メタボの気まぐれ

2012/03/22(木)21:40

力道山の鉄腕巨人

格闘技映画(17)

戦後日本のスーパースター力道山 馬場、猪木の師匠で日本プロレス界の父 力道山の初出演映画となったのが1954年に 新東宝映画「力道山の鉄腕巨人」である。 小児麻痺の保(小畑やすし)に、ある日 力道山が見舞いに来た。 それは力道山が保の父・兵六(柳家金語楼)の子供が 小児マヒで足の立たないのに同情し レスリングを見せて保少年を喜ばせる為だった。 感激した保少年はこの日、夢を見た。 それはジャングルに暮らす山男・力道山と 保少年が偶然遭遇し そのジャングルの中で光線銃の研究をしている 天知博士(古川緑波)を襲ったギャングの 殿村(富田仲次郎)に会った。 ギャングをやっつけた力道山だが 虫の息の博士は放射能を除去する装置を渡され 秘密の半分を持っている娘・曉子(安西郷子)を 守ってくれと言って死んでしまう。 ギャングを追跡する力道山だったが 乗っていた貨物車が海に転落してしまう。 その後、魚河岸で汚染マグロと一緒に引き上げられた力道山は 高濃度の放射能に汚染されていたので 検査官(松本朝夫)は慌てて力道山を保護しようとするが パトカーに驚いた力道山は銀座方面へ逃走。 東京の街に出て腹を空かせた二人が忍び込んだのは ステージが終った少女歌手(松島トモ子)の楽屋で 匿われて一安心した。 しかし力道山が木の上で熟睡している隙に ギャングが保少年を誘拐してしまう。 一味のボス(安部徹)は博士の助手・池島(小笠原弘)を 買収して娘を誘き出させようとする一方で 保少年を探していた力道山はギャングを発見、 しかし殺人光線銃により再び取り逃がしてしまう。 前世紀の怪物に間違えられた力道山は警察に捕われてしまい 留置場で偶然、保少年の行方を知っている人物から 行方を聞いた力道山は留置所の鉄格子を握って暴れ、 警察署の建物を大揺れさせた。 所がこの警察署ではギャングの魔手から逃れた 保少年と共に保護された博士の娘がいた。 事情聴取していた警官(丹波哲郎)は地震に大慌て。 保少年は放射能除去装置で力道山を救い ギャング団の黒幕を突き止めた。 この映画はラストで力道山がプロレスの試合で 観客を沸かせるという趣向で 当時のトップレスラーを出演させている。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 【送料無料】力道山の鉄腕巨人

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る