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テーマ:特撮について喋ろう♪(4368)
カテゴリ:外伝
「この作品はフィクションであり、 登場する人物・団体・名称等は架空であり、 実在のものとは関係ありません」 テレビドラマにおいて、必ず最後に説明される文章である。 伊集院洸曰く「これの走りが超人バロム1」の あの事件である」と説明した。 それが、1972年の「ドルゲ事件」である。 その経緯は、本作が放送され始めてから間もなく、 神戸市に在住していた「ドルゲ」姓のドイツ人音楽講師が 「バロム1 に出てくるドルゲがもとで 息子がいじめられるかも知れない」として放送局に抗議、 名前使用差し止めの仮処分申請をする事件が起きた。 このことは当時の朝日新聞1972年8月25日「魔人ドルゲは僕じゃない 友達がいじめる。同姓の坊や仮処分申請、 1972年9月26日「悪玉ドルゲ、童心に降参 11月で姿を消します A君(原告の少年氏名)の言い分通る」に掲載され、 第29話以降、番組オープニング・タイトルのラストに フィクション作品であることを示す 注意テロップが挿入されるようになった。 局側は番組の設定変更を急には行なえない事を説明し、 対応策としてミスタードルゲ役の室田を降板させる事で了承を得た。 番組が全35話という比較的短期間で終わったのは、 この件の影響だと言われている。 ただし局プロデューサーの佐野は、 番組が35話で終了したのはこの件が直接の原因ではなく、 視聴率の問題や作品的に、仮面ライダーを超えられなかったと語っている。 ちなみに「この作品はフィクションであり~」は 1960年、三島由紀夫の小説で実在の元外務大臣と 高級料亭の女将をモデルにしたものが連載され これが問題となり「実在の人物とは何ら関係ありません」という “ただし書き”を掲載したのが最初で テレビドラマでは1964年放映の「第7の男」が最初である。 九ポ堂 架空商店街ハガキ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.08.20 08:57:50
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