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Juteline's Ball Room et cetera

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リバテクの解釈に付いての考察

リバテクの解釈に付いての考察


リバテクの解釈の注意事項


リバテクの解釈に関しては 人によりかなりまちまちな解釈が成されているようです
私も 原文を理解した上での発言ではないのですけれども 10年も社交ダンスに取り組んで来ますと リバテクの内容は こういうことだろうと 察しが付くものです
そこで 一般のアマ・ダンサーに 解釈上の疑問点が多いので 考察してみました



ワルツ・フィガーの解釈上の問題点



1)ウイスクについて
2)コーナー・ウイスクについて
3)ナチュラル・スピンターンの第4歩について
4)オーヴァー・ターンド・ターニング・ロック(ターニング・ロック・トゥー・ライト)の第3歩について
5)ダブル・リヴァース・スピン 及び ダブル・ナチュラル・スピンの男子ライズについて

これらに関する解釈上の混乱が 社交ダンス関連のウェブ・ページやブログやメーリング・リストに 多く見られるようですね

ウイスク&シャッセ・フロムPP&ナチュラル・スピン・ターンの動作を 正しく解釈するためには タンゴの同じような フィガー・グループと 対比させて 考えると とても分かりやすいものです



ウイスク


タンゴにもワルツと同じフィガー・グループ(振り付け)が あるのです
【ウイスク→シャッセ・フロムPP→ナチュラル・スピン・ターン→リヴァース・ターンの456】は タンゴでは
【プログレッシブ・リンク→プロムナード・ターン→ロック・ターン】と なります

ですから ウイスクの要領は プログレッシブ・リンクと同じと 考えると ウイスク・リードも良く分かります
即ち ウイスクの男子第1歩左足前進では 先ず CBMをかなり強めに はっきりと入れる……ことが大切です
(対比)
タンゴのウォーク男子2歩目がSLで前進して ヒップを左回転させておいてから そのままのヒップの形から プログレッシブ・リンク第1歩左足をCBMPに ステップします
同様に ウイスク第1歩を CBMを強めに入れて ヒップを左回転させるのです

(対比)
プログレッシブ・リンク第2歩目では 1歩目には体重移動を行わないで 1歩目よりも手前の位置から(前後両足の中間バランスから)斜め前方に 体重を移動させます
同じように ウイスク男子第1歩には 体重を乗せに行かないで ワルツの場合はタンゴよりも 前寄りに体重を位置させますから ウイスクの1歩目の時には 前後両足の2/3だけ前寄りの位置から 体重を 斜め前方に体重移動します
タンゴとの相違点は タンゴでは プログレッシブ・リンク第2歩目の右足よりも 内側寄りに 体重を移動します
それに対して ウイスクでは 女子を右寄りに(逆LOD寄りに)リードするので 男子第2歩は またがないようにして 右ヒップの下にぶら下げる感じにして 体重が右足近くに 移動します
この間に ヒップを右回転させて CBMを元に戻してほどくようにします
この男子のヒップ・リードによって 女子の第1歩目右ヒールが下りる以前に 右ボールで1/8右回転します
そして 女子の第3歩目の左足は トウ・ターン・インさせて 左足の向きは 右足の方向に向けます
この女子第3歩左足は 着地してから以後は 回転なしです
左足では 回転しません
ヘッドは回転なしで 左へ向けたままにします
即ち 女子は ヘッド→右足→左足にかけて 右回転のヨジレの形を作ることになります
女子は 下の方にヨジレを先に作っておいてから ウイスク第3歩の右足を 箒(ほうき)で撫で付けるように 右足ボールで床をこすりながら 直線状に引き寄せて来て 左ヒールの下を くぐらせて 交差させます
この動作から……ウイスク【whisk】麦わらぼうき……とフィガー・ネームが名付けられました


この事柄を 正しく解釈している女子が 男子が 少ないようです
ウイスクは 1歩目には 体重を乗せに行っては いけません
1歩目に体重が乗った時には 女子右ヒールが下りてしまいますから 既にPPになることは 不可能で クローズド・チェンジにしか 入れません
教本の写真が 右ヒールを上げて完全に左足に体重移動したような男子ウイスク写真を 載せている本が 多いのですが 写真は 殆んどウソと考えて下さい
リンクのコツが ウイスクのコツなのです

