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テーマ:特撮について喋ろう♪(4354)
カテゴリ:東宝特撮映画
「透明人間」「美女と液体人間」「電送人間」 「ガス人間第1号」「マタンゴ」と続いた 東宝変身人間シリーズが28年ぶりに帰ってきた。 1991年に公開された東宝特撮映画「ミカドロイド」は 東宝変身人間シリーズ第6弾となる作品である。 第二次世界大戦末期、旧日本軍は極秘裏で 本土決戦に向けた秘密兵器を開発していた。 その中の一つである人造人間 「百二十四式特殊装甲兵ジンラ號」は 不死身兵士を特殊装甲に包み敵を殲滅するという 究極の殺人兵器だった。 外観は潜水服のような全身装甲服であり 耐弾性と積層装甲のため丸っこい体型となっている。 ヘルメット状の頭部装甲には 双眼の丸いゴーグル状レンズがある。 中には不死化され自我を失った兵士・鍋島(破李拳竜)が 存在しており、一度起動すると殺戮の限りをつくす。 しかし、東京大空襲による混乱の中 研究所の責任者(伊武雅刀)は瀕死の重傷を負いながらも 人造人間・鍋島のジンラ號を解き放つが 戦況の悪化に伴い計画は破棄。 開発スタッフは口封じのために全員処刑され ジンラ號は地下の秘密研究所もろとも密かに遺棄された。 時は大きく経ち、バブル全盛期の現代、 仕事も恋も旺盛な女性・彩子(洞口依子)は 夜の街を闊歩し遊びまわっていた。 東京ではジュリアナを中心としたディスコが流行し 彩子もディスコで遊びまわっていた。 しかしそこは嘗て遺棄された秘密研究所の真上に 建設されたディスコであり、地下で起こった漏電が 人知れず眠りについていた人造人間・鍋島に再び生を与えた。 数十年の時を経てジンラ號が甦る。 その頃、彩子は地下駐車場で偶然居合わせてしまった 電気工の冨田(吉田友紀)と、ふとした偶然で その地下駐車場の更に地下の迷宮に迷い込んでしまい 閉じ込められてしまう。 そこには突如、活動を再開しプログラムされた通りの 無差別殺人を開始していたジンラ號がいる。 今なお眼に入るものすべてを殺戮する殺人兵器として! 彩子と冨田は未完成の人造人間として老いる事も出来ずに 彷徨い続けてきた元被験者の軍人二人と出会い ジンラ號との死闘を繰り広げる事となったが・・・ この映画は不死化人間に変身させられた鍋島が 殺人しか考えてない行動を見事に映像化し 特技監督:樋口真嗣の事実上のデビュー作である。 また主役は東宝特撮映画歴代3人目となる 女性が主役の特撮映画であり、彩子を演じた洞口依子は 雑誌「GORO」の激写にて芸能界デビューし 伊丹十三監督の映画の常連出演者でもある。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 【25%OFF】[DVD] ミカドロイド お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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ミクロイドなら知っているんだけどなぁ・・・
(2011.10.23 23:44:47)
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