じゃくの音楽日記帳

2020/07/15(水)23:51

東京の感染者数増加が止まらない

新型コロナウィルス(9)

東京の感染者数増加が止まりません。これに引っ張られ、埼玉、神奈川、千葉でも増加が目立ってきています。このままでは、東京を頂点に感染者数は増加の一途をたどり、周辺でも山の裾野が広がるようにどんどん増加して、遠からず日本各地に広がってしまうことは確実で、それを思うと陰鬱です。 それを防ぐには、ともかく感染者を無症状のうちから早期に発見し、隔離するしかないのは明白です。 プロ野球やJリーグが、選手・関係者全員のPCR検査を行いながら活動を開始したのは賢明でした。この方法が社会のいろいろなところ(地域あるいは特定の集団)で広まっていくことを期待していましたが、残念ながら広がりません。各種芸術活動も少しずつ再開され始めましたが、プロ野球と同様に出演者・関係者のPCR検査をやって上演すれば良いのにと思います。 感染者を無症状のうちから早期に発見して隔離することが、最大の感染者対策であり、それが経済活動を維持できる有効な方法であることは以前にも書きました。そのためにPCR検査を本当に広く行うことが急務で、そういう提言を、山中伸弥氏を含む有識者の方々が政府にしています。 もう20年以上前に、「寄生獣」という連載漫画がありました。友人から単行本を借りて夢中で読み漁ったものです。寄生生物は人間を殺害しその身体を乗っ取って、普段の外見は元の人間そっくりに擬態して、他の人間を次々に捕食していきます。窮地に追い詰められた人類が対抗しえた手段は、検査でした。人間か寄生生物かを即時に見分ける検査法が開発されたことにより、人間は寄生生物の苦難を克服するのでした。 今回の新型コロナウィルスも、基本はこれと同じで、ともかく感染者を検査で見つけ出すことが大事です。寄生生物の漫画では、寄生された時点ですでに元の人間は死んでしまっているのですが、それと新型コロナが異なるのは、見つけた感染者の多くは、治療すべき症状がある場合には病院で治療をうければ良いし、そうでない場合には最大2週間一般社会と隔絶した環境で生活すれば良い、ということです。それで元の社会活動に戻れます。 そのようにして感染者には、ごく一時的に社会から退いてもらって、残った非感染者で経済活動を回していけばいいのです。 今問題となっているgo to キャンペーンも同じです。今のままで、ただ旅行に行けというのは、「go to ウィズコロナ」になってしまうので、まずいです。そもそも現時点で旅行のキャンペーンをやる必要性はないと思いますが、今でも旅行に行きたい人はいるでしょうし、来てもらわないと生活に困るという人もいます。それならば、旅行に行きたい人はPCR検査を受けて、陰性確認できたら旅行に行けばいい。行く方も、受け入れる方も安心です。 そのようにPCR検査を誰もができるだけ簡単に受けられるようにシステムを作っていくのが、今すべき最大の感染症対策であり、経済対策だと思います。なぜそれを政府はやろうとしないのか、理解できません。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る