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じゃくの音楽日記帳

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マーラー演奏会(2012年)

2013.01.05
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毎年恒例の、1年を振り返ってのコンサートのまとめを書きます。まずはマーラー演奏会。
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嘆きの歌 5月19日 アルミンク/新日フィル    (すみだトリフォニー)
      10月3日 インバル/都響         (東京文化会館)

1番 5月 7日 ハーディング/新日フィル      (すみだトリフォニー)
   9月20日 インバル/都響            (東京文化会館)

2番  9月29日 インバル/都響          (東京芸術劇場)

3番  1月22日 浅野亮介/アンサンブル・フリー  (尼崎市総合文化センター)
    1月28日 沼尻竜典/群響            (群馬音楽センター)
    1月29日 同上                   (桐生市市民文化会館)
     5月10日 大植英次/大フィル         (兵庫県立芸術文化センター)
    10月27日 インバル/都響           (みなとみらい)
    10月28日 同上                 (東京芸術劇場)

4番  1月25日 上岡敏之/読響           (サントリー)
    11月 3日 インバル/都響            (東京芸術劇場)

5番  4月 6日 インキネン/日フィル             (サントリー)
    4月 7日 同上                     
     6月 6日 ヤルヴィ/フランクフルト響         (サントリー)
    5月22日 大植英次/大フィル             (岸和田市立浪切ホール)
   11月19日 ティルソン・トーマス/サンフランシスコ響 (サントリー)

6番  5月26日 佐渡裕/日フィル              (みなとみらい)
    5月27日 佐渡裕/日フィル               (サントリー)

8番 7月15日 井上道義/名古屋マーラー音楽祭フェスティバル管  (愛知県芸術劇場)
   7月16日 同上   

大地 3月30日 インバル/都響                (サントリー)

9番 2月12日 井上道義/東フィル              (オーチャード)
   7月12日 大植英次/大フィル              (ザ・シンフォニーホール)
   7月13日 大植英次/大フィル              (ザ・シンフォニーホール)
   12月14日 尾高忠明/読響               (サントリー)

さすらう若人の歌 9月20日 インバル/都響/小森輝彦     (東京文化会館)
亡き子をしのぶ歌 3月30日 インバル/都響/フェルミリオン  (サントリー)
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嘆きの歌が2回も聴けた貴重な年でした。嘆きの歌は、初稿を用いたアルミンクが、記事に書いたように、すばらしい演奏で大満足でした。
一方インバルは、第一部に初稿、第二部・第三部に改定稿を用いての演奏でした。改定稿では任意とされている笛の歌のボーイアルトは起用せず、大人による歌唱でした。

インバルの演奏を聴いていて疑問を感じたのは、声楽の配置です。オケの後ろに独唱者4人が並び、そのうしろに合唱団が並びました。しかしこの配置だと、独唱者がオケの後ろに引っ込んでいるので、ちょっと弱いのです。マーラーのシンフォニーであれば、このような配置がとられることは比較的多いし、決して悪くないと思います。しかし嘆きの歌では、シンフォニーよりも、独唱者にもっと目立つ劇的な役割が与えられています。独唱者が後ろのほうだと、いかにも迫力不足になってしまいます。文化会館というデッドな空間だけに、余計その感が強く、ちょっと残念な演奏でした。

ちなみにアルミンクは、指揮者のすぐそばに独唱者が並んで歌い、独唱者の重要な役割が発揮されやすかったですし、記事にも書いたように、笛の語りの部分が高いところからの児童の歌で、絶大な効果をあげていました。

2番のインバルについて一点だけあげておくと、終楽章に板の鐘を使っていたのが、大きな疑問です。9番の鐘でしたら板の音色もかなりふさわしいのですが、2番の鐘に、板の音色は完全にミスマッチです。おぼろげな記憶ですが、確かデプリーストが都響と演奏した復活でも板の鐘を使っていて、やはり多いなる違和感がありました。

この曲の鐘には、教会の大きな鐘のような音色が断然似会います。僕が今までに聴いた復活の鐘の音色で一番素晴らしいと思ったのは、数年前に同じインバルがフィルハーモニア管と東京芸術劇場で演奏したときのチューブラーベルです。このベルは、独特な濃い茶褐色で、通常よりものすごく長いもので、雛段をかなり高くしてそこから長くつりさげていました。これが教会の鐘のような、すばらしい音を聴かせてくれて、本当にほれぼれする鐘でした。これが断然ベストです。あとハーディングが東フィルを振ったときの東京オペラシティでの復活も、太めのチューブラーベルで、なかなか良い音が響いていました。

今年聴いた3番は、沼尻&群響の初日(1月28日群馬音楽センター)が、ミューズの神に祝福された圧倒的な名演でした!大植&大フィルは今回は不発、インバル&都響も記事にしたとおりの印象でした。

4番は、上岡、インバルの両者とも、独唱がいま一つだったのが残念でした。

5番はティルソン・トーマス&サンフランシスコ響が、他の演奏とまったく別格、別次元でした。ひとつひとつの部分に全てが含まれている、そういう音楽でした。5番でこのような音楽世界にいざなってくれるとは思いもよりませんでした。ティルソン・トーマスが3・6・9を振ったら一体どうなってしまうのか。いつかは聴いてみたいです。

インキネン&日フィルの5番に関しても触れておきましょう。2011年9月のインキネンの3番はすばらしかったので、今回の5番には期待して二日とも聴きに行きましたが、今回は、「普通に良かった」という感じに留まりました。ただし日フィルは今回も大健闘、いい音を出していました。

6番の佐渡&日フィルも予想をはるかに上回るすばらしい演奏で、大満足でした。

名古屋の8番。アマオケがここまでやってしまうとは、恐れ入りました。

インバル&都響の大地の歌。僕の聴いたのは二日公演の二日目、2011年度の最後の演奏会で、インバルも都響もとても気合がはいった演奏でした。インバルと共演を重ねているフェルミリオンさんは、とても良い声で、インバルの指示を的確に実行し、鋭角的な表現が随所にあって、興味深いところが多々あるマーラーでした。しかし、しかし。

終楽章「告別」の後半、この曲のもっとも大事な部分で、インバルの音楽からは、「寂寥感」が僕にはまったく感じ取れませんでした。インバルがこの曲に何を感じ何を求めているのかはわかりませんが、寂寥感のない告別というのは、僕にとっては致命的。2011年11月の大植&大フィルや、シナイスキー&N響の超名演の記憶もまだ強く残っている状態だっただけに、この告別には、大変大変がっかりしました。

9番は、いうまでもなく大植さんにとどめをさします。
井上道義&東フィルも、かなり良かったです。尾高さんの9番は、終楽章は素晴らしかったですが、第一楽章が軽すぎたのがもの足りなかったです。(ティルソン・トーマスの5番を体験した今だからこそ、恐れずに言ってしまいましょう、「マーラーに軽く流す楽章はない。」)

駆け足でふりかえった2012年のマーラー演奏。3、5、6、9番と大感動体験ができて、充実の1年でした。







Last updated  2013.01.06 22:31:04
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2013.01.04

