|
|
|
2011.10.15
テーマ：映画レビュー(889)
カテゴリ：外国映画
 1965年のアメリカ映画「Kill- Kill」は 理由のない暴力とセクシュアリティを描き 露骨なヌードシーンは無い有名なカルト映画である。 日系のヴァーラをリーダー格とするロージー、 ビリーの３人組ゴーゴーダンサー達は スリルを求めて砂漠を疾走していた。 彼女達はトミーとリンダという若いカップルに出会い トミーと３人組は言い争いの末、 カーレースをする事になった。 汚い手を使い勝利をもぎ取ったヴァーラに笑われ トミーはヴァーラに掴み掛かるが、 逆にヴァーラに素手で首をへし折られ殺害されてしまい 一部始終を目撃していたリンダは失神してしまった。 ヴァーラはリンダに薬物を投与して連れて行く事にし 長く荒涼としたハイウェイを進む４人組は 年老いた従業員のいるガソリンスタンドに停車した。 給油の間に彼女達は両足が不自由な老人と ベジタブルと呼ばれる筋骨逞しい息子に会った。 スタンドの従業員は老人が列車事故で不具となり 多額の和解金を受け取った事、老人が銀行を信用しておらず その大金をどこかに隠している事を彼女達に話した。 これを聞いてヴァーラは老人から金を強奪する計画を立てる。 老人は２人の息子と一緒に寂れた屋敷に暮らし 過去に老人は列車に乗り遅れそうな若い女性を助けようとして 誤って事故に遭い半身不随となったが その女性が平然と次の列車に乗って立ち去った事から 若い女性を憎悪していた。 また、あまりにも巨躯の次男ベジタブルを出産した為に 妻が亡くなった事から、この次男も嫌っており 体のいい道具として扱っていた。 ベジタブルとの会話では彼に指図して 女性を殺害した過去がある事も仄めかされている。 ヴァーラ達３人組はリンダを連れ 招かれざる客として老人の屋敷に乗り込むが・・・ この映画の主役・ヴァーラを演じたのが トゥラ・サターナであり彼女は北海道で生まれた日系２世で ９歳の頃、５人組の男に乱暴にされた事を気に 合気道と空手を学び、その後５人組に復讐を果たした。 女優として「ナポレオン・ソロ」「バークにまかせろ」に出演し 本作で彼女はスタントシーンも戦闘シーンも全て 自分自身で演じたのであった。 本作は「ピンク・フラミンゴ」「ロッキーロラーショー」等 カルト映画の第１線に挙げられるが彼女は 50年に亘り写真、彼女を模したフィギュアが販売されている。 しかし2011年2月4日、心不全のために死去しました。    にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村  ファスター・プシィキャット!キル!キル! Tシャツ/Adult Tee White/RQ-10 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2011.10.15 22:36:51
コメント(0) | コメントを書く
[外国映画] カテゴリの最新記事
|
|
