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カテゴリ:奇特人間
夏でも30度を超える日が数えるほどしかない仙台で
14日連続真夏日を記録するなど観測史上もっとも暑い夏となった今年の夏。 東京は29日連続猛暑日というシャレにならない想像を絶する暑い日々。 これだけ暑い日が続くと心配な人物が頭をよぎる。 東京に住むK君だ。 彼の住まいは東京でもっとも住みたい町のひとつ、恵比寿。 が、住むアパートは風呂なしトイレ共同、思いっきり西向き、エアコンなしの もうちょいがんばれば重要文化財に指定されそうなモダンなアパート。 風呂はどうしているの?と聞くと近くのスポーツクラブの会員になっていて そこで済ましている、とのこと。 が、そのスポーツクラブは10時オープンなのでそれ以降じゃないと風呂に入れないらしく どうしても体を洗いたい時は台所で洗う、とのこと。合理的だ。 今年年男、36歳のK君だが苦学生のような生活をまったく苦に思わない日本男児、 彼を見ると日本の将来はまだまだ明るい。 冷夏だった去年の夏の出来事。 冷夏といえど夏は夏、特に東京はアスファルトの照り返しや エアコンの熱など人工的な暑さが体をむしばむ。 部屋にある扇風機は生ぬるい風を無造作に送り続ける。 不快指数が増す。 もう限界だ。 無性にシャワーを浴びたくなりスポーツクラブに行く。 が、まだオープン前だった。 入口で待つことにした。 が、アスファルトの照り返しが体力を奪う・・・ 横になって待とう。 入口前の大理石の階段をなにげなくさわると冷たくて気持ちいい。 そのまま寝そべり頬を大理石につけた。 大理石が体の熱を吸い取ってくれる。 あまりの気持ち良さにそのまま寝入ってしまった。 どれくらい寝ただろう。 薄眼を開けると目の前に人だかりができていた。 自分を覗き込んでいる。 大丈夫ですか、と問いかけられた。 どうやらスポーツクラブ前で倒れていると思われたらしい・・・ とりあえず具合が悪いふりをして立ち上がり うまくごまかしその場を立ち去ったそうだ。。。 東京砂漠、都会のやさしさを垣間見たひとときでもあった。 観測史上もっとも暑い今年の夏。 k君は大丈夫だろうか? スポーツクラブが休みの時、台所や大理石を活用してきちんとクールダウンしているだろうか? もしk君がこのブログを見ていたら近況を連絡されたし。 みなさんも体調管理をしっかり、ご自愛を。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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