ダイラボウ : 大クロカン大会
2013年5月5日(日)今日は、↑ ホームの松田山メンバー大勢で、静岡県のダイラボウエリアへ。( 結果、ホームエリアには、4人しか残らなかったようです。 )↑ 8時集合の、9時入山。各地から40名ぐらい集まったでしょうか。↑ 集合写真( 弟さん撮影 )。今日は、みんなで大クロカン大会ですな。集合写真を撮り終えた直後、9時26分に高校生のA君がダミーでテイクオフすると、高く上がっていきました。↑ 続々と、テイクオフラッシュが続いていきます。ニモも急いで準備をして、10人目ぐらいに並んだのですが、急に渋くなりだして、自分の装備性能ではサーマルポイントまで到達できないと判断し、後ろの方に順番をお譲りしました。すると、順番をお譲りした方が、ランディングまで届かなくなり、◯◯◯くぐり・・・。2-3機の方でも届かなかったみたい。あやうく、我が身でした。。。しばらく、ぶっ飛びコンディションが続いたため、長い待機となりました。ぶっ飛ぶか、クロカンに出られるか、50%ぐらいの確率か。待っても待っても、状況は変わりそうになかったので、↑ ニモは、10時40分にテイクオフ。( 弟さん撮影。 )すると、直後に吹き降ろしの風につかまり(ハズレを引いてしまったみたい)、◯◯◯をかろうじて越え、メインランには届きそうにない。。。諦めて、手前の河原に降ろそうと思っていたところ、なんとかギリギリサーマルにヒット。そのサーマルに必死になってしがみつくと、1500 m まで上がり、↑ 1人旅へ。あれだけ人数がいたのに、結局1人になってしまうのですね。。。(悲)。テイクオフでは、あの後フォローの風が入り、何人かが飛ばずに下山したようです。なるべくキープハイで、ゆっくりと大山を越えて行き、↑ 大棚山へ流していきます。大棚山へ着くと、ニモより少し後にテイクオフしたK塾の3機が、大山へクロカンスタートしたのが見えた。どこかで、合流したいな ♪大棚山で、しっかり 1800 m まで上げて、↑ ゴジラの背へと向かいます。ここでゴジラの背の表面まで滑空出来ないと、先日 のように、ゴジラの背の裏のローターの巣に、大怪我覚悟で降ろす事になるのです(恐)。↑ 今日は、余裕でゴジラの背に到達 ♪ここで、後ろから来たK塾の3機と合流します。↑ ニモが先にフォッサマグナまで突っ込むと、塾長も突っ込んで来ました。ただし、コース取りが悪かったらしく、ここで、K塾の3機に抜かれてしまいます。機体のスピードが大きく違いますし、再び1人旅になってしまいました。↑ 今日のフォッサマグナハイウェーは、雲底が低く、安倍川に降ろせるところがあるうちは、雲を西へ避け、富士川に降ろせるところができたら、雲を東へ避けます。↑ 朝霧への玄関口 : 篠井山があるところまでは、稜線を走っていきます。篠井山を越えると、稜線が富士川(降ろせるところ)から遠ざかってしまいます。↑ 今日はフォッサマグナの雲底が低く、高いところを移動出来ない。自分の装備性能では、思うように前に出ないため、稜線からこぼれて、降ろせるところを確保しながら、チキンコースを北上します。↑ この状態で、フォバっています(大汗)。身延山の南側は、降ろせるところがほとんどありません。また、先日 のように、山の中腹のテニスコートにお世話になるのか??(汗)この時点で、かなり南風が強く、アクセルを踏みながらセンタリングしないと、上げられない状況になりました。必死になって、なんとかサーマルを流していきます(大汗)。↑ 身延山の山頂に出られた時には、かなりホッとしました。神奈川県の大山みたいな雰囲気ですね。↑ 目的地の甲府は見えているのですが、この時点で、アクセルを踏まずに 62 km/h のスピードが出ています。これはもう、私の手に負えるコンディションではありません。これ以上進むと、降ろせるところは狭くなりますし、甲府には高額損害弁償(1000万円以上)のブドウ畑がたくさんありますので、進む事を諦めて、広い富士川沿いに降ろすことに決めます。↑ ここから、恐怖のバックオーライ・・・が始まります。流されて、流されて、↑ やっと降ろしてもらえたのが、予定地より 2~3 km進んだ、ここの河原。↑ 53 km のクロカンでした。3時間25分の、フライトでした。降りてから、極度の緊張がほぐれたせいか、吐き気寸前の激しい偏頭痛に襲われました・・・。強風の中、ヘロヘロになりながら機体を畳んでいると、弟さんが回収に来てくださり、↑ タンタカさんが、今回は中指を立てずに、機体を担いで下さいました。みんな、本当に感謝です!今回のフライトは、・ 降ろすところがない中、機体が全く前に出ない。・ 単独飛行。・ ランディングは、バックの連続。予報では、一番南風が強く吹き抜ける時間帯にハマってしまったようです。ダイラボウからのクロカンを数本経験して、前に出ないコンディションでの甲府方面のクロカンはオススメできません。山が深すぎます。同じ50kmを飛ぶのなら、朝霧へ行く方が安全だと思いました。( 無風か、穏やかなコンディションなら良いのですが。 )このところ、自分の装備性能(1-2機の軽量級)に限界を感じてきました。この連休中、何度か前に出ない恐怖を味わってきました。私が出来るのは、ここまでかな??私は残念な結果に終わりましたが、他のメンバーからは続々と大記録の報告が。トップはまたまた、アンドロイドさんで、長野県の諏訪湖、八ヶ岳を越えて、佐久市まで飛んで 137 km!エリア記録を大きく更新。おめでとうございます!こんな大記録が出るコンディションは、自分にとっては手に負えないコンディションになってしまう事が悩ましいですが、それが自分のスタイルなので、仕方ないですね。ダイラボウエリアは、エリア開発の時(2008年) からお世話になっていますが、こんなに素晴らしいクロカンのメッカになってしまうとは、私も嬉しいです。今後、アンドロイドさんの記録を誰が破るのでしょうか!?