今日からまた忙しい毎日が始まりました。
2012年の個別のコンサートのことを書くのは、時間の関係でそろそろ終わりにしようと思います。
最後に、2012年秋から始まったインバル新マーラーチクルスから、やはり3番だけは一応簡単に書いておきます。

10月27日 横浜みなとみらいホール
10月28日 東京芸術劇場

マーラー 交響曲第3番

指揮:インバル
管弦楽:東京都交響楽団 (コンサートマスター 四方恭子)

メゾソプラノ:池田香織
女声合唱:二期会合唱団
児童合唱:東京少年少女合唱団
 
まず初日の横浜公演です。
オケの配置はごく普通で、チューブラーベルは下手側に、他の打楽器と同じ高さの雛壇に普通に置かれていました。

第一楽章、速めのテンポできびきびと進んでいきます。弦のアインザッツを鋭く強調したりする、インバル得意の表現主義的マーラーが展開されていきます。勇ましい感じですが、しかしちょっと単調で、それにインバルが先に先に急ぐので、なんだかあわただしい感じがします。それから、たとえば木管のちょっとした愛らしいフレーズなど、弱音で奏でてほしいところが、大きめの音で鳴らされることが多く、微妙なニュアンスが聴こえて来ないと感ずることが多く、もどかしいです。あわただしいやらもどかしいやらのうちに、第一楽章が終わってしまいました。

思い起こせば、2010年3月に聴いたインバル&都響 のマーラー3番、初日の演奏はやはり恐るべき速さで進み、オケがついていけず、浮き足だってしまい、ちょっと破綻していました。それに比べると、今回の初日は、オケは速いスピードにもしっかりとついていき、インバルの要求に応えていたと思いますが。。。

第二楽章も、同じ調子。テンポが速く、固い感じで、デリカシー不足です。


第二楽章が終わって、ここでインバルが一度退場し、その間に声楽陣が入場してきました。

インバルは、2010年のときには第三楽章が終わった時点で途中退場して、かなり驚かされたものです。特に2010年の初日は、児童を含む全合唱団が曲の始まる前にあらかじめオケとともに入場していたのにもかかわらず、インバルが第三楽章終了後に突然途中退場したので、びっくりしました。満場の聴衆と、それからもしかしたら合唱団やオケの人たちも驚いて、みなが固唾をのんで静かに待つことしばらくして、インバルが再登場して、演奏が再開されたのでした。2010年の二日目は、合唱団は最初には入場せず、インバルがやはり第三楽章が終わって退場したときに、入場してきました。

さて今回合唱団は、2010年(サントリーホール)のときと違ってP席ではな く、舞台上に入場してきました。舞台後方に横に長く3列で並び、最前列が児童合唱、後ろ2列が女声合唱でした。すなわちベルと児童合唱を高くというスコアの指示は気にしてない、普通の配置でした。なお独唱者は、合唱団と一緒に、目立たないように入場してきて、左右の中央に位置しました。

声楽陣が着席し、しばしの間合いのあと、インバルが再び登場し指揮台に上りました。聴衆も心得たもので拍手が起こりません。


第三楽章は、先行楽章よりもテンポが遅くなり、ようやく落ち着いたテンポになりました。でも音楽の歌わせ方が、それまでの楽章と同じように、音は大きくはっきりしているものの、弱音の柔らかなデリカシーに著しく不足していています。自然の息吹が感じられません。

ポストホルンは、しかし素晴らしかったです。朗々とした歌が、適度な距離感をもって響きました。この時ようやくにして、舞台上のオケがきれいな弱音を奏で、ポストホルンとともに美しい音楽を歌いはじめ、ここにきてようやく、3番らしい美しさを感じることができました。

第四楽章、黒い衣装に銀の襟のドレスの独唱者が歌います。歌は良いのです。しかしここでも、途中の木管が不必要に大きな音で、デリカシーがなく、興が削がれます。

合唱団を立たせるタイミングは、2010年のときと同じで、インバル独特のタイミングでした。第四楽章半ばでまだ独唱者が歌っているうちに、合唱団が静かにすっと立ちました。この方法は、なかなかいい感じです。

そしてアタッカで第五楽章が始まりました。女声合唱の約30数名に対して児童合唱は約30名でした。児童合唱にはかなり小さい子もいましたが、立派な歌唱で、この児童合唱は健闘を称えたいと思います。

合唱団の座るタイミングも、2010年と同じで、僕が個人的に命名した「シャイー方式」でした。すなわち第五楽章の最後近くの合唱の休止する3ー4小節の間 に素早く全合唱団が着席し、そこから楽章最後までのビムー、バムーを座ったまま歌うという方式でした。この方式が個人的にはベストと思います。

そのままアタッカで終楽章へ。終楽章はやや速めのテンポで、普通に良かった、という感じです。

今回のオケは、インバルの要求にしっかり応えたというか、かなり頑張っていたと思います。なかでも特筆すべきはトランペットの高橋敦さんで、第三楽章のポストホルンと、終楽章最後の金管コラールの一番トランペットの両方を担当し、どちらも美しくきっちりと吹いていて、見事でした。

一方インバルの描き出そうとする3番は、全体通じて(特に前半)、大きくはっきりした音は出ていたものの、弱音のデリカシーに配慮が乏しく、そこが僕としてはかなり残念さを感じた演奏でした。不完全燃焼の思いを抱きながら、帰宅しました。

翌日二日目は、東京芸術劇場での演奏でした。このホールは9月に改装オープンし、残響がかなり長くなりました。

二日目の演奏は、インバルの強弱の表現に幅というかふくらみが出てきて、デリカシーが感じられ、1日目よりずっと良くなっていました。

オケの頑張りは今日もすばらしかったですし、トランペットの高橋さんはこの日も、昨日と同じく、第三楽章のポストホルンと終楽章最後の金管コラールの一番トランペットの両方を、見事に吹ききりました。脱帽です。

この二日目、オケの技術的な面も含めて、高い水準の演奏であることは間違いありません。きっと多くの方が感動されたことと思います。
でも、僕はこの演奏から大きな感動を得ることは、残念ながらできませんでした。2010年の二日目には僕も感動したのだけれど。

どうしてだろう。
僕の3番の聴き方が変わってきているのかもしれません。
このあたりの感じ、言葉に表すのは難しいのですが・・・

かなり昔から感じていたことですが、もともとインバルの目指すマーラーの方向性は、僕がマーラーの音楽に求める方向性と、本質的なところで、「ずれ」がある ように思っていました。以前からインバルの演奏に接して、その「ずれ」が気になってしまうことが多かったように思いますけれど、演奏によってはその「ずれ」が、あまり気にならずに大きな感動を得られる場合も、ときにありました。

その「ずれ」が、このごろやや拡がったような気がします。 2012年にインバルのマーラーを数回聴いて、そのように感じます。インバルのマーラー像が変わったのか、僕の聴き方が変わったのか、その両方なのか。。。このあたりのことは、まだ自分の中で言葉になるまで熟してないですね。今回はこれくらいにしておきます。またいずれ機会があれば、書いてみたいと思います。







Last updated  2013.01.05 16:33:29
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2012.12.31

