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2014.03.13
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カテゴリ:寅さんシリーズ
男はつらいよ 寅次郎の縁談.jpg


「添うべきか、それが問題だ」

1993年12月25日に公開されたシリーズ第46弾
「男はつらいよ 寅次郎の縁談」
今回のマドンナは2度目の登場となる
アカデミー賞女優の松坂慶子。

来年に大学を卒業して就職しなければならない
満男(吉岡秀隆)は不況の追い風を受けて
採用試験に苦戦していた。

さくら(倍賞千恵子)と博(前田吟)は
苛立つ満男をハラハラしながら見守るだけ。

そのうち、自分自身にも嫌気が差した満男は
旅に出てしまうのだった。

そんな時、久しぶりに葛飾に帰った
フーテンの寅(渥美清)は
事情を聞いて満男を連れ戻す事を安請け合い
早速、瀬戸内海の小島・琴島へ出掛けた。

満男を見つけ出し説教してみたものの
当の本人は看護婦の亜矢(城山美佳子)に
恋してしまい帰る気がない。

寅はその晩、取り合えず満男の居候先に泊まり
そこには年老いた田宮善右衛門(島田正吾)と
その娘・洋子(松坂慶子)がおり
洋子は絶世の美女で神戸では
料理屋もやっていたという。

しかし不況の為に借金を作ってしまい
それを返すために働き過ぎて体を壊し
この島に帰って来たのだった。

疲れ切った様子の洋子を寅は一生懸命勇気づけ
洋子は寅の優しさに次第に惹かれていった。

ある日、洋子は満男に寅への気持ちを伝え
満男自身もまた亜矢から告白され
尻ごみしてしまう。

そして明け方、寅は洋子に置き手紙を残し
満男も就職する為に東京へ帰るのだった・・・

この映画では「釣りバカ日誌」の
ハマちゃんと思しき男(西田敏行)が
“とらや”の前の通りを横切り
すれ違いざまに店の面々と二言三言会話を交わして
去っていくシーンがある。

松竹制作の2大人気シリーズ間での
「スターシステム」という発想を取り入れた
珍しい演出である。

また御前様役でレギュラー出演していた
笠智衆は前作終了直後に亡くなっている為
キャストロールからも名前が消え
当然出演もしていないが、

この作品では御前様の娘・冬子役で
かつて出演していた光本幸子が久々に出演。

さくらが冬子に「御前様お元気?」
と話すシーンがあり、笠智衆が亡くなっても
御前様は健在であるという設定になっている。


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Last updated  2014.03.13 20:11:02
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