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2011.01.28
テーマ：映画レビュー(889)
カテゴリ：任侠＆バイオレンス映画
 角川春樹事務所が製作した大藪春彦の同名小説 「蘇える金狼」は1979年、東映にて公開されました。 資本金１５億円の東和油脂本社の経理課に勤める 平凡なサラリーマン・朝倉哲也（松田優作）は この会社を乗っ取ろうという野望に燃えていた。 朝倉は表面は真面目な会社員を装い 勤務終了後はボクシングジムに通い身体を鍛えている。 ある日、共立銀行の現金輸送車を襲った朝倉は ９千万円を奪い取る事に成功するが その札にはナンバーが銀行に登録されていて使えない。 朝倉は横須賀に出掛け、その札を麻薬に替えて それを再び安全な紙幣に替えたのだ。 朝倉は手に入れた麻薬で会社の上司・小泉（成田三樹夫）の 愛人・永井京子（風吹ジュン）を手懐けた。 暫くして朝倉は会社幹部たちの横領事件をネタに 桜井（千葉真一）という男が強請に来ている事を突き止めた。 要求金額は５千万円、背後には経済界の黒幕である 鈴本光明（安部徹）が控えており、京子から 情報を得ていた朝倉は会社が桜井へ渡した 内金２千５百万円を奪い取り 会社に金を取り返されたと思って激怒した桜井は 改めて２億円を要求した。 朝倉は巧妙な手段で自分の秘めた力を幹部に示すと 重役の椅子と引き換えに桜井を消す仕命を受ける事となった。 朝倉は見事に任務を果たすが幹部たちは 秘密を知った朝倉を消そうと殺し屋を放つが 反対に殺されてしまう。 そして遂に朝倉は社長令嬢の絵理子（真行寺君枝）と 婚約する事に成功する。 会社の頂点まで、あと一歩と迫ったのだが・・・ この映画の主演：松田優作はデビュー時は アクションスターとして注目されたが 演出家に対して徹底して食いついて演出面にも 追求するなど芝居に対して非常に勉強熱心で 個性派俳優として次第に役の幅を広げていきました。 強烈なカリスマ性をもつ俳優であり 竹中直人、織田裕二、木村拓哉など熱狂的なファンも多く 漫画では「北斗の拳」の主人公・ケンシロウ 「ブラックエンジェルス」の松田鏡二など 松田優作をモデルとしたキャラクターが登場しました。    にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村  【25%OFF】［DVD］ 蘇える金狼 デジタル・リマスター版 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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