続いて書きます。

指揮:アルミンク
管弦楽:新日本フィル
ソプラノ:天羽明恵
アルト:アネリー・ペーボ
テノール:望月哲也
バリトン:イシュトバーン・コヴァーチ
子どもの独唱 ボーイソプラノ、ボーイアルト:東京少年少女合唱隊のメンバー4人
合唱:栗友会合唱団

ドヴォルジャーク 交響詩「金の紡ぎ車」
マーラー 嘆きの歌(初稿版)

5月19日 すみだトリフォニーホール

プログラム前半のドヴォルジャークの曲は、嘆きの歌と似て、姉妹殺しの物語の音楽ということでした。考えられたプログラムです。

そして後半の嘆きの歌。名演でした。
独唱者のペーボさんは、前の週、大植さん&大フィルの3番の助っ人として兵庫で歌いました。そのときの赤い衣装は、なるほど、今日の嘆きの歌のためのものだったんですね。この曲にふさわしい、血の色の連想を誘う衣装のように見えました。

ペーボさんをはじめとする4人の大人の独唱者は皆良かったですし、オケ・合唱・バンダも、皆かなりの高水準でした。そして非常な大きな効果をあげていたのが、笛の嘆きの語りを歌うボーイソプラノとボーイアルトです。

笛の語りの部分については、マーラーは初稿ではボーイソプラノとボーイアルトを指定していました。マーラーらしいこだわりと思います。しかし後の改訂稿では ボーイアルト(任意)としてしまいました。現実的な演奏のしやすさを考えて妥協したのでしょうか。CDでも多くは大人の独唱で、僕の保有している中で少年 を起用しているのは、初稿版によるケント・ナガノ盤(ボーイソプラノとボーイアルト)以外には、シャイー盤(ボーイアルト)だけです。

今回のアルミンクは、子どもの独唱の場所にも工夫を示しました。舞台後ろの壁の高いところにあるオルガン用の通路に登場させて、高いところで歌わせていたの です。他の声楽陣は、独唱者は指揮者のすぐそば、大人の合唱はオケの後ろというオーソドックスな配置でしたから、子どもの独唱だけを高い配置にすることにより、他との違いがより一層際立ちました。子どもにしかない声の質と、ややぎこちない歌いぶりとの相乗効果で、笛の語りに劇的な効果をあげていました。

嘆きの歌を聴くこと自体貴重なのに、かつ初稿という貴重な版を、高水準の演奏できけて、大満足のひとときでした。

 







Last updated  2012.12.31 15:41:14
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引き続き今年のコンサート、書きます。

指揮 マイケル・ティルソン・トーマス
サンフランシスコ交響楽団
ピアノ ユジャ・ワン

ラフマニノフ パガニーニの主題による狂詩曲
マーラー 交響曲第5番

11月19日 サントリーホール

マイケル・ティルソン・トーマスを聴くのは今回が2回目です。最初に聴いたのは、2009年7月にサントリーでPMFをふったマーラー5番でした。PMFの若いパワー全開の気持ち良い演奏でしたが、マイケル・ティルソン・トーマスのマーラー解釈をしっかり味わうという演奏ではありませんでした。今回、待ちにまたサンフランシスコ響を率いての来日で、今度は彼のマーラーが充分味わえるのではと楽しみにしていました。

今回はアジアツアーということで、マカオ、香港、台北、上海、北京とめぐって、ツアーの最後が東京でした。ラフマニノフの2番とマーラー5番を交互に演奏してきて、本日のマーラー5番は、このツアーの4回目、最後となる演奏でした。

ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲、生で聴くのは多分初めてです。この曲の有名な第18変奏は、ウィキペディアによると7つの映画に使われているということですが、その中で僕が見たのは1980年の「Somewhere in Time (ある日どこかで)」。タイムトラベルのラブロマンスもので、実に効果的に音楽が使われていて、映像も美しくせつなく、大好きな映画です。

この日は寝不足で非常に疲れていて、この曲が始まってまもなく寝てしまい、この第18変奏ではっと目覚め、そのあとまた寝てしまいました。ごめんなさい。

さてマーラー。オケは両翼配置で、コントラバスは下手側に8本。打楽器がセンターで、ブラスはかなり上手側によっていたのがちょっと珍しかったです。ホルン7人が横一列で、その後ろにトランペット、トロンボーン隊が陣取りました。

冒頭のトランペットのファンファーレから、もう完全に引き込まれました。陰影に富む、という言い方くらいしか思いつきませんが、それでもあまりしっくりきません。なんというか、ひとつひとつのフレーズに、さまざまな感情が含まれているのです。悲しみ、あきらめ、絶望のフレーズがあって、そのあと憧憬のフレーズがあって、というのではないのです。ひとつのメロディー、ひとつのフレーズに、それらが同時にあり、聴いていて胸がせつなく熱くなります。曲の最初から最後まで、そうでした。結果として、第一楽章→最終楽章への暗→明という単純な図式では到底語れない、深い深いマーラー5番がありました。

これは衝撃でした。慣れ親しんだはずのマーラーの音楽が、こういうものだったとは。ティルソン・トーマスのスコアのおそるべき読みの深さ。


2009 年2月の大植&大フィルの5番は、マーラーの意図からそれた究極の5番でした。今回のティルソン・トーマス&サンフランシスコ響の5番は、マーラーの意図に即していて、その方向を究極まで推し進めた演奏でした。もしかしたらマーラーの意図を超えたところまで達しているのではないか、とさえ思いました。

バーンスタインの思いを継ぐ者たちによる、それぞれの究極の5番に、深く敬意と感謝を表します。







Last updated  2013.01.24 01:22:34
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2012.12.30

続いて書きます。2012年7月に行われた名古屋マーラー音楽祭の8番です。

2011年~2012年に名古屋で行われたマーラー音楽祭は、すごいものでした。ロットの交響曲を皮切りに、1番から10番(全曲版)までのマーラーの11曲の全交響曲を、名古屋のアマオケが順番に演奏するという、超画期的な大プロジェクトでした。8番を除く作品が、2011年の1月から12月までに、マーラー音楽祭の第一部として行われました。そして2012年7月、マーラー音楽祭のしめくくり(第二部)として、名古屋のアマオケが総結集して、8番が演奏されたのです。

このマーラー音楽祭の第一部は、僕は3番だけは聴きに来ることができましたが、他は聴くことができませんでした。特にどうしても聴きたいと思っていた10番全曲版のときは、痛恨の風邪でダウンし、聴きのがしてしまい、非常に残念に思っていました。今回の8番はなんとか都合がつき、7月15日16日の両公演を聴くことができました。

7月15日16日
愛知県芸術劇場 大ホール

名古屋マーラー音楽祭第二部
マーラー 交響曲第8番

指揮:井上道義
合唱:名古屋マーラー音楽祭フェスティバル合唱団
管弦楽:名古屋マーラー音楽祭フェスティバル・オーケストラ
独唱:菅英三子、小川里美、小林沙羅(以上ソプラノ)、三輪陽子、ニン・リャン(以
上アルト)、三原剛(バリトン)、オットー・カッツァマイヤー(バス)
(テノールは予定されていた永田峰雄さんに代わり代役の方でした。)

