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カテゴリ:パラグライダー:朝霧
2008年3月29日(土)
先週は仕事で飛べなかったので、2週間ぶりのフライトをしに朝霧へ。 この日は、木島平ミーティングがあるので木島も考えていたけれど あいにくの雪/雨/曇。(宿も予約していたのに。) 師匠との相談の末、朝霧に行く事になった。 9時過ぎに猪之頭に着き、遅刻だぁ~と思ってランディングに行くと・・ 誰もおらん 猪之頭って工事中だっけ?と思って「とんぼクラブ」に顔を出すと皆さん準備中。 しばらくするとスカ朝のバスが来て、 師匠と私の二人だけで飛ぶか!と気合を入れてフライトスーツを着ると YイントラとNイントラが畑仕事に行ってしまった。 しょうがないから、少しだけクワを持って畑仕事を手伝った。 西風(フォロー)強風で猪之頭は厳しいから、白糸の方が望みがあると言う。 白糸へ行くか、かなり迷ったけれど、猪之頭で待機する事にした。 しばらく経つと風もおさまり、皆さん続々と猪之頭に出勤。 2便のバスでテイクオフへあがると、やはりフォロー。 諦めて「白糸に行こう」と決めると、下りのバスが行ってしまった。 そんなわけで、仕方なくテイクオフで待機していると、 やっとこアゲインストが入り始め、テイクオフした人達が上がり始めた。 師匠は「すぐに行くよ」と準備を急かしてきた。 んで、準備が終わって、クロスを構えると、 ・・・・・!?みんながふっていく・・? 私「なんだか渋そうですよ?待機させてください!」 と私は後ろに下がったのだが、師匠は行く気満々! そんな師匠を私は必死になって止める。だって今行ったら100%降るよ~ 明らかにシンクタイムである。 いくら師匠ほどの腕があっても、降る時は降るんですよ~。 過去に失敗してる事もあって、今回は私のタイミングに合わせて頂いた。 慎重にテイクオフのタイミングを見計らい、 よし!今だ!! <猪之頭47本目> クロスでテイクオフすると、良い上昇~ テイクオフ右のサーマルで、前山を移動する事なく一発抜け! ほら、私の勘は正しかったでしょ?師匠 西富士に行くと、どこを飛んでいてもグングン上昇~ 気付くと高度は自己最高の2500mを超え、 サーマルを追っかけて行ったら養毛に辿り着いていた。 師匠「それだけの高度があれば、毛無に行ってみよう」 という事で、講習生の頃に行って以来、1年以上ぶりに毛無に行ってみた。 毛無の上空で2600m。はるか下に山頂が見える。 遠くの方に本栖湖が見え、高度があるなら・・と本栖湖を目指して進んで行った。 そう!今日の私のモードは、ドラクエ4の作戦で言ったら 「ガンガン行こうぜ!」である。 けれど・・・。 本栖湖がかなり目前に見える位置まで来たら、 師匠「ニモ!無線聞こえてますか?戻ってください。」 と止められた 2450m高度があったものの、 その先に行くにはスピードの遅いHOOKではズブってしまうらしい。 師匠「これから世界地図に行きます。他に行きたいところはありますか?」 と聞かれたので、世界地図は一度行ってるから・・・ 私「天子湖が良いです」と言うと 師匠「まあ、行けるかな・・。」 と、天子湖を目指す事になった。 途中で高度をめいっぱいあげる。すると、念願の3000mを超えた 3000mを超えているのに、バリオの上昇音はまだ続く。 雲の上を飛んだり、富士山の裾野に広がる景色を眺めたり~ 天子の山頂がはるか下に見えた。 天子湖への作戦は、天子の手前から一直線に目指すと言う。 天子に着いてから西に向かうと、高度がズブってしまうらしい。 稜線を離れた高度が2700m。 その後、高度はどんどん低下し、上がれるサーマルがなかなか無い。 師匠「高度をあまり下げないで行くよ」 そんな事言ったって、下がるものは下がるんだよなぁ~。 師匠のマスタング2とニモでは、滑空比がかなり不利だし。 そんな時、「ピピピピ~」とやっと+2~3の上昇がありグルグル廻す。 ここで上げきるだけ上げよう!・・と思ったけれど 先に進んでいる師匠の高度がどんどん落ちていくのが見えた。 私がここでグズっていると、共倒れになってしまう。 「進むしかない!」 高度はまだ2450mあったので、信じて突き進んだ。 途中、この前下見に行った「佐野村」の集落が見えた。 その先にひっそり見えるのが目指す「天子湖」 スピードはアクセル踏んで24km/hくらい。と言う事は帰りはフォローだ。 じわりじわりと天子湖へ近付いていく。後ちょっと。 ![]() ニモ!がんばっ。 やっとの事で天子湖の端の湖原まで辿りついた。 上から見る天子湖は、水面が揺れていて、とても神秘的に見えた。 オッケ~♪念願の天子湖GET!! この時の高度は2000m。 師匠「そろそろ帰りの高度を考えて」 そう言われたので、後ろに向き直って天子を目指す。 フォローは早い早い♪♪天子には余裕で戻れた。 師匠「もう戻るよ~?」と言われたので 私「え~、大石寺に行きたい~!」と頼んだら 師匠「じゃあ、雲底に着けたら良いよ」とおっしゃるので 頑張ってサーマルと戦ったら、2500mオーバー♪ 雲ギリギリに突っ込んで目的地を目指す。 途中、大倉ダム付近まできたところで 師匠「戻って~」と無線。 どうやら、北風が強すぎて、行きは良い良い、帰りは・・・。との事。 残念!天子でまたまたサーマルを引っ掛ける。 けれど、この時にはもう2000m以上にはあがらなくなっていた。 ずっと日差しが無かったし、もう終わり!? どこにも行くところがなくなったので、降りる事にした。 満足満足 フライト記録:獲得高度=2035m(高度3035m)、フライト時間=2時間15分 到達地点:毛無(雨ヶ岳)~天子湖~大倉ダム 師匠からのコメント:コンディションが良いときは行き放題?無理しないでね。 ![]() この日は、 ずっと念願だった「3000mオーバー」と「天子湖」を達成できて 大満足に終わった。 ちょうど1年前、天子湖へ行った師匠にあこがれて弟子入りしたのだから。 (↑グラハンが救いようもないくらい下手だ(った)からというのもあるけど) その時はまだ講習生で、1年後にここまで出来るとは、想像もしてなかったかな。 それを達成出来たのも、運が良かったから・・・かもしれない。 ・木島に行かなかった。 ・白糸に行くチャンスを逃した。(下りのバスがちょうど良く行ってしまった) ・テイクオフのタイミングをしっかり選んだ。 偶然の勝利である。 P証ルーキー(5月まで)のうちに、 残す目標「大石寺」を達成させたいところだけど そろそろ遠征が始まるから、難しいかな。 スカ朝の掲示板にも書いて頂きました♪(天子湖) ![]()
Last updated
2009年11月26日 17時58分41秒
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