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テーマ:特撮について喋ろう♪(3599)
カテゴリ:東宝特撮映画
![]() 1963年に東宝で公開された特撮ホラー映画 「マタンゴ」は変身人間シリーズ第5作で 監督:本多猪四郎、特技監督:円谷英二 今までの変身人間とは違い人間の醜い心理・エゴを描き、 海外でも影響を与えたホラー映画として描かれた作品です。 物語は豪華ヨットで海に繰り出した東大助教授・村井(久保明) その教え子の相馬明子(八代美紀)笠井産業社長(土屋嘉男) 彼の愛人で歌手の関口麻美(水野久美) 笠井産業の社員でヨットのベテラン作田(小泉博) 若い推理作家の吉田(太刀川寛)漁師の仙造(佐原健二)ら 7人の若い男女が航海中、猛烈な暴風雨に合い遭難、 ヨットの各部は破壊され無電も使用不能となり 嵐の中、波に流されるまま漂流すしてしまい 水も食糧もなくなったその時、一行は不気味な無人島に漂着した。 そこはカビと不気味なキノコに覆われた孤島であり 上陸した一行は人の足跡を発見し密林を探索、 そして海岸の一隻で難破船を発見した。 難破船の中には少数の食料が残されていたものの 生存者はおらず船員が日々消えていくといった内容の日誌と 「キノコを食べるな」という旨の警告が残っていた。 やがて彼らは食料と女性を奪いあい対立しあう。 そんな飢餓と不和の極限状態の中、 身の毛もよだつ不気味な怪物マタンゴが出現する。 マタンゴとはキノコの一種で、そのキノコを食べた人間は キノコに変身してしまうという第三の生物である。 空腹な故、理性をなくした男女は殺し合い、逃走し そして次々と禁断のキノコに手を出していく・・・ ![]() この映画は事件を起こす本来の変身人間とは違い 不気味な生物を描いている為、映画を見た後 トラウマとなった人が多数おり、 映画監督のスティーヴン・ソダーバーグも 暫くはキノコが食べれなくなった程である。 (私もその一人でありますが) ちなみに本映画の同時上映は加山雄三の 「ハワイの若大将」でありました。 しかしながら出演した水野久美の妖艶な演技ぶりは 日本だけではなくアメリカのファンからも 多数支持されており東宝特撮女優として 現在でも愛され続けています。 マタンゴの不気味な笑い声は「ウルトラマン」に登場する バルタン星人に流用され、他にも女性バージョン 子供バージョンも存在するのです。 また出演者達が食べる劇中のキノコは 和菓子素材で作られていましたが 味気が無かった為、砂糖を加えた所、 大変好評でスタッフたちも撮影の合間に おやつとして食べていたそうである。 ![]() にほんブログ村 ![]() 【20%OFF!】マタンゴ(DVD)
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ホジスンの「夜の声」を題材に星新一、福島正美の原案の作品、私が見たのが20代過ぎ(遅い!しかもビデオで)公開されたのが小さい頃で、友達から「マタンゴっておもしろいぜ!」と聞いていたので、見てみると、うーんおもしろい!!何といっても人間がこわれていくシーンを丁寧に描かれており、これを見た後は毎日食事できるありがたさを実感したもの(笑い)二枚目役である佐原健二が役作りのために前歯を抜きサングラス、見事にいやらしい船員を演じ、役者全員の名演!水野久美が妖艶すぎて、八代美紀(武原英子にそっくり)がかすんんでしまった、難破船がねぐらという設定もいい!初めて侵入した怪物を演じた天本英世、マタンゴの声?がバルタン星人とケームール人の声をしようしているのがたまりません!なんでもこの登場人物にもそれぞれ実在のモデルがあるようで、小説家のモデルはあの大藪晴彦であったとか、あんまり見すぎてビデオが擦り切れましたからなー(笑い)。
(2011.11.03 10:34:18)
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