合唱団は沢山の名古屋のアマチュア合唱団が参加し、プログラムを見ると総勢700名弱です。オケは、第一部に参加した名古屋のアマオケ10団体の合同編成で、バンダを入れて約140名です。独唱者8人はプロの人たちです。

このときの僕の心理状態としては、7月12、13日の大植&大フィルのすばらしい9番の余韻がまだまだ色濃く残っていて、頭の中に9番の断片が次々に浮かび上がって来るという状態でした。

会場の愛知県芸術劇場には、小ホール、コンサートホール、大ホールの三つのホールがあるということです。通常のオーケストラのコンサートは、クラシック音楽専用の「コンサートホール」で行われるということですが、今回は8番ですので、2700人収容の「大ホール」で行われました。

大ホールの客席は、オペラなどにむいた馬蹄形で、3階構造でした。舞台は客席数列分前に張りだし、舞台前方にオケがぎっしりと並びました。オケの弦楽は舞台左手から第一Vn、Va、Vc、第二Vnの対抗配置。コントラバスは一番右手に10本。ハープは2台で、ピアノ、電子オルガン、チェレスタ、ハルモニウム、チューブラーベルほかの打楽器もろもろとともに、舞台一番左手の手前に固まって配置されていました。管楽器は普通の配置でした。トランペット4人はオケの雛壇の一番高い段の中央に並びました。その高さには他にオケの楽器はなかったので、トランペットはかなり目立つ配置となっていました。

その後ろから、はるかずーーーーーっと舞台の最後部まで、雛壇で大合唱団がずらーーーーーっと並んださまはすごい壮観でした。合唱団の一番前には、児童合唱団が位置取りました。その後ろが女声陣で、そのさらに後方はるか遠くに男声でした。指揮者から舞台最後部までの距離は一体何十メートルあるのでしょうか、相当な距離で、この時間差の調整は結構大変だったのではないかと思います。

親切なことに字幕による日本語訳が中央の高いところに表示されましたので、それを見ながら聴けて、すごくわかりやすかったです。

比較的デッドなホールでしたが、初日から、オケ、合唱とも力の入った水準の高い演奏で、最後近くはかなり感動しました。そして二日目は、初日をさらに上回る充実した演奏でした。以下は二日まとめて、主に二日目の感想を書きます。


コンマスを筆頭に、ともかくオケがみな驚異的にうまいし、パワーがあります。オーボエとクラリネットのすごく気合の入ったベルアップも見ものでした。合唱は、なんといっても児童合唱がきれいで芯のある声ですばらしい歌でした。大人たちの合唱も、なかなかのもの。ともかくアマチュアのオケと合唱で、ここまでの8番演奏を実現してしまうとは、ほとんど考えられないすごいことです。独唱者も、皆さん良かったです。特にアルトの三輪陽子さんの胸に沁みる歌、それからテノール(代役で歌われた方)の輝かしい歌に強い感銘を受けました。

それとバンダの配置が凝っているようでした。良くわからなかったのですが多分3箇所(3階客席の右、左、それと中央?)に配置され、かなり強力なサウンドで壮大に盛り上げてくれました。(こういった配置へのこだわりは、井上道義さんならではのものと思います。富山での2009年のマーラー3番の児童合唱の配置で、凝った良い配置で聴かせてくれてた井上さんならではの配置、と思いました。)

照明もなかなか凝っていました。大合唱団の立つ、その後ろ舞台最後部のスクリーンが、第一部では明るく黄色を基調に照らし出され、第一部の曲想ににふさわしいものでした。第二部では、しばらく休みの入る合唱団の照明がかなり落とされるとともに、最後部のスクリーンが、丁度朝焼けあるいは夕焼けの時のように、上部は青、下の方はだんだんと赤になっていました。このスクリーンの色は、第二部の途中から合唱団が歌いはじめて合唱団席が明るく照らし出されてもずーーっとそのままで、いよいよ最後の盛り上がりになったところで再び明るく黄色に輝き、しかも巧みに照度の差を着けて、光の柱が天から数本輝いて到達しているようなイメージで、曲の盛り上がりに実にふさわしい演出でした。

それとともに客席もある程度明るくなり、最後のバンダが加わって会場全体が明るくなり、祝典的な、記念碑的な音楽祭の締め括りにふさわしい場となりました。

演奏が終わってから井上道義さんが、合唱団を一つずつ紹介し、そのあとオケも一つずつ、「△番をやった○○オケ」と紹介するとそのオケのメンバーが立ち上がりました。そのあと、コンマスの高橋広さんが紹介されました。この名古屋マーラー音楽祭の発案者、仕掛人だそうです。高橋さんの情熱と実行力はすごい、すばらしいです。なお二日目には、ここで高橋さんをたたえるサプライズが加わりました。すなわち字幕に、マーラー夫妻からの熱い感謝のメッセージが、高橋さんに向けて表示されたんです。そして最後には客席のお客さんも立って、演奏者たちとの大記念写真も撮影されました。一体何人写っているのやら。


入場時に配布されたプログラムも、非常に読み応えのある、充実した冊子でした。去年配布されていた第一部のプログラムもすごく内容の濃いもので、特に仕掛け人高橋広さんによる、マーラーの生活史を踏まえて全交響曲を俯瞰する解説は、すばらしかったです。今回の第二部のプログラムには、やはり高橋さんによる、マーラーの生涯を踏まえた視点からの8番の位置づけの解説が書かれていて、第一部とあわせて、これマーラーファン必読の解説と思います。それからシノーポリとも親交があったという藤井さんという方(名古屋マーラー音楽祭運営委員長)による、名古屋の8番演奏史の紹介文も、感銘深い内容でした。

そもそもの高橋さんの発案と行動力がすごいし、それに賛同し、実現してしまった関係者の方々の熱意と行動力、そしてオケと合唱の方々の情熱と努力により見事に成就した名古屋マーラー音楽祭、世界に誇れる偉業だと思います。僕が聴けたのは3番と8番だけでしたが、聴くことができて本当に良かったです。高橋さんをはじめ、みなさまに心からブラボーです!







Last updated  2012.12.31 03:18:08
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続いて書きます。佐渡さんが日フィルを振った悲劇的。

日フィル 名曲コンサート
指揮 佐渡裕
管弦楽 日本フィルハーモニー交響楽団

マーラー 交響曲第6番

2012年5月26日、横浜みなとみらいホール
2012年5月27日、サントリーホール

佐 渡さんのマーラーは、2011年の3番3回公演で大きなスケールによる名演を聴いたのが僕にとっては初体験でした。今年は日フィルと、6番をやってくれます。埼 玉、横浜、東京と3回公演です。3回行く選択肢もありましたが、今回は横浜、東京の2公演だけ行きました。このところ目覚ましい向上をしつつある日フィル を相方に、どんなマーラーを聴かせてくれるのでしょうか、楽しみでした。

佐渡さんがかつてPACと演奏したマーラー6番は、jupiterさんのお話によるとハンマーが3発ということでしたので、今回も3発バージョンなのでしょうか。

昨年NHKで放送された、佐渡さんがバーンスタインの思い出をひとりで自由に語る番組で、バーンスタインとウィーンフィルによるマーラー6番の練習の場にいたときの強烈な思い出を語っていたのも印象深かったので、今日の6番が一層楽しみになっていました。