ウイスクは スクエアー・ポジションからのフィガーなのですから 【ヒップ・リード】が完全に行えますから 手のリード(アーム・リード)は 用いません
この点男子は 気を付けて下さい
それに対して シャッセ・フロム・PPは 男女のヒップがPPに開いているので ヒップ・リードは 不可能ですから 【アーム・リード】(手のリード)を使います



ナチュラル・スピン・ターンの第4歩
男子ピヴォット(女子ピヴォッティング)


ナチュラル・スピン・ターンの第4歩男子ピヴォット(女子ピヴォッティング)を正しく解釈する人が とても少なく 特にコンペ・ダンサーに少ないようです
ナチュラル・スピン・ターンを 正確に解釈するためには プロムナード・ターンと対比することが 必要です
プロムナード・ターン男子第3歩左足のピヴォット回転と同じやり方が ナチュラル・スピン・ターン第4歩なのです
(対比)
プロムナード・ターン男子第3歩左足は 女子とスクエアーになり【横少し後ろ】のフット・ポジションになります
男子の両足の間には 女子右足が割り込んで前進しています
同じように スピン・ターンでも男子の後退を小さくして 女子を前進させることが必要なのですが このことは 後述します

プロムナード・ターンに 話を戻して 男子3歩目左足で Qカウントでアンダー・ターンの場合は 3/8右回転します
LODに進行する場合には 2歩目でオーヴァー・ターンしておいてから 3歩目で1/2右回転します
この間には 右足は引き寄せることなくCBMPに前方に保ち続けます
女子は 右足前進したままの形で 左足を引き寄せることなしに 後方に保ち続けて 右足1本足で 右回転します

タンゴでは このやり方を女子もやっているのでしょうけれども スピン・ターンになると 女子は男子に振り回されているだけで 第4歩右足に体重移動しないままに 左足を後方からヘッドの左横へ振り出す弾みを利用して 【ナチュラルターンの前進回転のやり方をしている】のです
これは ピヴォッティング回転とは まるで異なります
この事柄を 女子は注意して覚え直して下さい
振り回されては いけません
ピヴォッティングは 右足前進です
女子が 考えるような回転ではありません
右足に完全に前進して 体重を乗せ切って 左足は後ろに残したままで 右足1本で左サイドを固定して 右サイドを引くことによって 右回転するのです

ですから 【スピンターンの4歩目のCBM】は 女子への前進の合図であって 右回転の予備動作としてのCBMでは ありません
ですから 女子は 振り回されてはいけません



スピン・ターンの第5歩~第6歩


スピン・ターンの女子第5歩は 横では ありません
(対比) ロック・ターンの女子第1歩は 後方に残した左足に 体重を移動して 左ボールで1/8右回転しながら 右足を引き寄せます カウントはS
そして 第2歩は 右足トウ・ターン・アウトして 小さめの歩幅で 斜め前にステップします カウントはQ
次に ボディーを少し右回転しながら 第3歩右足と平行に向けて 少し後ろへステップします
次に 右足を前進 カウントはS

このロック・ターンの両足間の体重移動と ボディーの少しずつの回転は タンゴの特性になりますが ワルツのナチュラル・スピン・ターンの第5歩~第6歩と 同じ動作なのです

ですから スピン・ターン女子第5歩は ナチュラル・ターンの第5歩【横】とは異なり 後ろに残したままの左足に 体重移動する……と云うことなのです
体重移動しながら ロアー状態で右足を引き寄せるので 右ボールで床をこするようになります
そして ブラッシュしてから ライズして ライズを遅らせますから この間に男子に引っ張られては いけません
男子が 充分に女子を立たせないうちから 女子を引っ張りながら 男子が大きく後退する……と言う間違い傾向が コンペ男子に 多いようです

男子第6歩は 【横少し後ろ】のフット・ポジションですから わざわざ後退する足では ありません
単に バランスを採る足で 大きく後退しては いけません



コーナー・ウイスクの男子第2歩


コーナー・ウイスクの男子第2歩は 間違い解釈をしているプロ教師が 少なくないようです(群馬県では90%以上が間違い指導と感じた)ので 我々アマ・ダンサーは 指導を受けるについては 理論武装をしてミス・コーチを見破れるだけの脳力!【能力】を 身に着けることが 大切なのです


