カテゴリ:演奏会(2016年)
ノット&東響のブルックナー8番を聴きました。 指揮:ジョナサン・ノット ますます充実路線を邁進するノット&東響。彼らのブルックナーを聴くのは、7番に次いで2回目です。7番は、両翼配置の利点が良く出た、スケール感はないけれど引き締まった、なかなか好感の持てるブルックナーでした。今度の8番はどうなるでしょうか。 録音していることが一目瞭然でわかるマイク群、そしてあれほど念入りな場内アナウンス。それがあってもなお、ここまで無神経な、無配慮なブラボーを発する人がいるとは。まさか意図的にやったとは思いませんが、ついうっかりだから許してね、では済ませられない、破壊的なフライングブラボーです。サントリーホール30年の歴史上でもおそらく屈指の不祥事たる、巨大単独フライングブラボー。。。 付録:2005年や2010年のことは、「拍手は指揮者が手をおろしてからお願いします」というアナウンス in 読響定期演奏会」の記事に詳しく書きました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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じゃくさん、こんばんは。
過去の文献も読ませていただきました。 もう仰る通りでございます。何も足さない何も引かない。それにしても今回のSEFブラボー、酷かったですね。読んでいるだけで怒り心頭です。そそくさと帰られたその方は二度と同じ過ちはしないと信じたいです。 (2016.07.18 20:16:35)
嫌好法師さんこんばんは、いつもありがとうございます!
過去の文献(^^;)も熟読していただき、SEFブラボーなどというワタクシの造語を引用までしていただき、とてもありがたいです!自分でもちょっと忘れかけていたので(爆)、読み直してみました。 今回フライングした方は、第一段階の余韻(物理的な残響)が消えるまでは、叫ばずに待っていたのです。残響が消えた直後に叫びました。 したがって、今回のフライングの分類は、一応物理的な残響が消えた直後だったので、SEフライングではなくてEフライングという分類になります(^^)。 きっとこの方は、第一段階の余韻が消えれば拍手・ブラボーをして良いのだという、ご自分の判断、昔風の判断に基づいて、思いっきり叫んでしまったのだと思います。この方のように、未だに「余韻=第一段階の余韻(物理的な残響)」、と理解している人は、昔よりは減ったとはいえ、まだ絶滅していないのですね。 やはり今後は、今回のような場内アナウンスなどを通じて、 「余韻=第一段階の余韻(物理的な残響)+第二段階の余韻(心理的な移行過程)」 であることを、さらに皆の共通認識とすることが大事なのだと思います。 「余韻は残響のみにあらず。」この理解があれば、「タクトが下がりきるまで」の真の意味を理解できるだろうし、そうすればEフライングもさらに減っていくだろうと思います。 音楽家の方々も、遠慮せずこういう発言を積極的にしていただいて良いのだと思います。以前茂木大輔さんが「拍手のルール」という面白い本を出されてました。このような良い啓蒙書(^^)が増えるといいですね。 (2016.07.18 23:04:53)
仰っておられる事、至極ご尤もです(過去に咳をしてしまった身ではありますが・・・)
>音楽家の方々 そうですそうです、札幌のS響では過去に、定期演奏会以外の演奏会でO高氏が常々、耳にタコができるくらい聴き手のマナーについて繰り返し語ってらっしゃいました。拍手やブラボーは勿論、飴ちゃん、ハンカチ、傘や杖、果てはチラシ(フライヤー)はカバンの中か座席の下へ・・・という細かい指示に至るまで。 ところが別な某楽団では、不快なお客さんが楽団への多額寄付者とかで事務局もお手上げ?のような物を目の当たりにして、現実の厳しさ?も垣間見ました。 じゃくさんの良識が、皆さまに浸透しますように・・・ (2016.07.20 00:18:53)
快調家族さんこんにちは、いつもありがとうございます!
S響のO監督(当時)のこと、素敵なお話しです。音楽家の方はなかなかこういうことを発言するのは遠慮されるのか、少ないですね。O氏のような大御所が、我々聴きてのマナーを教育してくだされば、影響力が大きいし、とても良いことですね。 >飴ちゃん、ハンカチ、傘や杖、果てはチラシ(フライヤー) えーと、ハンカチというのは、謎です。ハンカチで困った経験はないのですのが。。もしかして好きなソリストがカッコ良く華やかなパッセージを弾いても、ハンカチを持って大きく手を振らないで、かな? あっ、咳が出るときはハンカチで口を押さえて、ということですね!なるほど。 以前そちらにコメントで書かせていただきましたように、咳自体は不可抗力だから良いのです。問題は咳そのものではなく、咳の仕方ですね。口を覆わずに大きな音の咳をする人には、その無神経さを腹立たしく思います。しかし一方で、口を押さえて咳の音を出来るだけ小さくしようとしている方には、同情と、そのお人柄というか、音楽を大事にしているそのお気持ちに、共感を抱きます。 ハンカチは使いみちが多いですね。喉の調子がちょっと悪いけれど、あらかじめ飴をなめるほどではない、でも途中でなめたくなるかもしれない、というときに、あらかじめ飴を出しておいて、膝に置いたハンカチの上に置いて待機させておいたり。 チラシを膝の上に置くのは本当に困りますね。チラシの入ったビニール(?)の袋が曲者で、ちょっと手が触れたりしたときの微かな音、あれ結構耳につきます。当のご本人は全く無頓着ですから困ります。椅子の下か、カバンの中というのを徹底してほしいものです。そもそも、チラシのようなノイズ発生リスクの高いものを、演奏の前にわざわざ皆に配るというのはどうなんでしょうか。いっそのことチラシを演奏会の前に配るのは禁止して、帰りがけに配るだけにすればいいかも、と思ったりします。配り手は、遅い出勤になるので大変でしょうけど。 某楽団の多額寄付者のお話には驚いてのけぞりました!そんなこともあるのですね。そういう方々には、大物指揮者のような方から、うまいことお話していただくしかないかな。 あるいはいっそのこと、場内アナウンスで流していただくとか(爆)! 「カネは出されてもノイズを出されませんよう、お願い申し上げます。」 (2016.07.20 10:58:25) |
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