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ワン・テイスト 解き放たれてここにあること       

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2006.05.25
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カテゴリ:日記
今日は夕方からシャガール展に行ってまいりました晴れ

愛の旅人 シャガール展
大阪の海遊館のそば、そして北港にあるサントリーミュージアム

もっと色彩の作家だと思っていたけれど、切なく悲しい世界。そして、美しい。

何層も何層も重ねられて、彩っている。

作品は、悲しみと喜びで彩られていました。

『私はニヒリズムを好まない。確かに人生は暗く悲しい。
しかし芸術は愛によって悲哀を歓喜に変えるのだ。
ジョットーの絵やモーツアルトの音楽のように。』

とシャガールは生前語っていたようです。

芸術とはまさにそういうもので、私はひかれる。

生まれて初めてなりたいと思ったのは、絵描きさんで次は音楽家という志向の私は

やはり芸術が好きではあるし、悲哀を歓喜に変えるその魔法にひきつけられるのです。

私も、自分のやっていることがそういう、魔法でありたいと思うのです。


よく見ると、絵のいろんなところに変な顔や不思議な山羊や馬が。

省略されたその姿は、ユーモラスでもあり。幻想的でもあり。



港に面して美術館が建っているので、なかなかロケーション的によいです。

人ができるだけいない平日のちょっと夕方に行くと

ゆっくりと夕暮れが美術館内で楽しめると思います。

大きな海に面した窓から、船が見えます。

シャガールの年譜がそこには張られているので、なんだかシャガールの流転な人生と

絵を感じ、そして海を見る。

チラシなどで表を飾っている

“エッフェル塔と新婚の二人”がすばらしいです目がハート

もう何時間でも見ていたい。

綺麗で綺麗で、すべてのタッチが完璧。

幸せでたまらない。

追記
すべての芸術は、永遠を切り取ったものであろう。が、

その永遠の断片に触れるとやはり心は震えるのでした。

すべては変化していく。そのなかにある永遠。


マルク・シャガール展
http://www.suntory.co.jp/culture/smt/gallery/index.html





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Last updated  2006.05.25 21:06:49
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