メタボの気まぐれ

2012/05/27(日)22:30

同棲時代 -今日子と次郎-

純愛映画(15)

名曲「神田川」に代表される若い恋人同士の同棲が盛んだった 1973年に公開された「同棲時代」は愛のかたちを形成しながら 互いに傷つきあい愛しあう二人の若者を妖しい美しさを描いた 上村一夫の劇画を映画化したものである。 広告代理店に勤める21歳のOL・飛鳥今日子(由美かおる)と 22歳で駆け出しのイラストレーター・江夏次郎(仲雅美) デザインスクールの同期生である二人が雑踏の中で 久しぶりに再会した時、何となく心が通じあい その夜、今日子は次郎にバージンを与えた・・・ そして二人は一緒に暮し始めたのだった。 ある日、今日子は中年の魅力あふれる33歳の会社社長 上条(入川保則)にプロポーズされた。 しかし今日子は判らない部分の多い完成された男よりも やる事なす事、丸見えの未完成の男が私には愛しいと思った。 ある雨の朝、今日子と次郎の同じアパートの住人 五十嵐の妻・澄江(ひし美ゆり子)が死んだ。 彼等は同棲時代に終止符を打った時、 子供を三度も中絶していたため妻の肉体は破壊されていた。 今日子と次郎が同棲して丁度1年目がやって来た。 二人はささやかなパーティをやろうと約束したが 次郎が酔って帰って来たのは深夜だった。 今日子の平手打ちが次郎の頬にとんだが次郎はへラヘラ笑い 酒くさい体で彼女を無理矢理組みふせた。 だが眠り呆ける次郎のポケットから リボンをかけたプレゼントの小箱が落ちたのを見て 今日子は次郎への愛しさに満たされた。 数日後、妊娠した事を知った今日子は次郎に報告、 しかし次郎はうろたえ怒り心頭になり部屋を飛び出した。 そして今日子は意外な行動に出ようとしていた・・・ この映画に出演した由美かおるは西野バレエ団に入団し 金井克子や奈美悦子らと共にバレエを習い 1967年に音楽番組「レ・ガールズ」で抜群のプロポーションと 愛らしい風貌は話題を呼びました。 本作では大胆なオールヌードが話題となり 「ノストラダムスの大予言」「エスパイ」 「超高層ホテル殺人事件」でもヌードを披露している。 近年では人気時代劇・水戸黄門で「かげろうお銀」役で 番組の中で披露される入浴シーンは名物となりました。 また由美かおると言えばアース製薬の蚊取り線香の CMキャラとして起用されており、この宣伝を兼ねた看板は 必ずと言っていいほど大村崑の「オロナミンC」 松山容子の「ボンカレー」と街中いたる所に貼り出され 現在でも運が良ければ田舎のバス停や古い農家の土壁などで 目にする事が出来ます。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 [1973年松竹:DVD未発売]同棲時代 今日子と次郎●監督:山根成之//由美かおる/大信田礼子  【中古】(ビデオ/VHS)[JD6-03[275-2254]【smtb-td】[送料無料]

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