2018/07/02(月)22:27
天才バカボン
「これで、いいのだ」
“スポ根アニメの金字塔”と称され、
およそ3年半に及ぶ長期の人気に支えられた
「巨人の星」の後番組として製作されたのが
赤塚不二夫の「天才バカボン」である。
キャラクターデザインや人物造形については
原作をほぼ踏襲しているが「本官さん」のみ
本作品用に描き改められ、1つだけだった鼻の穴が
普通に2つ付いており、更に目玉がつながっていない。
一方で、作品のテーマが大きく異なっており
原作ではバカボンのパパをはじめ、
登場人物がおかしな行動をとる事で一般常識や
漫画作品としてのルールすらゆさぶり、
ストーリーや設定の破たんすらお構いなしの
ナンセンスな世界を展開するのが狙いだったのに対し、
本作品ではバカボンのパパたちの一見おかしな行動は
「無垢な心の表れ」であり、彼らの作為のない真心が、
結果として問題を解決へ導いたり周囲の人々に幸せを招くという、
「もーれつア太郎」的な「人情劇」を彷彿とさせる
全く異質な世界観に改変された。
これは「子どもに見せたくない番組」を実施していた
日本PTA全国協議会から番組内容に
クレームが寄せられた事が影響している。
また番組スポンサーの大塚製薬からは
「パパが働かないで生活してるというのはおかしい。
設定上の職業ではなく、パパが働いてるシーンを
映像で見せて欲しい」との要望が出され、
苦肉の策として「パパを植木屋に就かせる」という
本作独自の設定が生まれた。
しかし、これらの内容改変は、「パパは無職
(バガボンド=放浪者)でないといけない」としている
原作者、赤塚を大いに失望させる事となった。
この他にも、バカボンの学校生活が原作より多くなり、
担任の「凡田先生」、ガールフレンドの「さくら」、
ガキ大将の「中村」・「青成」といった、
原作に無いオリジナルレギュラーキャラが加わった。
またママが激怒すると、落雷場面がカットインする演出があった。
スポットや次週予告での最後の決めゼリフは、
パパの「来週の天才バカボンを見よ!
見ない奴は死刑なのだ!」というものだった。
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