メタボの気まぐれ

2012/12/28(金)21:43

必殺!三味線屋 勇次

映画・必殺シリーズ(13)

「必殺始末人」3部作が終了してから1年後の 1999年2月、新・必殺仕事人の登場人物である 三味線屋・勇次を主役に据えた映画が 「必殺!三味線屋 勇次」である。 晴らせぬ恨みを晴らす仕事人・勇次(中条きよし) 勇次の仲間である髪結いの弥助(阿部寛)は 行き付けの夜明かしの女将・おとよ(天海祐希)に 秘かな愛情を交わしいた。 しかし、そのおとよには人には言えない暗い過去があり 実は彼女、江戸の町で大人気の秘薬・回春丸の開発者 上総屋・九兵衛(入川保則)の一人娘だったのだ。 ところが回春丸の服用者に死人が出た事から 上総屋は人々から人殺しの汚名を着せられ出奔。 そこへ目を付けた悪徳薬問屋の富貴屋・藤兵衛 (中尾彬)によって上総屋は囚われの身となり 行方不明の父を思うおとよは夜明かしの女将となって 健気に生きていたのだ。 だが、そんなおとよの事情を全て知っていた弥助は 父親を回春丸によって亡くしていた才蔵(金山一彦)の 調べで上総屋が富貴屋に囚われている事を知り 上総屋を助けだそうと画策。 しかし上総屋は富貴屋の療養所で死んでしまい 上総屋の死体を自殺のように見せかけて川に流した。 そんな富貴屋のやり方に怒りを爆発させた弥助は 勇次に富貴屋殺しの仕事の依頼をするが 情が絡んだ仕事は受けられないと申し出を断られる。 仕方なく仕事人・内田平内(清水健太郎)と共に 富貴屋に乗り込む弥助だったが 富貴屋に内通していた内田の裏切りで 弥助は返り討ちに遭ってしまった。 そして富貴屋とつるんでいた火盗改役の 坂巻(石橋蓮司)の命令で弥助は獄門さらし首となり それを見たおとよも失意のうちに自害してしまう。 そんなふたりの非業を知った勇次は 窃盗集団の元締・お喜和(名取裕子)と 弥助の上方時代の仕事人の元締・伝兵衛(藤田まこと)らと共に 晴らせぬ恨みを晴らすべく立ち上がった! この映画はもともとは中条きよしの座長公演 「必殺三味線屋勇次」の流れを汲むテレビシリーズとして 中条が企画を出したが、当時の朝日放送、 および松竹の経営難もあり実現しなかった。 そこで中条が主演していたオリジナルビデオの製作会社 「ミュージアム」および親会社の「グランプリ」の 企画として劇場映画版が実現した。 また藤田まことが中村主水以外の人物として 元締・伝兵衛役で特別出演している。 伝兵衛が勇次に「八丁堀の旦那はん(中村主水)は どないしはったんや」と尋ね 死んだと聞かされて「はぁ、そらご愁傷さまで・・・」 というマニア心理をくすぐる場面も撮影されたが 劇場公開時にはカットされた。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 【新品DVD】必殺!三味線屋勇次【年末年始】【福袋】

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