コーナー・ウイスク男子第2歩は スロー・フォックス・トロットの【フェザー・ステップの第2歩】と関連付けて 解釈すると 分かりやすいです
即ち 男子が鏡の前で フェザー・ステップ第1歩~第2歩を シャドーする場合を想像して下さい(イメージして下さい)
第1歩 右足を前進してから 第2歩 左足をまっすぐに直線状に前進しながらSLを入れます
SLを入れることによって ボディーが右回転しますけれども 左足がまっすぐに前進しているために ナチュラル・ターンの前進右回転のようには見えません
SL前進は 通常の前進右回転のようには みえません

このフェザー・ステップの1~2歩を 鏡に映る左右逆の映像(シャドーの自分の姿)を イメージしますと
鏡の中の映像では
第1歩 左足前進
第2歩 右足SLでまっすぐ直線状に前進
……と 見える筈です
これが 即ち 正しいコーナー・ウイスクなのです

次に 女子が右寄りにホールドしている場合を 考えて見ますと 女子の右足の内モモを男子第2歩右足の内モモで なでるように(こするように) SLでまっすぐに前進するのです

そして 次の 第3歩に於いて 男子ボディーを右回転させて 女子をPPに開かせるリードをするのです

以上のこのやり方が コーナー・ウイスクの正しいやり方なのです


この正しいやり方を 教わった男子も女子も 実際は かなり少ないのではないでしょうか?
ウェブや ブログや MLでは プロ教師自身も開設していて 生徒の投稿記事も読まれる懸念があるために 本音の回答が出てきません
正しく 教わった……と言う明確な反応も無いことから 考えますと 予想以上に間違い指導が あり得るのでしょう


一般に多い間違いは 男子1歩目左足を前進してから 左ボールで1/8左回転してから 2歩目右足を 横にステップしています

つまり 1~2歩で リヴァース・ターンのアンダー・ターン(減回転)と云うべき 1/8左回転を しています

そして 次の3歩目左足を PPでウイスク交差する時に 右ボールで更に 1/8左回転しています


このように 男子のボディーが 左回転しているように見えるコーナー・ウイスクは 間違いです!
この点 男子は 注意して下さい

男子のボディーが 右回転することによって 女子をPPに開かせる動作が コーナー・ウイスクの正しいやり方であり 同様に 通常のウイスクも 男子ボディーの右回転でリードするのです



ウイスクとコーナー・ウイスクの
相違点と共通点


ウイスクは
強めのCBMからの ボディー右回転
※ リバテク丸暗記の【弱いCBM】では 実際上は ヒップ・リードが女子に伝わりません

コーナー・ウイスクは
SLからの ボディー右回転

ボディー右回転が 共通点です
CBMとSLが 相違点です


コーナー・ウイスクのミス・フィガーでは
女子が絶対にPPに開けないと云う
動作原理の説明


間違いのコーナー・ウイスクを ブルースのクウォーター・ターンズの前半と 関連付けて考えて見ますと 女子が絶対にPPになることが不可能!……と云う動作原理が 分かり易いでしょう

即ち クウォーター・ターンズの前半を 足順を逆足に変更して 進行方向と回転方向も逆方向に変更して 逆LODの方向へ進行する場合を イメージして下さい

男子第2歩左足前進して 左ボールで1/8左回転
男子第3歩 右足横
次に 右ボールで1/8左回転しながら 男子第4歩左足を引き寄せて閉じる

女子の足を考えて見ますと
女子第2歩右足をCBMを入れて後退して 右ヒールが下りるまでの間に 右ボールで少し左回転します
女子第3歩左足をトウ・ターン・アウトさせて横
女子第4歩右足は 直前3歩目の左足トウ・ターン・アウトによって 必ず 閉じることになるのです

後退回転のトウ・ターン・アウトの動作原理から PPに開くことは 絶対に不可能なのです
この意味から 男子ボディーの左回転によるコーナー・ウイスクは 間違いなのです



コーナーウイスクの要点


コーナー・ウイスクの要点

1)男子2歩目は まっすぐに前進します
※ SL前進ですから ボディー回転には見えません
女子2歩目は まっすぐに後退します
※ SL後退ですから ボディー回転には見えません

