匠は、、、。 師匠「渋くてあがらないので、このまま天子に走ります」だとさ。 ↑『あの~、渋くてあがらないのではなくて、コアの方向が違うんですよ』 とよっぽど言ってやりたかったけれど、辞めた。 師匠を無視して長者で上げきってから天子へ走った。 この勘だけは、師匠に勝っている自信がある。 天子に着いて、また2000m付近まであげたら 師匠「大倉方面に向かいます」と言うので行ってみた。 すると、2000mあった高度は、大倉ダムのある稜線上では1600mに落ちた。 げ~~、先週はここに降ろせたから良いけど 今日は猪之頭に帰らなきゃならないんだよね・・・・・。 なのにどこにもサーマルがない(汗)し、ダミーもいない。 神頼みでサーマルを探したら、ようやく+1.5のサーマルを発見! 『逃したら帰れない!』と思って必死になって廻す。 すると、1850mまで高度は回復。 そのまま沖に出して「大倉ダム」上空まで行って稜線に引き返した。 これ以上は攻められないと思い、天子方面へ引き返した。 途中1200mまで高度が落ちたけれど、天子に強い上昇があって1700mへ。 師匠「ここで2000mまであげたら、天子湖へ行きます」 え!?私、大倉まで行けただけで満足なんですけど、 それってかなり無謀じゃ??今日の逆転層じゃ渋いよ~ ドラクエ4の作戦で言ったら、師匠は「ガンガン行こうぜ!」だけど 私は「命をたいせつに!」に設定して、スカラを唱えまくってるだろうな けれど、せっかくの機会なので挑戦する事にした。 +5のサーマルを楽しみながら廻していって、高度は2150mへ。 これ以上は上がりそうもなかったので西へ走った。 稜線の西側へ向かって行くのはこの時が初めて。 途中にサーマルもなく、高度はどんどん沈下していった。 いくつか目の尾根に付いた所で、遠くに目指す「天子湖」が見えた。 上空から見たのは初めてだったので感動! ![]() けれど、サーマルもなく、引き返す事に。 天子の尾根を1500mで越えた。 これ以上低い高度だったら焦ってしまうところだった。 後から聞いた話なのだが、この時私を先頭に3機付いてきていたらしい。 Kさんから「こんな日に天子湖に向かう馬鹿がいたらしいね」と笑われたし。 その3機のうちの1機が師匠。 その後ろが、Jリーグの大会で優勝した、とんぼの方。 その後ろが、数々の大会で優勝している、スカ朝のTさん。 げ~~、しょぼい私が、こんなスゴイ方々にダミーにされてたのか。。。 私が引き返した後、他のお3方も引き返したそうです。 今回は3分の1進んだから、天子湖入門編といったところかな。 いつか達成してみたい。 その後、できかけの雲を狙って何度もチャンスを伺うけれど、 稜線の西側はどうも渋い。西富士に引き返した。 師匠「毛無に行きます。養毛であげきってください」 そう言われたので、養毛で良いサーマルに当たって廻していると、 師匠「風が怪しいので辞めます」 え~、このサーマルなら2300mまで上がるのに!と思いつつも言う事を聞いた。 ならば沖のアリーナを攻めようと思って 「沖に行きたいです」と言ったら、師匠の勘違いもあり、その間に高度を落とし なぜか「もちや」の手前で引き返す事になった。 前山付近で、翼が馬蹄形に潰されたし(左右のエアインテークがくっ付いた感じ) この日は、沖に攻めてアウトサイドしている人が続出している無線を聞いていたので 攻めなくて正解だったのかも。 まあ、無事に降りられたから良しとしよう。ターゲットに入ったし。 フライト記録:獲得高度=1372(高度2372)m、フライト時間=2時間25分 フライト軌跡:養毛-天子-大倉ダム-天子-天子湖入門-養毛-もちや手前 師匠からの評価:安全マージンの取り方の練習でした。 ![]() 今まではクロカン講習もあったし、天子往復止まりだったけれど 少しだけ枠を破って遠出ができた。 大倉で1800mもあれば、芝川まで行けたと言う声もあったけれど まずはどのくらいのマージンがあれば戻れるかを確かめる事が重要であり 西側を攻めた時も、行きに戻るサーマルがあるか確かめる必要があると思った。 確実に戻れると確信出来るまでは、挑戦してはいけないし、 万が一の場合を考えて、高度に余裕があるうちに降ろせる場所を探しておく。 1本目にしては、良い経験になったと思います。
Last updated
2009年11月26日 18時00分49秒
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