メタボの気まぐれ

2011/03/04(金)23:11

狼やくざ 葬いは俺が出す

アクション映画(55)

狼やくざシリーズ第2弾として1972年に東映が公開した 「狼やくざ 葬いは俺が出す」は緋牡丹シリーズ 網走シリーズに次ぐ任侠映画である。 拳銃密売屋である伊吹徹(千葉真一)は相棒の荒木田正男と 不良米兵と銃の取り引きをしていた。 しかし突然この取り引きの依頼主・仙波組々長(深江章喜)が襲撃 金と銃を略奪され正男まで殺されてしまい 終いには伊吹が神部刑事(成田三樹夫)に逮捕されてしまった。 ところが仙波も同じ東桜会の傘下である剣持組々長の 剣持勇(諸角啓二郎)に運河へと突き落とされる。 これらは全て東桜会々長の桜田(内田朝雄)の仕組んだ 罠だったのである。 服役中の伊吹はヤクザ組織に恨みを抱いている 元ボクサーの結城五郎(藤竜也)と知り合い意気投合する。 やがて出所した二人は正男の兄の荒木田義一に匿ってもらい 復讐の為の腕利きの仲間を集める事にした。 大熊為治(堀田真三)次郎(誠直也)永川鉄(渡瀬恒彦)と 皆それぞれ命知らずの猛者連である。 伊吹らは東桜会の資金源であるキャバレー等の 集金車を襲い略奪に成功したが次郎が捕われてしまった。 その時、救出に行った伊吹たちの危機を救ったのは 剣持に殺された筈の仙波だった。 伊吹と仙波は過去を水に流し桜田に復讐すべく共同作戦を練る! この映画で注目するのは日活から脱退した藤竜也と 同じく日活出身である渡哲也の弟・渡瀬恒彦 更に東映で人気急上昇中であった千葉真一の同世代による共演であり 藤竜也に関しては千葉、渡瀬とはその後、共演する機会はなく この作品が幻の豪華共演作となるのです。 3人の出世争いとしては千葉はアクション俳優として人気を博し JACアクションとしてメタルヒーロー物や 「影の軍団」などで活躍し志穂美悦子、真田広之など 後継者を育てており 渡瀬恒彦は「赤穂城断絶」「事件」でブルーリボン賞、日本アカデミー賞 キネマ旬報で助演男優賞を受賞する実力を見せ 藤竜也はテレビドラマ「時間ですよ」で人気を博すも 大島渚監督作品「愛のコリーダ」では劇中の過激な演技により しばらくの間、仕事を干されてしまったそうです。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村  この商品は送料無料です。 千葉真一/影の軍団II COMPLETE DVD 弐巻

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