毎日が宝探し

風邪と言えども、病気は病気。
実際こじれるとなかなか治らない。

はーちゃんは、2歳になったばかりの反抗期真っ只中。
体調が悪いから、いつも以上にゴネて、私は頭を抱えてしまうことが多い。

固形物はほとんど食べず、水分も唇を湿らす程度しか摂らない。

着替えもオムツ替えも、イヤイヤで、
無理にしようとすると、こじれてしまう。
やっとのことで着せた服もオムツも、自分で外して、大泣き。
なだめようとして、抱きしめようとしても、
触るなと、手を振り解かれる。

今日の昼は、昼食の最初にヨーグルトに混ぜた薬を飲ませようとしたところ、
自分で食べたい（のか、悪戯したいのか）
スプーンとお皿を取ろうとした。
　以前は食後にあげていたのだが、今はほとんど食べないし、
嘔吐で出てしまうこともあるので、
薬だけでも飲んで欲しく、食事の最初にあげている。

薬は体重に応じて、処方量が厳密に決められているから
1粒たりとも無駄にならないように、私が飲ませることにしている。

はーちゃんが食べたら、こぼすのは必至なので、
「他の食べ物とは違って、ママが食べさせるもの」
と、はーちゃんも今までは納得してか、おとなしく口を開けていた。

それが今日は、どーしても自分で食べるんだと泣いて怒って、
最後にはエプロンも何も放り投げて、手が付けられない状態に。

私がなだめようとして、だっこしようと側によると、手を振り払われた。
結局私はその場を離れた。
はーちゃんは伯母に抱っこされると、落ち着き、そのまま昼寝してしまった。

伯母に
「いったいどうして、こんな事になったのかな。」
と泣きながら相談した。

「急にゴネるようになったのは、関わって欲しい裏返しだよ。
　困らせるつもりは、全然ないけど、やり場がない気持ちをどうしていいかわからず、
　結果として、ママが困るようなことをしているんだね。

　医学的には、薬は処方された分を飲みきることが望ましくても、
　はーちゃんが自分で食べて、ある程度はこぼれてもしかたないさ。
　飲まないよりは、飲んだほうがいいけど　自然治癒力だってあるんだもん。

　オムツだって、ゴネたら多少服が汚れても、お尻が赤くなっても大丈夫。
　完璧にしなくても、子どもは育つものだよ。

　アンタに似て、強制が嫌いな子だからね。
　一度感情に火がついたら収まるのに苦労するから、まずはこじれない様に、先回りすること。
　理想どおりに事が進まなくても、何とかなる！
　親が先回りすることだよ。

　ゴネて、あまえられるのは、ママが一番だからだよ。
　子どもはゴネる生き物だし、育て方が悪いとか、そんなことではないから安心しなさい」

と言ってくれたので、救われた。

七田の教室で、先生にも言われたことだが、やはり
「子どもを受け入れて、信じる」事なんだなあと思った。

医学的には、養生することが健康第一だけど、子どもなりに（大人からすると訳がわからないことでも）要求があり、
それを旨くいなしながら、健康を守る方向に導いていくってことなのかも。

それにしても、はーちゃんのゴネぶり、相当です。
みなさんに見せられないのが残念。