また2011年の東日本大震災のあと、関東一円ではしばらく6番が演奏されませんでした。震災翌日の3月12日に 金聖響さんと神奈川フィルが予定通り6番の演奏会を敢行しましたが、これは震災後というより震災中ともいうべき例外的な事例でした。本来は日フィルは昨年インキネンと6番をやるはずだったのですが、直接的にはインキネンが来日不能という理由で、山田和樹さんが急遽ピンチヒッターとなり、6番の代わりにマーラー4 番を振ったのでした。震災後に6番を演奏することがはばかられたことと思います。今回日フィルにとっては、2011年に封印した6番を、いよいよ佐渡さんと演奏する、ということになります。


まず5月27日の横浜公演。

会 場のみなとみらいホールに入って、ステージを見渡すと、上手奥にセットされたハンマーセットが一際目を引きます!ハンマー自体は木製で、鉄のタガが厳めし い外観ですが、大きさは普通です。特筆すべきはハンマーが叩く台の方です。雛壇の上にさらに階段4段ほど高くしたところに、木製の巨大なテーブルを逆さに 置いたような感じの木枠が組んであり、さらにそのうえに畳一畳以上の大きさはゆうにあろうかという合板数枚を重ね置きしてあります。ハンマーはその巨大な 装置の上にそっと置かれています。もしかしてもしかすると、ハンマーで、この巨大な叩き台を叩くのでしょうか。いやどう見ても、そのようにしか見えませ ん。これほどの巨大な台を見たことがありません。この装置で、3回のハンマーを体験することになるのかと、非常に楽しみになりました。ハープ2台は舞台の 下手で、ハープの横、客席のすぐ前にチェレスタが置いてありました。弦は通常配置。

プログラムを見てもう一つ楽しみに思ったのが、楽章順です。第二楽章スケルツォ、第三楽章アンダンテという、今どき貴重な順番です。歴史的事実がどうであろうと、僕はこの順番が断然好きです。

第一楽章、アルマの主題をじっくりとした呼吸でやってくれて、なかなか良いです。楽章途中のカウベルは、普通に舞台下手のドアを開けてその奥からで、いい音色です。第二楽章スケルツォもいい感じ。

第 三楽章アンダンテ。比較的ゆっくり進み、後半はさらにテンポを落とし、非常にゆっくりとしたテンポでした。舞台上のカウベルは、席の関係ではっきりとは確 認できなかったのですが、下手側の打楽器奏者が多分三人。うち二人は両手に一つずつ持ったカウベルを鳴らし、もう一人は片手に持ったカウベルをマレットで 叩いているようでした。

第四楽章。
再び舞台裏のカウベルは、下手側のドアを開けてその奥からでした。一方弔いの鐘は、上手側のドアを開けてその奥からでした。この鐘は、おらく板の鐘を使ったと思われる、渋い響きでした。

圧巻はハンマーでした。舞台の上手奥の打楽器奏者が、終楽章でむち、舞台裏の弔いの鐘、ハンマーと3役を担当。じっと座っていて、ハンマーの打撃の瞬間が近 づいてくると、おもむろに椅子から立ち上がり、ゆっくりゆっくりとハンマー台に向かい、4段の階段をゆっくりと登り、ハンマーをゆっくりと握り、構えて、 打撃!打撃したあと、ハンマーを握ったままほとんどハンマー台の上に倒れかかったてぐったりと打ちのめされたように、そのまま数小節の間身じろぎもせず、 自らの打撃にダメージを受けたような、見事な(^^)パフォーマンスでした。打撃音自体はオケの巨大な音に埋もれて良く聴こえませんでしたが、椅子から立 ち上がってから打撃後までのその一連の所作の視覚的アピール性は絶大でした。特に4段の階段をゆっくりと一段ずつ登るとき、まるで死刑台の階段を登ってい くような緊迫感がありました。もちろん真剣にやっているのでしょうが、どことなくユーモラスでもあり、インパクト絶大でした。そしてこのハンマーが三度繰り返されたわけです。僕は実演で3度のハンマーに接したのは初めてです。なかなかいいものですね。


ホルンは、主席の方も立派な演奏だったですが、特に称えたいのはホルン隊全体が一斉に強奏するときのパワーが見事だったです。トランペット隊も、外人のうまい首席を筆頭に、全員がきっちりと吹いていたのは感心しした。木管セクションもうまい。

僕は日フィルはそれほどしばしば聴いていないですが、今年聴いた二つのマーラー(インキネンの5番、今回の佐渡さんの6番)は、それまでの日フィルのイメー ジを払拭するような、音のエッジがきっちりした音になっていたのには驚くばかりです。一昨年まではこういう音は聴いたことがなかったように思います。音楽 監督ラザレフさんのトレーニング効果、あるいはオーケストラ公益財団化に向けての努力、こういったものの相乗効果でしょうか。ともかく非常に立派な演奏で した。そして何より、全曲とおして、佐渡さんの熱い思いがこもった、充実の6番で、大満足でした。

翌日のサントリー公演は、さらに深みがました演奏になっていました。佐渡さんと日フィルに感謝!







Last updated  2012.12.31 02:29:08
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まもなく2012年も終わろうとしています。
2012年のコンサートで、記事をまだ書いてなくて大事なものを、今更ながら、いくつか書いておこうと思います。
まず、1月の沼尻&群響のマーラー3番。実にすばらしい3番でした。

1月28日が高崎で、1月29日が桐生での公演で、両方とも聴きにいきました。
沼尻さんの指揮は、マーラーも、それ以外も、僕はこれまで一度も聞いたことがなく、今回が初体験でした。

かつて群響は高関さんと、マーラー3番を、2001年11月(高崎)および2003年3月(高崎&すみだトリフォニー)にとりあげています。僕は2003年のすみだトリフォニー公演を聴きました。もう9年も前になるんですね。このときの記憶は文章化しているわけでもなく、もうおぼろげですが、オケは両翼配置で、打楽器群が舞台右手に集中していて、僕はちょうど2階サイドのバルコニー席の最前部(すなわちこのホールだと打楽器群の音を正面からかなりの至近距離で浴びるという、ちょっと不運な?席)で聴いたという関係もあってか、打楽器のきつい音が直接来て刺激がありすぎてしんどかったです。打楽器以外のオケの音も全般的に荒れていて聴きづらかったです。またもう一つ強い驚きの記憶があります。そのときの児童合唱(記録によると高崎市立京ヶ島小学校合唱部)が、舞台後ろの高いところにあるオルガン用の通路で歌ったのですが、この入退場方式には驚きました。第三楽章の演奏途中で入場してきたことにまずびっくりしましたし、さらに驚いたのは、第五楽章の歌が終わって、第六楽章の演奏が始まった少しあとで、児童たちが演奏中にぞろぞろと引っ込んでいくと言う、異例の退場方式だったと記憶しています。ここは通路だけで椅子がないので、立ったままで最後までいてもらうのは小さい子供たちがしんどいという配慮かかもしれませんが、それにしてもびっくりしました。これまで聴いた3番で、児童合唱が演奏の途中で退場したのは、後にも先にもこれだけです。(もし僕の記憶が違っていてこれが他の演奏会のときでしたら、すみません。)そんなこんなで、あまり良い印象を持てずに終わってしまった3番でした。

