ジャステストのお部屋☆

2005/12/06(火)21:06

天使のナイフ

た・な行(映画・本)(17)

『天使のナイフ』  薬丸 岳 (著)  生後五ヶ月の娘の目の前で惨殺された妻・祥子。夫・桧山貴志は耳を疑った。犯人は、十三歳の少年三人。四年後、犯人の少年の一人が殺され、桧山は疑惑の人となる。少年たちの事件後を追う桧山に付き付けられた、信じがたい真実、恐るべき過去――。  更生とは何か。本当の贖罪とは何なのか。少年法をめぐる論争の死角に迫るとともに、”読み出したら止まらない”ミステリーの醍醐味を両立させた、選考委員も絶賛の話題作、ついに刊行!! 第51回江戸川乱歩賞受賞作。 ==========================================================================  ↑のように4年前に十三歳の少年3人に貴志の妻・祥子は殺害された。しかし、少年法や児童福祉法に基づきこの3人は刑事責任を問われず保護手続きの対象になる。やるせない想いを4年間持ち続けた貴志。しかし、ある日3人の犯人のうちの一人が何者かに殺害される。そして、また一人・・・・。しかもタイミングよく貴志のアリバイのない時に・・・。  その疑いと謎の疑惑を晴らすために貴志は独自で捜査をすすめてくのだが、物語中盤から『裁かれなかった真実』が明らかになり、4年前の祥子殺人事件の裏に隠された真相が明らかに。最後の最後にすんごい事実が!  犯罪被害者の心理と少年法という社会的問題から推理をかねて突き進む物語。『13階段』もとても面白い推理小説でしたが、ジャステスト独断の意見を言わせていただければ、13階段を超えており、今年みた本で一番面白かったです☆  さすが第51回江戸川乱歩賞受賞作!!! ジャステストのごり押し作品。読まなきゃ損しますよ☆

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