ロスト・ワールド | メタボの気まぐれ

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1925年のアメリカで制作された映画「ロスト・ワールド」は
ＳＦ小説「失われた世界」を元にした無声映画である。

ロンドンの記者エドワード・マローンは
グラディスという乙女を恋していたが
彼女は彼に何か素晴らしい仕事をしなければ
結婚しないと語るのでエドワードは
チャレンジャー教授の探検隊に加わって
南アメリカアマゾン川上流の蛮地探検に出発した。

一行のうちには彼らの外にポーラ・ホワイトという乙女や
ジョン・ロクストン卿というポーラを愛している貴族や
甲虫の専門家サムマリー教授等があった。

一行は類人猿や前世紀の怪物の棲息している「死滅の谷」を発見し
あらゆる困難の後、普通の象の十倍もある
怪物ブロントザウルスを発見しロンドンへ連れて帰って来た。

教授の説はこれによって証明されたが、
ある日、ブロントザウルスが檻を破って市中に暴れ出して
ロンドン市中は鼎の沸くような驚怖の巷と化したのだ。

この映画の特殊撮影をしたのがウィリス・オブライエンであり
彼は1914年の線画アニメである「恐竜ガーティに影響され
ストップモーション・アニメを独自に開発しました。

本作は7年がかりで製作しており
後に「キングコング」で世界的に有名になり
円谷英二に特撮の技術に開花させ影響を与えました。

しかし技術の流失を恐れ弟子は取らない主義だったが
唯一の例外がレイ・ハリーハウゼンであり
彼は著名なクリエイターとなった為
オブライエンは彼の師匠としても名を知られているのです。

ちなみに手塚治虫が発表した「ロストワールド」は
オリジナルのもので本作とは直接の関係はなく
タイトルだけを知ってこれを拝借したものとコメントしているが

手塚は他にも「メトロポリス」「来るべき世界」
「月世界紳士」といった作品を手掛けており
同名映画に影響を受けて漫画を発表しているという
形跡があると思われています。