2)3歩目は 男子ボディーを右回転する動作によって 女子をPPに開かせます
女子3歩目は 直前2歩目の左足ボールでの右回転によって ボディーを右回転させて PPになり 右足をウイスク交差します
※ 通常のウイスク(レギュラー・ウイスク)では 女子左足ボールでの右回転は 行いません
そのかわりに 左足は着地以前の空中で……(スキミングをするから空中とは云えないけれど)(着地以前の段階で)……トウ・ターン・インさせておいてから(あらかじめPPのフット・ポジションのアラインメントを作っておいてから) 左足無回転の固定のままで ヘッド・ターンと右足引き寄せに伴うボディーの右回転によって PPになります
※ 左ボールでの右回転を するかしないかの点が コーナー・ウイスクと レギュラー・ウイスクとの 相違点です
※ コーナー・ウイスクでは SL後退からの左ボールでの右回転を 行います


貴方は & 貴女は
以上のような 正しいコーナー・ウイスクを 教わりましたか?

私は 群馬県で 正しいコーナー・ウイスクを 教わったことが全くありません
間違いのやり方を 色んな先生から 教わりました

ラテン(ルンバ&チャチャ)の女子のシャドーは 熱心にやりました
女子の足を知らなければ リードが出来ないからです

モダン(ワルツ&タンゴ)は 殆んどがヒップ・リード出来るので 女子のシャドーは 殆んど やらなかったのです
ある時 ダンス休止中に ワルツの女子足をシャドーしてみたら コーナー・ウイスクの間違いに気が付いたのです

今まで 色んな先生から 嘘を教えられたのか?……と知って ショックでした
自分自身が 知人にアドバイスする時には 嘘だけは教えないように 心がけていただけに 嘘と気付かず教えてしまった事に 反省しきりです

ところで 正しいコーナー・ウイスクのやり方が 全く分からないので困りました
過去に読んだ 教本には 載っていなかったのです

図書館で ダンスファン誌を26冊ぐらい 読みあさったら 北海道の先生が コーナー・ウイスクの2歩目の男子右足を まっすぐに前進しなさい……と書いてありました
図示の上で 1歩目左足のまっすぐ前方よりも右側の部分に 大きな円を描いて 円の中に……【第2歩右足をステップしてはいけない領域】……と書いてありました
即ち この北海道の先生は 間違い解釈が多いことを 想定内に 予測して 正しいやり方を 具体的に教えていたのです

ダンスファン誌の何月号かは 分かりませんが 綴じ方が現在のような ダンスビュー誌と同じ綴じ方ではなくて 週刊誌の綴じ方と同じで ステイプラー(商品名ホイッチスの一般名?)の綴じ方でしたから 3年以上前の発刊号かしら?

北海道の先生……としか 覚えてなくて スクール・ネームやお名前も 分かりません

ダンスファン誌によって 正しいコーナー・ウイスクを 知りました
ダンスファンさま ありがとうございます
北海道の先生 ありがとうございます
  


オーヴァー・ターンド・ターニング・ロックの
男子第6歩

オーヴァー・ターンド・ターニング・ロック(ターニング・ロック・トゥー・ライト)の 男子第6歩は ナチュラル・スピン・ターンの第6歩ではなくて ナチュラル・ターンの第2歩と 関連付けて解釈すると 分かり易いです

ピヴォットまでが ナチュラル・スピン・ターンと同じですが 後が異なりますから スピン・ターンではありません

スピン・ターンの(定義)意味は ピヴォットの後に 右足前進からのディレイド・ライズによる特殊回転を含めて スピン・ターンと表現します

※ 【スピン】のもうひとつの意味には 【トウ・ピヴォットの体重移動なし】……と云う意味もありますが ここでは 除外します

一般に フィガー説明文では ナチュラルスピンターンをオーヴァーターンしてから 右回転のターニングロックへ続けてPPに終わる足型……と 説明されています
ナチュラル・スピン・ターンをオーヴァーターンする……と云う説明は 間違いです
実際上は ナチュラル・スピン・ターンは行いません
ナチュラル・スピン・ターンは どこにも ありません

スピン・ターンが無いから スピンターンでは無いと云う理由から 女子のブラッシュ動作がありません
女子は この点 注意して下さい
ピヴォット・ターン(女子はピヴォッティングと云うけれど 要するにピヴォット回転なのです)をオーヴァーターンした後に ナチュラルターンの1~2歩を カウント変更して カウント2・3の部分でステップして下さい
女子のナチュラルターンでは ブラッシュ動作が無いのと同じ理由から カウン2・3の部分でナチュラルターンの1~2をやるのでから ブラッシュ動作は当然に やろうとしても出来ないし ブラッシュ動作は 無いのです