沼尻さんに代わった群響がどういう3番を聞かせてくれるのか、興味を持ちつつ聴きに行きました。

まずは初日、高崎公演。

1月28日18時45分開演、群馬音楽センター。
群馬交響楽団第478回定期演奏会

指揮:沼尻竜典
独唱:竹本節子
児童合唱:群馬大学附属小学校合唱団
女声合唱:東京音楽大学
管弦楽:群馬交響楽団

会場は群響の本拠地、高崎市の群馬音楽センターです。
この日の仕事を終えたあと、上越新幹線で、夕暮れに沈む上越の山々を見ながら、駅弁を食べつつ、高崎に向かいました。前の週の関西のアマオケによる3番演奏会に続いて駅弁と3番、の楽しい日々です(笑)。

高崎駅に着くと、もうすっかり夜が暮れています。寒風吹く街中を歩くこと10分ほどで、会場の群馬音楽センターに到着しました。ここには初めて来ます。かなり横長のホールで、客席最後部だと横に80席があります。舞台も横に細長く、奥行きは少ないです。そのため、オケピットも舞台にしてオケがフルに乗るスタイルです。舞台の天井は、低くて、見た目にやや窮屈な感じはありますが、デザイン的におとぎ話の舞台のような独特な温かみがあって、素敵な雰囲気です。

さて、弦は通常配置(左から第一第二Vn,Vc,Va)で、一番右手にコントトラバス8本。舞台後ろに女声合唱用と思われる雛壇が横にずーっと長くありました。舞台左端の手前側(客席に近い方)に、児童合唱用と思われる雛壇3段がありました。チューブラーベルはそのすぐそばに、しかも一番高い雛壇の上に置いてあったのがうれしいところでした。独唱者用の椅子は指揮者のすぐ左でした。すなわちこの横長の舞台を使う配置として極めてオーソドックスな配置であり、児童合唱とベルの親密関係もきちんと意識した配置でした。

僕が着席したときには、音楽評論家の渡辺和彦氏のプレトークが始まっていました。「音楽史上一番長い交響曲はブライアントの第一番で、自分はその曲のCDを持っているが聞いたことがない。あとチェリビダッケのブルックナー8番は100分ほどかかるときがあるがそれは例外的な演奏。」などなどマニアックで面白いお話でした。

オケが入場し、演奏が始まりました。非常にデッドなホールです。演奏する方は大変と思います。第一楽章は、沼尻さんの指揮はきっちりと拍を刻み、オケに分かりやすい指示を徹底していました。その甲斐あってか、細部までぴしっときちんとしていて、9年前よりもオケの実力は相当アップしていると思いました。また夏の行進の魅力も感じられ、かなり良い第一楽章でした。

第一楽章が終わって、思わず少し拍手が沸き起こりかけました。そして児童合唱、女声合唱が入場着席し、その終わり際に黄緑色の衣装をまとった独唱者も入場し指揮者の左横に着席しました。独唱者の入場時に少し拍手が起こりました。児童合唱が、小さい子供たちが多いです。(あとでプログラムを見たら、なるほど小学校の合唱団で、小学生4,5,6年でした。男の子もわずかにいます。)これはなかなか期待できそうです。

第二楽章が、速すぎない、実に適切なテンポで、第一楽章とがらっと変わって、愛らしく柔らかい歌が歌われていきます。いつも思うように、良い3番演奏と普通の3番演奏は第二楽章で差がでます。この第二楽章はすばらしいです。

第二楽章が終わって、トランペット奏者が一名、ポストホルンを吹くために退場しました。

第三楽章も、速すぎない、実に適切なテンポ。ポストホルンは、やや苦しみながらもなんとか吹ききりました。その後の練習番号30−31の、神の顕現の楽節。ゆったりと深々と、ホルンとトロンボーンが響き、遠ざかっていきます。すばらしい。かつて聴いたベルティーニのここはすばらしかったですが、それを思い出すような、この楽節でした。沼尻さんおそるべし。

第三楽章が終わって、一息ついて、第四楽章が始まりました。通常は独唱者が立ってから第四楽章が開始されますが、今回は先に演奏が始まり、それに引き続き、やおら独唱者が立ち上がりました。そして第四楽章のご自分の出番が終わると、また静かに着席されました。ちょっと変わったやり方ですが、悪くない感じでした。

第四楽章が終わって、音が消えたとたん、全合唱団がすばやく起立し、アタッカで第五楽章が始まりました。小学生による児童合唱の声は、すばらしいです。やはりこの曲、低年齢の児が歌うように作られている、ということをあらためて感じました。中学生以上だと、うまくても、声の響きが変わってしまいます。もちろん低年齢の男児がベストですが、おしむらくは、チューブラーベルの音がちょっと冴えない感じなのはホールのせいなのか。

この楽章でも、独唱者は途中までは座っていて、自分の出番の少し前から立ち上がって、歌い終わって少ししてから座る、という方式でした。以前、違う3番のときに、歌い終わった独唱者がすぐに座って、なんとなく違和感を覚えたことがありましたが、今回は短いとはいえ程よい間合いがあったので、これはこれで合理的かな、と思いました。

第五楽章から第六楽章へのアタッカは、完璧でした。合唱団は起立しままで、第六楽章がしばらく進行してホルンなどが盛り上がったときに、指揮者の合図で着席しました。オーソドックスです。

そして演奏。中庸のテンポで、特別変わったことはやっていないのに、この終楽章の演奏は、どんどん温かみ、深さが増していくではありませんか。きいていて、涙が出てきてしまいます。こういう終楽章、ベルティーニやシャイーのときと同じです。まさかこれほどの終楽章になるとは!

最後近くの金管コラール、疲れたであろうトランペットも意地で吹ききりました。その後の主題の高らかな歌の感動的なこと。そしてその後、ホルンとトランペットが残って歌うところ、ここがまたすばらしかったです。ここは、アマオケの小田原フィルを三河正典さんが2009年に振った3番のときもすばらしかったです。あのときの三河さんも中庸のテンポで、このような感動的な奇跡の終楽章をきかせてくれたものでした。

終わって、拍手喝采を受けるとき、独唱の竹本さんの目に涙がうかんでいることがはっきりみてとれました。


日本人指揮者でマーラー振りといえば、僕の好きなのはコバケンと大植さん、この二人がダントツに好きです。二人とも、思い入れ濃厚の完全没入燃焼路線のマーラーですよね。沼尻さんのマーラーは、これとは全く異なります。中庸のテンポで、ある程度作品との距離を持ちつつも、ここぞという要所はきっちり押さえ、十分に踏み込んだ表現もする。こういった方向のマーラーには、僕はあまり心揺さぶられないことが多いのですが、今回は、心底感動しました。上記した三河&小田原フィルと、今回の沼尻&群響と、同じ方向性で、どちらも実に感動的な3番を聴かせてくれました。感謝!


