続スーパー・ジャイアンツ悪魔の化身 | メタボの気まぐれ

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新東宝が放つ日本初のスーパーヒーロー映画
スーパー・ジャイアンツの第８弾として1959年に
製作したのが「続スーパー・ジャイアンツ悪魔の化身」である。

孤児施設の葉孤児院に突如、魔女が現れ
その魔術により孤児たちは悪夢にうなされ
魔女の視線に触れたものは皆卒倒した。

ある日、青年紳士風な姿に変身したスーパー・ジャイアンツ
（宇津井健）は大賀一平と名乗り孤児院に
雇われたいと言って来た。

その目的はスーパー・ジャイアンツが孤児たちに
正義と平和に必要な時に奇蹟を起す万能の玉を与る為である。

バレーを習っている安西泰子（瀬戸麗子）は控室で
魔女に会い倒れ、駈けつけた恋人・畑中道夫（明日香実）も
手を下す方法を知らなかった。

道夫は大学の生理学研究室の大川博士（大谷友彦）の
助手をしているのだがある日、道夫は研究室を覗くと
博士が魔女と密会していたのだ。

魔女の正体とは戦争で死んだ博士の愛娘の脳から
幻覚の様な魔女を作り出した悪魔であり

秘密を見破られた博士は魔女に道夫と泰子を抹殺する
命令を出した。道夫は危機一発の所をスーパー・ジャイアンツに
救けられたが泰子は博士の配下に誘拐されてしまった。

スーパー・ジャイアンツは宇宙人に早変り
博士の配下から泰子えお奪い返す事に成功し
そして危機をつげる孤児院へと急いだ。

ギャング団を追い散らしたスーパー・ジャイアンツは
博士が魔女だけでは飽き足らず、更に強力な害毒を作る
計画を知り、博士はウル・ヴァイシンという細菌を発明、
研究所を山中の秘密工場に移ていた。

スーパー・ジャイアンツは国会に出席して
政府の立上りを促した上で機動部隊と呼応して
山中の秘密工場を襲撃した・・・

この映画は当時普及してきたテレビに登場した「月光仮面」に
影響を与え、後に登場する「遊星王子」の
宇宙規模なヒーローの土台となった作品になりました。

また本作には講談社の漫画雑誌「ぼくら」に掲載された
漫画版が存在しており第１～７作までは「月光仮面」
「エイトマン」の桑田次郎が担当しており
第８～９作は「ウルトラマン」「スペクトルマン」の
一峰大二が担当し、また吉田竜夫の作画による
独自ストーリー版も連載されていたのでした。