オーヴァー・ターンド・ターニング・ロックの
男子のステップ説明


アウト・サイドからでなしに イン・ラインから入る場合を 説明します

第1歩 壁斜めに面して
右足前進 カウント1
右足で4分の1右回転して

第2歩 中央斜めに背面して
左足横 カウント2
左足で8分の1右回転して

第3歩 右足を閉じる カウント3

以上の1~3歩は ナチュラルターンの前半3歩です

第4歩 LODに背面して
左足 後ろ少し横 カウント1
THT 8分の5 右回転 ピヴォットターン

この後の後続フィガーは スピンターンでは無しに ナチュラルターンの1~2歩へ続けますから 男子右足は CBMPにしないで 通常のインラインのイメージに変えて下さい

この左足THTのピヴォットターンだけで 8分の5右回転する事は 実際上は 不可能と思われます

2分の1回転が限界と思われます

残りの回転不足量の8分の1回転を 考えて見ますと CBMPにしないで右足を少し右寄りに振りながら 右ピヴォットターンをする事によって 左足の回転量が少し増加しますので 8分の5回転に近付く位に 回転出来そうです
そして 次の右足を 壁斜めの方向へ ステップして下さい

第5歩 壁斜めの方向へ
右足前進 カウント2

この右足は ナチュラルターンの1歩目です
しかし カウントは 1では無しに 2となっています
ライズは 2の後半ですから スピンターンと似ているようですが ナチュラルターンのように 大きく左足を開きますから 右足のライズの仕方がまるで異なります
このライズ動作の違いによって 女子がブラッシュ出来ないようにして下さい

右足で4分の1右回転して

第6歩 中央斜めに背面して
左足横 カウント3
左足で 4分の1 右回転して

第7歩 SLで
右足後退 カウント1
右足ボールで 8分の1右回転して

第8歩 左足を 前にロック カウント&
左足ボールで 4分の1右回転して

第9歩 右足をLODの方向へ
前進 カウント2

第10歩 左足 中央斜めの方向へ PPで横
足の向きは LOD
ボディーは LODと壁斜めとの中間に 向ける


第11~後続フィガーは
■ウィーヴフロムPP
■クイックオープンリヴァース
etc...のリヴァース系のフィガーへ続ける



ダブル・リヴァース・スピンのR&F


女子のライズ&フォールは 漸増的なライズですから 女子については 誰もがそのように解釈していますから 問題ありません

しかし 男子のライズ&フォールについては 漸増的なライズと解釈している男子生徒が 少なくないようですので 問題であり ここに取り上げてみました

男子のリバテクの内容は
第1歩 左足 カウント1の終わりにライズ
第2歩 右足 カウント2の始めに【アップ】
第3歩 右足でトウ・ピヴォット カウント2の終わりからカウント3の始めにかけて【アップ継続】
カウント3の終わりにロアー
……これが リバテクの正しい解釈でしょう

即ち 具体的に説明しますと
カウント1の後半にライズをするのですけれど このライズは漸増的なライズではなくて 急激なライズを意味します
最高の高さ【アップ】まで 一気に急激なライズをする……と云う意味です
そして 次のカウント2&・3&の中の(2の前半)【2&の2の部分】が アップで (2&3)までの間中 アップを継続します
そして 後続フィガーへの予備動作に当る(3の後半)【3&の&の部分】が ロアーとなります

2&3のトウ・ピヴォット【トウ・ピヴォットの体重移動無しをスピンと云います】は アップであり これ以上は高くなれないと云う最高の高さですから アップ継続となるわけです


漸増的なライズと勘違いした生徒は 先生から How to?を教わったらば 自分で Why?を考える事が 大切です


急激なライズをする理由は
女子の第1歩から第2歩にかけて 女子右足が【ヒール・ターン】をするからなのです
急激なライズによって 女子第2歩左足を後退する事が出来なくなります(後退が不可能となります)
後退が出来ないから 左足を揃えることになります……こう云う事柄が リードのコツと云えます
ですから 右足でヒール・ターンをする事になるのです
ヒール・ターンのリードのコツは 急激なライズなのです