終わってからもロビーには大勢の客さんが帰らずにごったがえしています。どうも演奏会終了後に「ふれあいトーク」というコーナーがあるようで、皆さんそれを待っているのでした。そこで僕もロビーで待っていると、まず首席トランペット奏者の森重さんという方が、ポストホルンを持って登場されました。バルブつきのポストホルンです。ポストホルンについてのいろいろなお話をされていました。僕としては、聴いていて、音色的にはトランペットかなと思って聴いていたのですが、どうやらこの楽器を使われたようです。最後には、「舞台裏で見えないところで吹いたので、本当にこれで吹いたのかと思われる方もいるでしょうから、実際に吹いてみましょう」といって、ポストホルンのさわりの部分を吹かれました。なるほど、これで吹かれたんですね。

続いて指揮者の沼尻さんが登場しました。「100分といっても、いろいろな難所を通過していけるようにいろんなところに気を配って、次から次に指示を出していかなければならず、あっという間に終わってしまう」「この(デッドな響きの)ホールは、暑くなったり寒くなったりと温度調整も難しく、演奏には音程も変わりやすく、大変。このホールで世界一良く鳴らせるのは群響である」「第一楽章の舞台裏打楽器奏者も多数が必要である。舞台上にも舞台裏にも奏者を用意しておけばよいが、楽団経営も余裕がないので(苦笑)、舞台裏から戻ってきてすぐに舞台上でシンバルをたたかなければいけない、もしも転んだらもう間に合わない」「演奏が終わって興奮しているので誰か止めてくれないといつまでもしゃべってしまう」などなど、面白おかしく、中身はまじめなトークをいろいろ語ってくれました。

楽しいふれあいトークも終わって、寒風吹く夜道を高崎駅まで歩きました。風は冷たかったですが、心は感動で温かかったです。

夜遅く帰宅し、翌日は今度は桐生に出かけました。電車をいろいろ乗り継いで、良い天気の中、北関東の畑の広がる車窓風景を眺めながら、両毛線桐生駅に到着し、そこから10分ほど歩いて、桐生市市民文化会館に到着しました。シルクホールという新しく綺麗なホールで、きのうの群馬音楽センターよりも響きが良いホールでした。

この日の演奏も、基本的に昨日と同じで、いい演奏でした。ただ、どこが違うのかはわかりませんが、昨日のような奇跡的な感動にはなりませんでした。ミューズの神は今日は降り立ってくれなかったようです。

しかし両日ともに、沼尻さんのマーラーの素晴らしさは強く認識しました。それに高崎公演の大感動は、得がたい経験でした。沼尻さんのマーラーの今後に、大注目したいと思います。







Last updated  2012.12.31 01:54:08
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2012.07.24
ヒロノミンVさんから先の記事にいただいたコメントに触発されましたので、蛇足ながら、2009年の5番と今回の5番について、もう少し書いておこうと思います。

ヒロノミンVさんの想像されたように、今回もまた、楽譜から一つ一つのフレーズの意味を読み取り、再構築されたマーラーでした。そして大植さんのマーラーの場合、楽譜を頭で分析するというより、魂で感じる、実存で読む、という傾向が著しく強いと思います。だからこそ2009年の5番は、あのような、二度とありえない5番、一期一会の5番になった、と思います。

仮に2009年の5番の録音があって、なんらかの形で世に出ることがあったとしても、僕は聴かないつもりです。

あのとき、さしせまった状況の只中にあった大植さんの魂が、あのように演奏するしかなかった。そのようにして生まれたあの演奏を、あとになって繰り返し聴くという行為は、言い方が変ですが、大植さんに申し訳ないような、そんなふうな想いがあります。

その点、今回の5番は、大植さんの本来の生命肯定の方向性が、無理なく発露された、そういう気がします。

今回の5番は、デッドな会場で、音の響きとしてはさみしいものがあったし、オケのパフォーマンスも、演奏の傷は少なからずありました。だけど、良かったんです。そこかしこ、ぐぐっと胸に響くものがあったし、特に終楽章になって、前向きなエネルギーが強く大きく現れてくるのに、非常な説得力を感じました。これもヒロノミンVさんからの触発ですが、岸和田の5番、音は乱れても、音楽は乱れなかった。音楽は一貫していた。

2009年の記事にも書きましたが、僕はこの曲の終楽章の明るさが、どうにも唐突な感が強くて、なかなかなじみにくかったのです。2009年の5番は、明るくならず、救いのないままに終わった5番で、その耐え難い重さが、尋常でない深い感銘につながった、究極の体験でした。マーラーの意図からそれた5番でした。

今回の5番は、マーラーの意図に即し、終楽章で明るく前向きに転じた5番でした。そして僕にとってこれまでにないほど、曲全体の流れの中で、終楽章の前向きさが、すっと納得できた体験でした。しかもその納得したという実感が、演奏を聴いていたときよりも、次の日、さらに次の日と、時間がたつほどに、僕の中でじわじわとこみ上げて、成長してきている感じなんです。

この岸和田の5番、完成度という点では、先日の9番のような境地には全然達していないです。でも、現在の大植さんの魂から、実存から、ほとばしる前向きなエネルギーが十全に現れていたという点で、すばらしい5番でした。

大植さんのマーラーに、最終回答はない。大植さんの発展、変化とともに、いつまでも変化し続ける、大植さんのマーラー世界。

前にも書きましたが、そうたびたびなどという贅沢はいいません、たまにでいいですから、これからも聴かせてください。大植さんの開く、すばらしきマーラー世界を。








Last updated  2012.07.25 02:59:31
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2012.07.22
大阪フィルハーモニー交響楽団 第58回南海コンサートを聴いてきました。

7月22日 15:00開演
岸和田市立浪切ホール 大ホール

モーツァルト/交響曲 第35番 「ハフナー」
マーラー/交響曲 第5番

指揮:大植英次
コンサートマスター:崔文洙

17日に頸椎症が悪化し、19日の都響公演を急遽キャンセルした大植さん。回復の具合を心配していましたが、大フィルブログによると、大丈夫そうでしたので、この日再び関西遠征に出かけました。10時東京発ののぞみに乗りこみ、朝昼兼用の駅弁を食べながら、一路大阪へ。新大阪→大阪→新今宮とJRを乗り継ぎ、そこから南海電鉄で岸和田に向かいました。新今宮では、ちょうど関西空港行きの特急ラピードというのが来るタイミングだったので、有料でしたが記念にと、乗りました。あっという間に岸和田に到着し、降りて、発車して去っていく特急をホームから写しました。青が鮮やかでした。

P1090023.JPG

岸和田駅から歩いて10分ほど、風情のある建物があちこちにある商店街を抜けていくと、海辺に立つ浪切ホール(なみきりホール)に到着しました。

P1090024.JPG

開場予定時刻は14時30分で、到着したのは14時10分くらいでした。中にはいってみると、すでにものすごい長蛇の列!自由席なので皆さん早く来たんですね。あまりの人の多さに、予定よりも繰り上げて開場になりました。大勢の係員が手際よく大きな声で誘導していて、その賑わいは、クラシックのコンサートというより何かのイベントという雰囲気です。ようやく自分も入場でき、さいわいまだ少し残っていた1階平土間席に、席を確保しました。

