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テーマ:映画レビュー(889)
カテゴリ:Mr.Boo
強力なライバル店の出現で窮地に陥った尊大で 利己的な鴨料理店主が周囲の人々によって変わる姿を描く ドタバタ人情コメデイが1988年、マイケル・ホイ主演の 香港映画「Mr.Boo・ホンコンフライドムービー」である。 店は汚いが味は天下一品のローストダックの老舗 “オールド・ホイ・キー”の店主・ホイ(マイケル・ホイ)は 実にケチで頑固な男だった。 ある日、店の真向かいに外資系のフライドチキン店 “ダニーズ”が開店した。 ホイの店の常連客はダニーズの清潔良し、サービス良し、 フレッシュ良しの三拍子揃った方針の結果流れてしまい ホイの店はたちまち経営難に追い込まれてしまった。 そんな状態でもホイは唯一支えてくれる健気な妻・ギョン (シルヴィア・チャン)やオールド・ホイ・キーの 従業員の忠告に一切、耳を貸そうとしない。 終にはウェイター頭(リッキー・ホイ)まで ダニーズに移ってしまう。 ホイの店取り潰しを画策するダニーズの経営者ブーンは ホイの店に鼠を放ち保健所に一時休業を通告させたのだ。 もはやこれまでと観念したホイは店仕舞いの準備に 入ろうとするが妻のギョンは自分の母親に 金策を頼むから考え直すようホイに説得し ホイは翌朝、姑を訪ねると頭を下げたのだった。 そして店の大改装が始まり新しい従業員が雇い入れられ メニューの数も増し店は清潔に造り直された。 元々味では負けないオールド・ホイ・キーは 再び客足を取り戻す事ができるのか・・・ この映画は日本未公開作品であり、その為 「Mr.Boo!シリーズ」とは関係ない単独の作品であるが セルビデオにて日本で初登場し人気を博したので 日本のファンはMr.Boo!の一つとしてカウントしているのです。 また末弟のサミュエル・ホイが彼自身の役でゲスト出演しており 事実上「アヒルの警備保障」以来、実に7年ぶりに 3兄弟が揃った出演作品となりました。 本作は日本語吹き替え版はなく字幕スーパーのみの ビデオ化だったため、広川太一郎氏によるアドリブの効いた 吹き替えでマイケル・ホイの演技を増幅させる効果がないのが ファンの間で惜しまれているのです。 日本で「Mr.BOO!シリーズ」と名付けられたマイケル・ホイの 一連の作品は興行的にも大成功を収めアクション映画が 全盛だった香港映画のあり方を大きく変え その後の香港映画復興に貢献したのも事実でありました。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 【送料無料選択可!】ホンコン・フライド・ムービー / 洋画 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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