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テーマ:映画レビュー(887)
カテゴリ:格闘技映画
日本人がいちばん 力道山を知らない・・・ プロレスラー・力道山を題材とした日韓共同映画が 「力道山-Rikidozan-」であり韓国では2004年12月に公開され 日本では2006年3月より全国上映された。 太平洋戦争が終わった1945年。 貧困の祖国を離れ、いい暮らしを夢見て相撲取りになり 単身日本に渡ってきたシルラク(ソル・ギョング)。 だがそこは先輩力士からの厳しい指導を 耐え忍ぶ辛い日々が待っていた。 そんなある日、力士のタニマチ・菅野(藤竜也)の世話で 座敷に上がる芸者の綾(中谷美紀)と出会う。 身寄りのないもの同士深い愛情で結ばれていく二人。 心の支えを得たシルラクは力士“力道山”となり 関脇にまで登り詰める。 順調に綱取りを目指す力道山であったが そこには目に見えない民族の壁が存在していた。 力道山はそんな相撲界に見切りをつけ 国籍や人種に囚われる事なく自分の力を試せる場として 西洋のスポーツ“プロレス”に活路を見出すのだった。 この映画の主役の力道山役には韓国No.1の実力派俳優 ソル・ギョングを迎え、彼は体重を20キロ以上増やし 日本語のセリフという難題も見事にクリアし その類稀なる役者魂に世界中が絶賛した。 更に力道山の妻に中谷美紀、後見人に藤竜也、 マネージャーに萩原聖人など日本からも 豪華俳優人が総出演するだけではなく 数々の名勝負を演じるレスラーには 木村政彦をモデルにした井村昌彦に パンクラスの船木誠勝 力道山をプロレスに導いたハロルド坂田に 全日本プロレスの武藤敬司 大山倍達と共に海外遠征をした力道山に プロレスリング・ノアの秋山準ほか 有名格闘家が多数出演。 これは力道山の実子である当時ノア副社長 百田光雄が協力して出来た作品であるため プロレスラーが端役で出演する事になった。 また公開された7月に東富士役の橋本真也が 急死してしまい、この作品が遺作となった。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 力道山 デラックス・コレクターズ・エディションソン・へソン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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「力道山、万歳」が「じき倒産、万歳」に聞こえるという哀しい笑い話を思い出しました
(2013.03.09 22:03:21)
日本にプロレスを起こした力道山、私はリアルタイムでは知らないが、当時の日本のヒーローであったことは間違いないですなー、彼は一生懸命、日本人になりきろうとした、事実、日本語がうまかったという、その対極にあるのが、これまた格闘技界に貢献した大山倍達、力さんは北(北朝鮮)出身、大山さんは南(韓国出身)反目しあっていた二人だが、なぜか姿が似ているのに驚いたもんですなー(若い頃の大山先生)大山先生は著書で「自分の最大のライバルは力道山であったかもしれない」と書いてありました、多分、意識していたんでしょう、当時の日本人に夢を与えた、偉大な格闘家ですなーお二人とも!
(2013.03.22 13:17:01)
sudoさん
力道山と大山倍達 格闘関係の玄人しか分からない 宿命のライバル・・・ と、言うよりも 「太陽」の力道山 「月」の大山倍達 その様な天に輝く描写が似合う二人だと思います^^ (2013.03.22 23:37:16)
うーん、またしても空手界から偉大な武道家が天に召されました(もっとも、私は霊界など信じてはいないんですが!)力道山の張り手を空手チョップに改良することをアドバイスした拳道会の重鎮であった、中村日出男先生、齢99歳!確か、誕生日が6月だったか?100歳を目前にして肺炎で死去! 驚嘆すべきは、90歳をこえても1時間の稽古をしておられたとか!すばらしいですなー、沖縄空手の上原清吉先生、大東流合気術の佐川幸義先生、に続き、長寿をまっとうされました、合掌……。
(2013.06.01 19:32:32)
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