オケは両翼配置で、コントラバスは下手側。ハープは上手側にありました。
大植さんが颯爽とはいってきて、モーツァルト。大植さんの動きはいつものように生き生きとしていて、安心しました。デッドなホールですが、だんだんとこちらもその音になじんでいきました。

マーラーは、しなやかで、つい先日の9番同様に、さまざまなことを乗り越えたその先の、力強く、明るい生命肯定の歌、が聴けました。大植さんらしさが十分に出ていた素晴らしいマーラーでした。曲が進むほど熱を帯びてきて、大植さんの動きはどんどんダイナミックになります。終楽章の最後の最後、アッチェレランドをかけるときには、大植さんがぐわっ、ぐわっと体を激しく前に進めるので、指揮台がそれにつられて前にぐぐっ、ぐぐっ、と動きました!最後は、大植さんが跳躍して、元気良く曲をしめくくりました。

衝撃の2009年の5番とはまったく違う方向性の音楽でした。本来の大植さんのマーラーは、こういう方向性の音楽だと思います。今回の5番は、その魅力をたっぷりしっかりと確かめることができました。

大フィルも、コンマスの崔さんの熱奏を筆頭に、気合の入った音を出していました。第三楽章のオブリガートホルンは、指揮者のすぐ左に第三楽章だけ椅子を置いて、そこで吹くというスタイルをとっていました。曲が終わってから大植さんは、そのホルンを吹いた村上哲さんが遠慮するのをかまわず、強引に(^^)手を引いて前に引っ張りだし、聴衆の拍手喝采をあびさせていました。

終演後、ぐすたふさんとお会いでき、時間がなかったので少しだけですが、お話できてうれしかったです。とんぼ帰りで大阪にもどり、夕方ののぞみにのり、またまた駅弁を食べながら、無事東京にもどってきました。

この7月は、9番、5番と、大植さんの生命肯定のマーラーをたっぷり堪能できて、大満足でした。大植さんありがとうございました!あとはゆっくり休まれて、早くお体を本調子にしてくださいますよう、切に願っています。







Last updated  2012.07.23 03:39:51
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2012.07.18
(これは、二日目の演奏会終演後のお話です。)

終演後、出口には昨日同様、大フィルの団員の何人かの方が、帰るお客さんを見送ってくださっていました。

僕が出口あたりをうろうろしていたときは、あらかたのお客はすでに退出し、人もまばらになったころでした。そのときにいらした団員3人のうち、おひとりはトランペットの秋月さん、もうお一方はヴィオラの小野さんでした。これはなんともラッキーな機会です!サインをいただければ、と思って、まず小野さんにお願いしました。

二日間にわたり、印象深いソロを弾いてくださった小野さんは、僕がサインをお願いするとちょっと驚かれ、僕が開いてお渡ししたプログラムの見開きページの、左下のほうに小さく書こうとされたので、僕はあわてて「そんな小さくなく、もっと大きく真ん中のほうに(お願いします )・・・」と言ったのでしたが、小野さんは遠慮深く、「わたしなんかより・・、そばに他の団員がいろいろいますから、皆に回しましょうか」と、左下にそのまま小さく書いてくださいました。なんと謙虚な方なのでしょう。でも僕はほかならぬ小野さんのサインがいただきたかったので、回していただくことはせず、小野さんのサインだけいただきました。ありがとうございました。

もうずいぶん前、朝比奈御大が亡くなられた少しあと、サントリーホールでひっそりと行われた朝比奈さんをしのぶ会に参加しました。自由に出入りできる大ホールに入ってみると、照明がほの暗く落とされたホール内には、最後のブルックナー8番の演奏となった大フィルとの演奏会の音楽が、ステージ奥に置かれた巨大なスピーカーからほどよい音量で流されていました。そして天井からひとすじの明るい光が、ステージ中央の譜面台を明るく照らし出していて、神々しい雰囲気が醸し出されていました。この大ホールでの催しと平行して小ホールでは、外山雄三さん、下野竜也さん、アルトの伊原直子さん(あるいはメゾソプラノの永井和子さんだったかもしれません)ら、朝比奈さんとゆかりのあった方々が、朝比奈さんの思い出をいろいろと自由に語る座談会が行われていました。そこに大フィル団員として参加されていたのが、小野さんでした。言葉少なに、朝比奈さんの思い出を、憔悴した表情でぽつぽつと語られていたことが、強く印象に残っています。あれからもう10年。朝比奈時代・大植時代のヴィオラの要を担った小野さん、今後も大フィル弦セクションを、目立たずにしっかりと支えていかれることでしょう。

そして秋月さん。3年前のマーラー5番がまざまざと思い出されます。あの凄絶な5番のトランペットを見事に吹ききってオケを牽引した秋月さん。あのときも、終演後に大植さんのサインをもらおうと楽屋出口付近で待っていたら、幸運にも秋月さんが出てこられたので、5番のスコアにサインをいただきました。そのとき、スコアの見開きの最初のページを差し出したら、秋月さんは「こんなすごいところに、僕が書いていいんですか?」と仰ったので、「大丈夫です、大植さんには表紙に書いてもらいますので」と言って、そこにしっかり書いてもらいました。小野さんといい、秋月さんといい、一流の方々は、謙虚なのですね。

今回のトランペット、秋月さんは、第三楽章の中間部のはかなくも美しいソロを吹くとき、金色の楽器に持ち換えていました。そこでの使用楽器をお尋ねしたら、D管ということでした。秋月さんありがとうございました。今後もますますのご活躍を。

お二方のサインをいただき、ぐすたふさんと落ち合い、ぐすたふさんのお導きでヒロノミンVさんに初めてお会いでき、東京チームほか一同全員で、今度は大植さんのサインをいただくべく行列に並びました。昨日よりもさらに行列が長くなっています。ときおり雨がぽつぽつと降る中、傘をさしたりたたんだりしながら一同でがやがやと9番談義などしていたら、隣に並んでいた見知らぬ女性の方も途中から会話に参入、ヒロノミンVさんやぐすたふさんの実物(^^)を眼前にした驚きとともに、大植さんへの熱い思いを語り、さらに盛り上がったひとときでした。

やがて自分の番になり、僕は9番のスコアに太書きのサインをいただきました。音楽の友社の小さいスコアです。この表紙には、2009年のNDRとの9番のときの、大阪、静岡、東京の3箇所でいただいた三つのサインがびっしりと並んでいます。そこで昨日は、この裏表紙に書いていただき、きょうは表紙の裏側のページに書いていただきました。すばらしい9番を、本当に、本当にありがとうございました。(これでこのスコア、大植さんの計五つのサインと、秋月さんのサインが装填された、最強の(^^)スコアになりました!)

そのあとは一同で乾杯。皆様と夜遅くまで楽しく語らいのひとときをすごさせていただきました。本当に、すばらしい音楽の感動と、その感動を共有した方々との語らいのひととき、幸せな時間でした。大植さんから発する幸せパワーの効果ですね。皆様、本当にありがとうございました。またお会いしましょう。






Last updated  2012.07.20 11:37:07
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