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2013.03.26
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カテゴリ:特撮
マグマ大使・パイロット版.jpg


マグマ大使、それは1965年当時、
人気少年月刊誌である「少年画報」に連載されていた
巨匠:手塚治虫の漫画作品である。

このマグマ大使を映像化するに当たって
数々の困難と人間ドラマがあった。

まず、前番組と考えられる手塚治虫:原作の「W3」が
裏番組の「ウルトラQ」に視聴率を奪われた事から
フジテレビがこれに対抗し特撮番組制作を
企画した事に始まり

フジテレビはこれを広告代理店である
東急エージェンシーに依頼。

これに先駆けてアニメ制作会社・ピープロは
「クラブ君の冒険」というテレビ特撮番組の
白黒パイロットフィルムを制作していた。

ピープロ社長のうしおそうじ(鷺巣富雄)によると
この作品を虫プロで試写した際に
同席していた東急エージェンシーの
プロデューサーの目に留まる事となり
これを買い付けてスポンサーにロッテを繋ぎ、
局に打診した所、ロッテ側から
「もっと知名度のあるものを」との声が上がった。

これを受けてうしおそうじが当時、
手塚治虫が雑誌連載中だった「マグマ大使」を思いつき
箱根で忘年会中だった旧友・手塚の元へ直接談判に向かった。

原作者の手塚治虫は、うしおそうじから
実写特撮ドラマ化の話を持ちかけられた時、
1959年の実写版「鉄腕アトム」が
1年間に及ぶ人気作となったものの
原作のイメージと余りにもかけ離れていた為、
自分の漫画を実写にする事に対し
不信感を抱き難色を示していた。

だが手塚治虫は実写化に当たって
「マグマ大使」と「ビッグX」の二者を候補に挙げ
うしおは怪獣を登場させやすいヒーローとして
「マグマ大使」を選んだ。

こうした経緯もあり、手塚が「マグマ大使」の実写化を
許諾した事は業界の内外でも大きな驚きを以って
受け止められたという。

こうして制作まで漕ぎ付けた「マグマ大使」を
フジテレビに見せるべく作り上げたのが
パイロット版「マグマ大使」である。

これを視聴したフジテレビは
俳優、声優、特撮技術、アニメ技法に関して
かなりの絶賛であったが唯一、難色を示したのが
マグマ大使の顔、即ち人間の顔に銀粉を縫って
無表情でしゃべるその様がNGとなった。

ピープロは顔を仮面にする事によって
ヒーロー感をより一層強くして
フジテレビ側から特撮ヒーロー番組企画に
腰の声が強くなった。

こうして制作が決定し
番組開始前のプランニングには
映画畑の人材が集められたが
その中に田原総一朗の姿もあった。

また放映開始までの製作期間に余裕がない為に
第1話は脚本を製作する暇がなく
原作漫画をほぼそのまま使用した。

番組予算は1話につき500万円であり
やはり手間暇のかかる特撮ドラマだけに
ストーリーを4話完結方式を取る事にした。

これが「マグマ大使」誕生秘話である。


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Last updated  2013.03.26 20:51:52
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