※ 【スピン】と云う用語のもう1つの意味
誰もが 知っている【スピン・ターン】では 4歩目ピヴォットから5歩目の特殊回転までの 2歩に渡って回転する事を 意味しています
コレに対して (ダブル・ナチュラル・スピン)と(ダブル・リヴァース・スピン)の場合には 男子がトウ・ピヴォットで体重移動をしない事を【スピン】…と言い表しています
用語【スピン】には 2通りの意味があるわけです


※ ダブル・リヴァース・スピンのカウントには 2通りのカウント方法が用いられます
1)アマ用には 1・2&・3
2)プロ用には 1&・2・3
ダブル・ナチュラル・スピンに関しては 私自身が 1・2&・3以外のカウント法が許されるのか?…を 情報キャッチした事がありませんので 分かりません

※ 回転に関するリードのコツは
前半の回転部分は 男子がリードしますが
後半の回転部分は(男子トウ・ピヴォットの部分は) 女子がリードしますから 男子はフォローして下さい
もしも男子が全部を 強引にリードしてしまいますと 女子のロック動作部分で 女子が転倒する危険が生じます



タンゴのオープン・リヴァース・ターンは
2通りしかありません


リバテクのフィガー規定には
1)オープン・リヴァースターン・レディ・アウトサイドには
クローズド・フィニッシュが ありません
2)オープン・リヴァースターン・レディ・インラインには
オープン・フィニッシュが ありません
オープン・リヴァース・ターンには
アウトサイドとインラインの2通りが ありますけれども それぞれについてクローズド・フィニッシュとオープン・フィニッシュの2通りのエンディングが あるわけではありません


アマ・コンペを見学して見ると リバテクを正しく解釈している生徒と 間違い解釈の生徒との 両方が目に付きます
スクールの指導のやり方の違いが 現れます


リバテクの正しい解釈は
オープン・リヴァース・ターンには
1)インライン・クローズド・フィニッシュ
2)アウトサイド・オープン・フィニッシュ
……の2通りが あるだけです


※ 用語説明

オープン
両足を開く…と云う意味
ワルツのようにPPエンディングを意味しない
イン・ライン
アウト・サイドに対比して云う場合のスクエアの意味
PPに対比して云う場合は スクエアと云う
レディ・アウトサイド
ワルツではPOで男子後退と云うが タンゴではPOの意味をレディ・アウトサイドと云う
クローズド・フィニッシュ
両足を閉じて終わること
クローズド・プロムナードのように フィガー名の頭に クローズドを付ける場合もある
ワルツでは 両足を開いて PPではなくスクエアーに終わることの意味
オープン・フィニッシュ
両足を開いて終わる意味
オープン・プロムナードのように フィガー名の頭に オープンを付ける場合もある



タンゴのツイスト・ターン・スクエアー・エンディングの後続フィガー


ツイスト・ターンのPPエンディングには
1)1/4回転の方向転換
2)3/8回転の方向転換
3)1回転の方向転換(同じ方向に終わる)
……の3通りのやり方があります

ツイスト・ターンのエンディングには
1)PPエンディング
2)スクエアー・エンディング
……の2通りのやり方があります
即ち 男子が 右アームのホールド・ポジションを調節することによって 女子の回転量を少なくして スクエアーの形に終わる方法が あります
このスクエアーで終わった場合には 後続フィガーは男子後退するように規定されていて 男子前進のフィガーへは 接続禁止と云うわけです
後退ですから バック・コルテへ接続することになります


足順さえ合えば 自由な接続が許される……と云うことではないと解釈することが リバテクの正しい解釈なのでしょう

好ましくない……との理由からの制約が 有るようです

誰もが気が付く事例では
スピン・ターンは ワルツの場合は 必ずナチュラル・ターン123から入らなければならないですよね
ところが クイック・ステップでは 他のフィガーからも入ることが出来ますから 単独に【スピン・ターン】と呼称して 【ナチュラル・スピン・ターン】との区別を フィガー用語の上で言い表していますよね


リバテクの正しい解釈は プロ教師でさえもが 気付かない事柄が 少なくないようですから 我々アマ道楽趣味のダンサーは 収入手段(営業目的)ではないのですから ついつい 教師の教えを気楽に信じ込む傾向が ありますけれど 気を付けましょう
How ?
How to ?
を一旦疑がってみて
Why ?
を考えて
教師の教えに関して 想定外の 疑問点があり得ないか?
……良く考えることが 大切のようです




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